今回の難読漢字は…
「差わす」の読み方です!
日常的によく使う漢字「差」には、「さ」以外の読み方があるんです。
「差わす」の読み方のヒントは?
1.現代人が「差わす」を使うシチュエーションは、ほぼありません。
2.神はひとり子イエスを地に「差わした」。
3.お殿様が家来に言いました。「よくやった、褒めて差わす。褒美を差わそう」。
正解は…
正解は…
「つかわす」
でした!
「地に差わした」の「つかわした」は、目上の人が目下の者を行かせること、派遣することです。「遣わす」という漢字の方が一般的ですね。
「褒美を差わす」の「つかわす」は、目上の人が目下の者に何かをしてあげるとき、何かを与えるときの言い方です。
現代語に言い換えると、「与える」「〜してあげる」になるでしょう。格下に対する言い回しなので、少し尊大なイメージです。
他の読み方
今や時代劇でしか使われない「差わす(つかわす)」は訓読みで、他に「差う(たがう)」とも読みます。
「たがう」は、食い違いや隔たりなど、ある基準との「差」を意味します。
一方、音読みの「差(サ)」を使う言葉は数え切れません!
特に熟語はたくさんあり、格差・温度差・為替差益・一人時間差など、あらゆる意味の「差」を表しています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。