今日の難読漢字は、
「汎用」
「押印」
「燥ぐ」
の3文字です。
さっそく行きましょう!
目次
最初の難読漢字は、「汎用」!
「汎用」って何て読む?と聞かれて、「ぼんよう」だと思った方が多いのではないでしょうか?
でも、それは間違いなんです・・・
「ぼんよう」だと思った方は、「凡庸」と勘違いしているのではないでしょうか。
「汎用」をネットで検索すると、第2検索ワードに「凡庸(ぼんよう)との違い」が候補に上がってくるほど、「汎用」と「凡庸」は混同しやすい漢字のようです。
「汎用」の読み方や意味、「凡庸」との違いについても説明していきます!
「汎用」の読み方のヒントは・・・?
- ひらがなで「〇〇よう」の4文字です。
- 読み方も「ぼんよう」ととても似ています!
さあ、なんて読むか分かりましたか?
「汎用」の読み方の答えは・・・
正解は、「はんよう」でした!
「汎用(はんよう)」と「凡庸(ぼんよう)」、漢字も読み方も本当に似ていますよね。
「汎用(はんよう)」と「凡庸(ぼんよう)」の意味の違いとは
「汎用(はんよう)」とは、「いろいろな用途で用いること」という意味があります。
「この製品は、汎用性が高い」などと言う使い方をされます。
一方の「凡庸(ぼんよう)」とは、「優れた点や取り柄が無く、平凡なこと」という意味です。
「彼の作品はどれも凡庸だ」などと使われます。
似ている漢字ですが、意味は違うので気を付けましょう!
お次の難読漢字は、「押印」!
「脱ハンコ」「ハンコレス」がすすめられているとは言うものの、職場や銀行、車の購入や部屋の契約など、まだまだ判子を押す場面は多いもの。
「押印」とは文字通り、判子を朱肉に付けて紙などに押すことを言います。
そんな意味は分かるものの、「おしいん」と読んでしまっている人が多いのではないでしょうか?
社会人にとって切っても切れない判子。
恥をかかないためにも、正しい読み方をさっそく見ていきましょう!
「押印」の読み方のヒントは・・・?
- 「押印」の「印」は「いん」と読みます。
- ひらがなで「〇〇いん」の4文字です。
さらなるヒント!
- 「押印」の「押」は「お〇」と読みます。
つまり、「お〇いん」!!
もうこれで、分かりましたよね!?
「押印」の読み方の答えは・・・
正解は、「おういん」でした!
ちなみに、判子を押すと言えば「捺印(なついん)」でしょ?と思った方もいるのではないでしょうか。
確かに「押印」も「捺印」も印鑑を押すという意味で使われます。
ただし「押印」は、印刷またはゴム印で押された氏名や社名とともに判子を押す場合。
「捺印」は、直筆の氏名・社名とともに判子を押す場合に使われるという違いがあるのです。
社会人のたしなみとして覚えておきましょう!
最後の難読漢字は、「燥ぐ」!
「燥ぐ」って、見慣れない漢字ですよね。
ただ、読み方を聞けば日常よく使う言葉だと分かりますよ。
「燥ぐ」の「燥」は、「乾燥」の「そう」ですよね。
だからつい「そうぐ」と読みたくなってしまいますが・・・違います!
さっそく読み方を見ていきましょう。
「燥ぐ」の読み方のヒントは・・・?
- 「燥ぐ」とは、「調子に乗って騒ぐ、ふざける」と言う意味をもっています。
- 「燥ぐ」のもう1つの意味は、「乾燥する、乾く」です。
「乾燥」の「乾」は「乾く(かわく)」という意味ですが、「燥」にも同じような意味があります。
そのため②のように「燥ぐ」と書いて「乾燥する」という意味になるんです。
ただ、一般的な「燥ぐ」は、①の意味で使われます。
例えば、「子供が新しいおもちゃを買ってもらって燥いでいる」など・・・
さあ、分かりましたか?
「燥ぐ」の読み方の答えは・
正解は、「はしゃぐ」でした!
「乾燥」の「燥」で「はしゃぐ」なんて、意外ですよね。
現在は「燥ぐ(はしゃぐ)」というと無邪気で可愛らしい印象がありますが、本来は「浮ついて悪ふざけする」ような良くない騒ぎ方を指す言葉なんですよ。
また、「燥ぐ(はしゃぐ)」には「乾燥する」という意味もありますが、現在そういう意味では使いませんよね。
島崎藤村の『破壊』の中に「それはめずらしく燥いだ風のない日で…」という1文があります。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!