漢字読み講座

【今日の難読漢字】「凱 」「臆る」「 普く 」「徒に」「 寿ぐ」あなたは読めますか?

今日の難読漢字は

「凱 」

「臆る」

「普く 」

「徒に」

「 寿ぐ」

の5つです。

さて、なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「凱」

「凱」

この漢字一字で、何と読むかわかりますか?

「凱旋(がいせん)」という熟語もありますので、音読みを知っている人は多いでしょう。

しかし、今回の問題は「凱」一字の訓読みです。

わからなかったあなたは、下記で発表する正解と解説を参考にしてくださいね。

「凱」の読み方のヒントはコレ!

「凱」の読み方のヒントは、下記の通りです。

ヒント:「戦いに勝って叫ぶ声」のこと。

なんとなくピンときた人もいるのではないでしょうか?

「凱」の読み方!正解は…?

「凱」の読み方、正解は……

「かちどき」です!

「凱」の意味は、「戦いに勝って叫ぶ声」

同じような意味を持つ熟語としては、

  • 「凱歌」
  • 「凱旋」

などが挙げられます。

「凱」の送り仮名は?

せっかくなので、「凱」の送り仮名についても見てみましょう。

「凱らぐ」が正しい送り仮名で、「やわらぐ」と読みます。

  • 「なごやかに楽しむ」
  • 「うちとけてなごむ」

といった意味を持つ言葉で、

初夏に吹く心地よい風という意味を持つ

「凱風(がいふう)」の熟語もあります。

2つ目の漢字は「臆る」

「臆る」

この漢字、何と読むかわかりますか?

「臆(おく)する」「臆病(おくびょう)」のように

人の気持ちに関連する漢字ですが、

「臆る」と書いて「おくる」と読む分けではありません。

読み方がわからなかったあなたは、

下記で発表する正解と解説を参考にしてくださいね。

「臆る」の読み方のヒントはコレ!

「臆る」の読み方のヒントは、下記の通りです。

  • ヒント1:意味は「考えをめぐらす」「思い巡らす」
  • ヒント2:関連する熟語は「臆断」「憶測」など

なんとなくピンときた人もいるのではないでしょうか?

「臆る」の読み方!正解は…?

「臆る」の読み方、正解は……

「おしはかる」です!

「臆る」の意味は、「考えをめぐらす」「思い巡らす」

「臆」の漢字そのものの意味と同じ読み方をするケースですので、
正解できた人もいるのではないでしょうか。

「臆る」の類義語は?

せっかくですので、「臆る」の類義語についても見ていきましょう。

  • 「臆見」…いい加減におしはかった考えのこと
  • 「臆説」…推測や仮定に従って述べる意見のこと
  • 「臆測」…確かな根拠もなくいい加減に推し量ること
  • 「臆断」…臆測による判断。おしはかって決めること

このように、人の発言や考えに対して使われる言葉が「臆る」の類義語です。

3つ目の漢字は「普く」

「普く」

この漢字、何と読むかわかりますか?

「普通」「普及」といった熟語に使われる漢字ですので、

漢字自体には見覚えがあるはずです。

しかし、「普く」と書いて「ふく」とは読みません。

読み方がわからないあなたは、

下記で発表する正解と解説を参考にしてくださいね。

「普く」の読み方のヒントはコレ!

「普く」の読み方のヒントは、下記の通りです。

  • ヒント1:「もれなくすべてに及んでいるさま」
  • ヒント2:「広く」「一般に」

そろそろわかりましたか?

「普く」の読み方!正解は…?

「普く」の読み方、正解は……

「あまねく」です!

  • 「もれなくすべてに及んでいるさま」
  • 「広く」「一般に」

という意味を持つ漢字で、

「遍く」と表記されることもあります。

「普く」の例文は?

せっかくですので、「普く」を使った例文も見ていきましょう。

  • 普く知られる著名人の本を読む。
  • カリキュラムが普く充実した学校に進学する。

「普く」を使った例文は、上の通りで、

副詞のため、他の品詞に対して意味を付け加える役割を果たします。

全体に行き渡っている様子や、広く一般的に行き渡っている様子を表現したいとき、

「普く」と言い換えることが可能です。

4つ目の漢字は「徒に」

「徒に」

この漢字、何と読むかわかりますか?

「生徒」「徒歩」など、「と」と読む場合もありますが、

「徒に」と書いて「とに」とは読みません。

読み方がわからないあなたは、

下記で発表する正解と解説を参考にしてくださいね。

「徒に」の読み方のヒントはコレ!

「徒に」の読み方のヒントは、下記の通りです。

  • ヒント1:「役に立たない」「無駄に」「むやみに」
  • ヒント2:「物足りない」「風情に欠ける」

そろそろわかりましたか?

「徒に」の読み方!正解は…?

「徒に」の読み方、正解は……

「いたずらに」です!

  • 「役に立たない」「無駄に」「むやみに」
  • 「物足りない」「風情に欠ける」

などの意味を持つ漢字で、

元々の意味は形容動詞「徒だ」からきています。

「徒に」の例文は?

せっかくですので、「徒に」を使った例文も見ていきましょう。

  • 仕事のアイディアが浮かばず、徒に時間が過ぎていく。
  • 勉強に身が入らず、徒に時を費すこととなった。
  • 何が気に入らなかったのか、彼女は徒に騒ぎはじめた。

このように、「無駄に」「むやみに」「無益に」「無用に」

といった状態を表すときに役に立ちます。

漢字は知らなくとも、会話の中で聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。

5つ目の漢字は「 寿ぐ」

「寿ぐ」

この漢字、何と読むかわかりますか?

一字なら「ことぶき」と読む漢字ですが、
「寿ぐ」と書いて「ことぶきぐ」とは読みません。

わからなかったあなたは、

下記で発表する正解と解説を参考にしてくださいね。

「寿ぐ」の読み方のヒントはコレ!

「寿ぐ」の読み方のヒントは、下記の通りです。

  • ヒント1:「喜びや祝いの言葉を述べること」
  • ヒント2:「言葉で祝賀すること」

そろそろわかりましたか?

「寿ぐ」の読み方!正解は…?

「寿ぐ」の読み方、正解は……

「ことほぐ」です!

  • 「喜びや祝いの言葉を述べること」
  • 「言葉で祝賀すること」

このような意味を持つ漢字で、おめでたいときに使うのが一般的です。

「寿ぐ」の例文は?

せっかくですので、「寿ぐ」を使った例文も見ていきましょう。

  • 除夜の鐘が鳴ったので、家族と一緒に新年を寿ぐことにした。
  • だんだん暖かな気候になり、春の訪れを寿ぐささやかなお茶会を開いた。
  • 100歳になった祖母に長寿を寿ぐ連絡をした。

「寿ぐ」は、新年や新しい季節の訪れ、婚約、結婚、合格、入学など

おめでたいことを祝うときに使えます。

ただし、「言葉でお祝いする」という意味ですので、

「贈り物で寿ぐ」「ピアノの演奏で寿ぐ」といった表現は誤りであることに注意しましょう。

まとめ

今日の難読漢字5つ、あなたはいくつ読めましたか?

ぜひまた漢字クイズに挑戦してみてくださいね☆

最後までお読みいただきありがとうございました!