今日の難読漢字は
「弛まぬ」
「女郎花」
「生粋」
「烏賊」
「束子」
の5つです。
さて、なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「弛まぬ」
「弛まぬ」
「弛む」という漢字は、「ゆるむ」と読むのが一般的です。
「弛まぬ」も「ゆるまぬ」と読めないというわけでもありませんが、もっとかっこいい読み方があるのはご存知でしょうか?
今日は「弛まぬ」の読み方を考えてみましょう!
「弛まぬ」読み方のヒントは?
「弛まぬ」は「弛まない」と同じ意味で使用します。
「弛む」には怠ける、心が弛む、張り詰めていたものが垂れたようにゆるむ、などの意味があります。
それに否定語が伴っているので、弛まない、怠けない、という意味になりますね!
日常的には「弛まぬ努力」のように使う機会が多くあります。
「弛まぬ」の読み方、正解は……
「弛まぬ」の正解は……
「たゆまぬ」です!
つまり「弛まぬ努力」というのは、怠けることなく、勢いを緩めることなく、常に努力をし続ける……という意味なのですね!
ちなみに「緩む」と「弛む」には、どちらも張っていた状態から解放される、緩和される、という意味があります。
「弛む」は「たるむ」とも読めるので、状況によって使い分けられるようにしましょう!
2つ目の漢字は「女郎花」
花の名前って、どうして難しい読み方をするのでしょう?
「あじさい」は「紫陽花」
「ひまわり」は「向日葵」……。
どれもこれも、ストレートには読めません……!
ではでは、「女郎花」は、なんて読むかわかりますか?
一緒に考えてみましょう!
「女郎花」読み方のヒントは?
「女郎花」は、日本で古くから親しまれている花で、秋の七草の仲間でもあります。
女郎花とよく似た花には「男郎花」があり、「男郎花」はオトコエシと読みます。
ということは、「〇〇〇エシ」と読むのが正解だと考えられますね!
「〇〇〇」の部分は、ストレートに「オンナ」と読むのではありません。
きっとここまでヒントがあれば、知っている花が1つは見つかるはず……!
「女郎花」の読み方、正解は……
「女郎花」の正解は……
「おみなえし」です!
女郎花の名付け由来は諸説あります。
1つ目の説は、男郎花と比較して、女郎花の花には優しい雰囲気があるからです。
女郎花の持つ優しい雰囲気が、男郎花に対して女性らしいということから「女郎花」と書くようになりました。
2つ目の説は、「女飯(オミナメシ)」から。
昔、女性は黄色い栗ごはんを食べていたといわれており、栗ごはんのことを「女飯」と呼んでいました。
女郎花の花が栗ごはん(女飯)のように黄色いことから、「オミナエシ」と書くようになったのだとか。
3つ目の漢字は「生粋」
「生粋」
どちらも常用漢字として、日常生活でもよく見かけますよね。
漢字一文字で「生(なま)」「粋(いき)」と読むことができるため、「なまいき」って読んでしまってませんか?
なまいきは漢字で書くと「生意気」なので、もちろん違います。
「生粋」読み方のヒントは?
生粋は、「まじりけが一切ない」という意味があります。
類語には
「純一無雑」「精粋」などが挙げられます。
「生」という漢字の読み方を、すべて当てはめてみると…
「生粋」の読み方、正解は…
正解は……
「きっすい」
です!
「あの人は口は悪いが、根は優しい生粋の江戸っ子だ。」
「生まれも育ちも生粋の日本人です。」
などのように使います。
普段からよく使う「生」という漢字には、非常に多くの読み方があります。
- せい … 「生物」「学生」など
- しょう … 「一生」「殺生」など
- い … 「生きる」「生かす」など
- う … 「生まれる」「生む」など
- は … 「生える」など
- なま … 「生意気」「生半可」など
- お … 「生い立ち」など
- き … 「生一本」など
漢字の読み方が思い出せないときは、それぞれの漢字の読み方を当てはめてみることで、思い出せるかもしれまんよ!
4つ目の漢字は「烏賊」
動物の名前を表す漢字は、予想外な読み方をするものが多いですよね。
「烏賊」
も、そのひとつ。
「烏(からす)」と「賊(ぞく)」を合わせると、いったいなんと読むのでしょうか?
「烏賊」読み方のヒントは?
ヒントは、ひらがな2文字の生き物。
「烏(からす)」という漢字を使っていますが、鳥類ではなく海の生き物です。
食用として使われることが多く、刺身・焼き・干物などさまざまな料理に使われています。
ここで最大のヒント!
腕が10本あり、敵に遭遇すると黒い炭を吐いて逃げ出します。
もうわかりましたね?
「烏賊」の読み方、正解は…
正解は……
「いか」
です!
「烏賊」という漢字の由来は諸説あり、確かなことはわかっていません。
水面に漂うイカを烏(カラス)が捕まえに降りてきたところ、逆にイカが水中に引きずり込み捕えてしまったという中国の伝説から、「烏を襲う賊のような生き物」という意味でつけられたという説があります。
さらに、イカの墨が烏のように黒いから「烏賊」となったという説も。
普段はカタカナで表記されることが多いですが、「烏賊」という漢字を見かけたときは、「こんな由来があったな。」と思い出してみてくださいね。
5つ目の漢字は「束子」
「束子」
「花束」「書類の束」などで使う「束」という漢字と子供の「子」でなんと読むかわかりますか?もしかしたら「たばこ」と読んでしまった人がいるかもしれません。
「束子」読み方のヒントは?
ヒントは、昔はどこの家にもあった汚れを落とす時に使う物の名前です。最近はもしかすると置いていないご家庭もあるかもしれません。
名前の前に「スチール」とか「アクリル」「亀の子」とつく場合があります。もうおわかりですね?
「束子」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「たわし」
です!
束子はもともと、藁(わら)やシュロ(ヤシ科の常緑高木)の毛を束ねてつくっていました。
束子の語源には諸説ありますが、束ねたものという意味で「たばし」と呼ばれていたものが、時代とともに変化して「たはし」となり、現在の「たわし」になったという説が有力です。
今でも方言で「たばし」と呼ぶ地域もありますが、むしろ昔ながらの呼び方といえるでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
まとめ
今日の難読漢字5つ、あなたはいくつ読めましたか?
ぜひまた漢字クイズに挑戦してみてくださいね☆
最後までお読みいただきありがとうございました!