テストがある時や仕事が忙しい時、みなさんはどうやって時間を捻出していますか?
きっと「寝る時間を減らす」と答える人は多いですよね。
しかしそれはBEST…とは言えないんです。
結果を出すために睡眠を削りがちですが、睡眠を削るといい結果がでない可能性があるんですよ。
今回はその理由を睡眠×脳の関係から紐解いていきましょう!
寝不足の人の脳の状態とは?
ちゃんと寝てない人の脳の働きはこんなにも低下してるぞ~!ということを紹介していきます。
これを読んだら、きっと今日の夜はぐっすり寝ようと思うはずですよ。
1.なんにも集中できなくなる
まず最初に紹介するのは、集中力・注意力への影響です。
夜更かしした次の日、ぜんぜん目の前のことに身が入らない…
みなさんも一度はこんな経験があるんじゃないですか?
寝不足だと注意力が散漫になって、作業に集中できなくなってしまいます。
これではいい結果を残そうと思っても、なかなか難しいですよね。
2.勉強したことを全然覚えられない
二つ目は、記憶への影響です。
睡眠と記憶の関係性がこちら↓↓、
・覚えたことを長期記憶として定着させようとする
・不必要な情報を消去している
・脳をリフレッシュして、また記憶のスペースを確保する など
寝ないと勉強したことは忘れてしまうし、記憶の空きがないから新しいことも覚えにくくなってきてしまいます。
なので学んだことをちゃんと身につけたいなら、寝ずに頑張るより一度寝ることをおすすめします。寝る子は覚えるというわけです。
(参考:睡眠こそ最強の解決策である、マシュー・ウォーカー)
3.寝たつもりでも徹夜状態になることも
「自分は毎日6時間は寝てるから大丈夫!」と思ってる方はいませんか?
実は6時間でも続けるとヤバいんです!!
2003年『sleep』に載った実験によると、「6時間睡眠を10日続けると認知能力がかなり低下し、2週間もたつと2徹してる人と同レベルまで落ちた」と報告されたんですよ。
約2週間6時間睡眠してる人=2日間寝ない人
なんとも不釣り合いな計算式が睡眠の世界では成り立ってしまうのです。
ちなみに睡眠時間が短いと言われる日本人、この6時間またはそれ以下という人は多いでしょう。
みなさんの周りに徹夜状態の人が溢れてるということですし、その中でちゃんと寝れば一人とびぬけたパフォーマンスができる可能性もあるかもしれませんね。
結果を出せる睡眠法則
最後の今日の内容をふまえて、脳にいい睡眠を紹介します。
①睡眠時間は7時間以上
②忙しいなら睡眠時間以外を削る
③学んだあとこそ寝る(軽い昼寝でも)
ぜひこの記事がみなさんの睡眠を変えるきっかけになればと思います。最後までご覧いただきありがとうございました。
〇参考にした書籍・論文
1)睡眠こそ最強の解決策である マシュー・ウォーカー著
2)Hans P A Van Dongen et al.The cumulative cost of additional wakefulness: dose-response effects on neurobehavioral functions and sleep physiology from chronic sleep restriction and total sleep deprivation.Sleep.2003.3