今日の難読漢字は、
「与る」
「五月蠅い」
「若しも」
の3問です。
さっそく行きましょう!
目次
最初の難読漢字は、「与る」!
「給与(きゅうよ)」や「与党(よとう)」など・・・
「与」という漢字は画数も3文字ですし、簡単で身近な漢字だと言えますよね。
送り仮名を付けて「与(あた)える」という使い方も特別難しくはないはず。
ですが、「与る」と書いて何と読むかは、知らない人の方が多いのではないでしょうか・・・?
「よる」?「あたる」?
残念ながらどれも違うんです。
「与る」の読み方のヒントとは・・・?
- 読み方は、ひらがなで「〇〇〇る」の3文字です。
- 大ヒント!異字同訓(違う漢字で同じ訓をもつもの)は、「預かる」です。
②は大・大・大ヒントですよ!
「与る」の読み方の答えは・・・
そうです、答えは「あずかる」です!
「あずかる」と聞くと、異字同訓の漢字「預かる」の方が、頭に浮かびますよね。
でも、正真正銘「与る」と書いても「あずかる」と読むんです。
「預かる」と「与る」、どちらも「あずかる」と読みますが、使われるシーンが違うという訳なんです。
「預かる」と「与る」の使い分け方とは・・・
「預かる」と「与る」は意味が違うので、使い方も違います。
- 「預かる」は、「引き受けて保管する、管理する」という意味。⇒(例)荷物を預かる。
- 「与る」は、「関係する・受ける」という意味。⇒(例)お招きに与る。国政に与る。
同じ「あずかる」でも感じが違えば意味や使われ方も違うんですね!
次の難読漢字は、「五月蠅い」!
よく使う言葉・よく耳にする言葉なのに、いざ漢字を目にすると読めない・・・
そんな感じの1つが「五月蠅い」です。
漢字が3文字も並んでいて何だか難しそうですが・・・
「五月蠅い」の読み方のヒントは・・・?
読み方のヒントはズバリ、漢字にあります!
気温も上がる5月に飛び回る蠅(ハエ)・・・
「うっとうしい」は間違いですが、意味としては似ていますよ。
「五月蠅い」の読み方の答えは・・・
正解は、「うるさい」でした!
「五月蠅い」の意味は、次の通りです。
- 物音が大きすぎてやかましい、耳障りな様子
- 細かく口やかましい、注文や批判が多く煩わしい
- どこまでもしつこく付きまとってきて邪魔
物音だけでなく、付きまとわれたり細かく言われたりするのも確かに「五月蠅い」ですよね!
なぜ「五月の蠅」なのか・・・!?
蠅が顔の周りをブンブン飛び回る様子は確かに「五月蠅い」ですが、なぜ「五月の蠅」なんでしょうか?
5月と言うと爽やかな季節で、蠅が盛んに飛び回るイメージはないですよね・・・
その答えは、「旧暦」にあります。
旧暦の5月(現在の6月頃)は、ちょうど梅雨で湿気も多くじめじめする時期。
気温も高くなり、蠅が多く出現する時期だと言う訳なんです。
最後の難読漢字は、「若しも」!
「若しも」なんて、絶対読めない!今まで一度も使ったことのない言葉のはず!
・・・って思う人も多いはずのこの漢字。
でも、実は違うんです!
「若しも」は、皆さん日常的に使っている言葉なんですよ。
「若しも」の読み方の答えは・・・?
「若しも」の意味がヒントです!
- まだ現実に起こっていないことを想像する、想定する様子。
- 確実ではないものの、十分起こり得る事柄。
さらにヒント。
- 類義語は、「もしや」「ひょっとすると」「あるいは」。
- 読み方は、ひらがなで書くと「〇しも」の1文字。
さあ、分かりましたか?
「若しも」の読み方の答えは・・・
正解は、「もしも」でした!
普段からよく使う言葉ですよね。
ちなみに、「もしも」という言葉は、「もし」を強めた言い方なんですよ。
「もし」と「もしも」を使い分ける人は少ないのではないでしょうか?
「若しも」の読み方と合わせて覚えておきましょう。
ちなみに「若しくは」の読み方は・・・
同じく「若」の漢字を使う言葉に「若しくは」があります。
読み方は・・・もうお分かりですよね?
「もしくは」です!
この言葉も日常的に使うので、漢字も覚えておきましょう。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!