今回は「吝か」「熱る」「開ける」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「吝か」
「吝か」の読み方をご存じでしょうか?
何となく雰囲気から「いささか」と読んでしまった方もいらっしゃるかも知れませんが、それは間違いです。
「いささか」は「些か」と書きますね。
「吝か」も、日常的によく耳にする言葉なのですが…
さて、あなたには読むことができるでしょうか?
「吝か」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇か」の4文字
- 意味は、ケチケチしたり、物惜しみすること
- 「吝かではない」や「吝かではありません」と、否定形で用います
以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。
「吝か」の読み方!正解は!?
正解は「やぶさか」です。
意味は、ヒントに示したように「物惜しみすること」。
使用例としては「参加することは、やぶさかではありません」「協力もやぶさかではない」などがあります。
一般に否定形で使われるため「喜んで参加します」「積極的に協力しましょう」といった意味になりますね。
「やぶさかではない」を「仕方ない」という意味と勘違いされている方も多いようですが、全く逆の「喜んでする」という意味なので注意しましょう。
2問目はこの漢字!「熱る」
「熱る」の読み方をご存じでしょうか?
「あつる」「ねつる」は、当然ですが、どちらも間違いです。
「熱」は小学校4年生で習う漢字なのに、意外と難しいですね。
さて、あなたには読むことができますか?
「熱る」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇る」の3文字です。
- 熱を帯びて熱くなることや、熱くなったように感じること。
- 「恥ずかしさに頬が熱る」などと使います。
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「熱る」の読み方!正解は!?
正解は「ほてる」です。
一般には「火照る(ほてる)」と書くことが多いため、わからない方が多かったかも知れません。
「ほてる」とは、顔や体などが熱くなったり、恥ずかしくて頬が赤く染まったりする状態をいいます。
恥ずかしさがさらに増すと「顔から火が出る」という表現もありますね。
「熱」とは、熱さやエネルギーを表す漢字です。
また、熱を使った言葉には「熱(ほとおり)」「熱(ほとぼり)」「熱(ほ)めく」「熱(ほ)めき」など、数多くあります。
最後はこの漢字!「開ける」
「開ける」の読み方をご存じでしょうか?
今回は「ひらける」「あける」以外の読み方で答えてくださいね。
「え、それ以外に読み方があるの?」と驚く方もいらっしゃるかも。
そうです、他にも読み方があるんですよ。
さて、あなたにはわかりますか?
「開ける」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇ける」の4文字です
- 「衣類が乱れて開く」や「衣類の前を解禁する」という意味があります
- 「シャツの胸を開ける」のように使います
以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。
「開ける」の読み方!正解は!?
正解は「はだける」です。
「はだける」を使うのは、シャツのボタンをはずして前を広げたり、着物の裾が乱れてしまった場合などです。
また、足や手を大きく広げたり、口や目などを大きく開けることを「はだける」と表現する場合も。
一方の「あける」という読み方は「ドアをあける」「蓋をあける」という時に使います。
また、「ひらける」という読み方は「道がひらける」「未来がひらける」という使い方をしますね。