今日の難読漢字は
「流布」
「蛇腹」
「溌剌」
です!
あなたは正しく読めますか?
最初の難読漢字は「流布」!
「流布」
「りゅうふ」と読んでしまった方、いるのでは?
残念!不正解です。
たしかに「流」は音読みで「りゅう」と読むのですが、
「流布」ではちょっと変わった読み方をします。
さて、読めましたか?
「流布」の読み方、正解は…
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2021/02/4247942_m.jpg)
気になる正解は…
「るふ」
です!
「流布」は、
「世間に広く伝わること」という意味の言葉です。
ただし、これは悪い話に関して使われることがほとんど。
「悪い噂が流布する」
「都市伝説が流布している」
など、暗い情報が広まる時に使われています。
また、金融用語に「風説の流布」という言葉があるので、
こちらでご存知の方がいるかもしれません。
「風説の流布」は、
「株価を意図的に変動させるために、虚偽の情報を流すこと」を指します。
投資家が誤認してしまう恐れがあるとして、
金融商品取引法で禁じられている行為なんです。
ここで使われる「流布」も、
悪い意味で使われていることがわかりますよね。
普段の会話からビジネスでの用語まで、
幅広い場面で使うことができる言葉「流布」。
あまり良い意味ではない、ということも覚えて、
ぜひ使ってみてくださいね!
次の難読漢字は「蛇腹」!
「蛇腹」
まず「蛇」を読めますか?
こちらは「へび」と読みます。
みなさんおなじみ、にょろにょろっとした爬虫類です。
しかし「蛇腹」という言葉は、
もっと身近なところで使われているんです。
さて、読めましたか?
「へびはら」ではないですよ!
「蛇腹」の読み方、正解は…
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2021/02/4247942_m.jpg)
気になる正解は…
「じゃばら」
です!
「蛇腹」は、
「紙や板、膜などを、山折と谷折を繰り返して作った構造」のこと。
アコーディオンや提灯を想像すると、わかりやすいと思います。
他にも、ホースなどの工業製品はもちろん、ストローの曲げる部分、
たくさんの書類が挟める「蛇腹ファイル」など、一度は見たことがあるのでは?
伸縮が可能で、自在に曲げることができる便利な構造なので、
身近なところで使われています。
語源はもちろん、蛇の腹!
山折と谷折を繰り返した見た目が、蛇のお腹のように見えることから、
「蛇腹」と名がついたそうです。
「カタカナだと思っていた!」という方が多いこの言葉。
漢字自体は難しくないですし、
使う頻度も多いので、ぜひ覚えて使ってみてくださいね!
最後の難読漢字は「溌剌」!
「溌剌」
注意したいのが「剌」の字。
「刺激」の「刺」と間違えてしまいがちです!
もう一つヒントとしては、
CMでおなじみのある言葉を漢字で書くと
「溌剌」になるんです!
さて、読めましたか?
「溌剌」の読み方、正解は…
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2021/02/4247942_m.jpg)
気になる正解は…
「はつらつ」
です!
「溌剌」は、
「生き生きとして元気のいいさま」を表す言葉のこと。
「元気ハツラツ!」のフレーズは、
栄養ドリンクのCMでおなじみですよね!
「溌剌」は、元々「魚が元気よく飛び跳ねる様子」を表した言葉なんです。
「溌」が「水を注ぐ様子、または水がはねる様子」を表し、
「剌」が「勢いよくとびはねる様子」を表す漢字なので、
魚が飛び跳ねて、水がはねる様子が表現されています。
それが転じて、元気のいい様子のことを「溌剌」というようになったのだとか。
ちなみに「活発」という言葉の「発」は、
本来「溌」を使うそうです。
そう考えると本当は身近な漢字なんですね。
漢字を覚えていなくても、自然と使っていたかもしれない「溌剌」。
せっかくなので、しっかり漢字を覚えて使ってみてくださいね!
すべて正解できた方は漢字マスター!素晴らしいです!
もし正解できなくても、これを機に学んで今後に活かしましょう!
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