今日の難読漢字は
「努々」
「達磨」
「歪曲」
「家鴨」
「凡そ」
の5つです。
さて、なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「努々」
「努々」
この言葉は、普段の日常会話ではあまり使わない言葉かもしれません。
しかし、マンガやアニメ、小説では頻出する漢字の1つです。
「努力」の「努」なので「どど」と読みたくなってしまいますが、違いますよ!
「努々」読み方のヒントは?
「努々」は通常、禁止を表す言葉や打消の言葉を伴い、「決して」「少しも」「まったく」などの意味で用いられます。
「努々忘れるな」
や
「彼がそのような人だとは、努々思いもしなかった」
と使うんですよね!
アニメでは、師範キャラや兄貴分のキャラが、主人公を指導する際などに頻出する表現です。
もうおわかりですね?
「努々」の読み方、正解は……
「努々」の正解は……
「ゆめゆめ」です!
「ゆめゆめ忘れるな」は「決して忘れてはいけない」という意味で使われています。
また、禁止語や打消語を用いない場合は、「つとめて」「心して」という意味があります。
ひらがなで「ゆめゆめ」と書くと、なんだか可愛い雰囲気がありますね。
今後小説やマンガで出てきたときはゆめゆめ間違えないよう、しっかり覚えておいてくださいね!
2つ目の漢字は「達磨」
「達磨」
は日本人にとってもなじみ深い縁起物。
ひらがなで書かれることが多いので、もしかしたら漢字を知らない方もいるかもしれません。
「たつま」と読むのは間違いですよ!
ぜひルーツを知って、正しく読めるようになりましょう!
「達磨」読み方のヒントは?
「達磨」は、サンスクリット語に漢字を当てた言葉です。
日本では、赤色の張り子で、手足がなく、顔が大きい姿で作られることがしばしばあります。
基本的には白目のまま販売され、祈願のために左目を、成就したときに右目を書き入れる風習があります。
もうおわかりですね!
「達磨」の読み方、正解は……
「達磨」の正解は……
「だるま」です!
日本で売られている赤い達磨のモチーフは、仏教の達磨大師と呼ばれる僧侶。
達磨大師は、壁に向かって9年間も座禅を組んでおり、そのせいで手足が腐ってしまった……という伝説があります。
だから今日の達磨は、あのような丸っこいフォルムをしているんですね!
実は筆者が子どもの頃は、あの丸い形と白目の姿が怖くて怖くて仕方ありませんでした……。
近所の駄菓子屋さんやおばあちゃんの家で大きな達磨を見つけると、泣き出してしまうほどに怖かった思い出があります。
トラウマ級に怖かった理由は、達磨がどうしてこの姿なのか知らず、「ホラーアイテム」だと思ったからなんですよね……笑
達磨は何度倒れても起き上がる「不撓不屈(ふとうふくつ)の精神」を意味し、
赤色には魔除けの効果があり、多くの病や災いを防ぐことができる縁起物……。
もし達磨を怖がる小さな子がいたら、ぜひ達磨のルーツを教えてあげてくださいね!
歴史を知っていたら、もしかしたら怖くなくなるかもしれません。
3つ目の漢字は「歪曲」
「歪曲」
「曲」は、小学生でも習う簡単な漢字。
「歪」は、常用漢字ではありませんが「歪(いびつ)」「歪む(ゆがむ)」などのように使われるのはよく見かけますよね。
この2つの漢字を合わせた「歪曲」は何と読むか分かりますか?
「いきょく」「えんきょく」ではありませんよ!
「歪曲」読み方のヒントは?
ヒントは、「わ」から始まるひらがな4文字。
意味は「物をゆがめてまげる」「事実を故意にゆがめて伝える」という意味で使われることが多いです。
また、類語には「捻じ曲げる」「曲説」などが挙げられます。
そろそろわかりましたか?
「歪曲」の読み方、正解は…
正解は……
「わいきょく」
です!
「知らない間に話が歪曲されて伝わってしまった。」
「魚眼レンズは、意図的に歪曲を利用してつくられたレンズである。」
などのように使います。
「歪」という漢字は、1文字で「いびつ」と読むことができますが、「歪む」の場合は3つの読み方があるのをご存じですか?
- ゆがむ …物の形・心や行いがねじれて、正しくなくなる。
- いがむ …ゆがむの音変化。意味はゆがむと同じ。
- ひずむ …テレビ・音楽などの音がゆがむ場合に使われることが多い。
日常生活の中に出てくる読み方としては、「歪む(ゆがむ)」と読む場合が多いです。
状況によって「ゆがむ」「いずむ」「ひずむ」の3通りの読み方があるので、状況によって使い分けられるようにしましょう!
4つ目の漢字は「家鴨」
日常生活ではひらがな・カタカナで表記されることが多く、漢字になると読み方がわからない言葉って意外と多いですよね。
特に、動物の名前にはそんな言葉が多く、
「家鴨」
もそのひとつです。
そのまま「いえがも」と読んでしまったあなた!間違いですよ!
「家鴨」読み方のヒントは?
ヒントは、「家」「鴨」をそれぞれ分けて考えてみてください。
「鴨」という漢字を使っている通り、カモ科の鳥類です。
鳥類ですが空を飛ぶことはできず、不格好な姿で歩きます。
また「家」という漢字の通り、家で飼われていることが多いです。
「家」で飼われている「鴨」といえば…?
最後にとっておきのヒント!
「あ」から始まる、ひらがな3文字の言葉です。
もうわかりましたね?
「家鴨」の読み方、正解は…
正解は……
「あひる」
です!
野生のマガモを飼いならして家禽(かきん)としたことから「家鴨」と表記されるようになったのだとか。
普段ひらがなで書かれている漢字を、サッと読めたらかっこいいですよね!
5つ目の漢字は「凡そ」
「凡そ」
「平凡」「凡庸」などの言葉から「ぼんそ」と読んでしまった人がいるのではないでしょうか。
「凡例(はんれい)」という言葉もありますが「はんそ」でもありません。
「凡そ」読み方のヒントは?
ヒントは「物事のだいたいのところ」「一般的に」「全く」という三つの意味があります。日常会話でよく使う言葉です。
類語は
「ざっくりと」
「総じて」
「あらかた」
などが挙げられます。
「凡そ」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「およそ」
です!
「出席者の人数を凡そでいいから知りたいから連絡をください」
「あのサークルのメンバーは、凡そ真面目な人が多い」
「あの小説ときたら、凡そつまらない話だった」
のように使います。
ちなみに「およそ」と似た言葉に「おおよそ」があります。「おおそよ」は「凡そ」と書く場合と「大凡」と書く場合があります。
「およそ」と「おおよそ」の違いですが、実は同じ意味の言葉です。もともと「おおよそ」が音変化したものが「およそ」というわけです。
厳密な使い分けはありませんが、口語では「およそ」を文語では「おおよそ」を使う場面が多いと言われています。
いつの間にか無意識で使い分けている人も多そうですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
まとめ
今日の難読漢字5つ、あなたはいくつ読めましたか?
ぜひまた漢字クイズに挑戦してみてくださいね☆
最後までお読みいただきありがとうございました!