漢字読み講座

【今日の難読漢字】「割く」「欠伸」「白夜」「飲み代」「開眼」あなたは読めますか?

今日の難読漢字は

「割く」

「欠伸」

「白夜」

「飲み代」

「開眼」

の5つです。

さて、なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「割く」

割るじゃなく、割くと書いて(わりく)じゃありません!

もともとひとつの物を、離したりふたつに分けたりすることです。

結構、強引かもしれません!

さて、割くの読み方はわかりますか?

「割く」読み方のヒントは?

「割く」は口に出す事も多い言葉です。

元々ひとつの物を、無理やり割って割り当てたりと、

人手や時間などに使うことが多いです。

魚や布、人間関係などには「裂く」を使います。

ちょっとヒントを言いすぎましたか?

「割く」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇く」です。

「時間を割く」「人手を割く」などと使います。

さあ、もうわかりましたか?

「割く」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「さく」

です!

 

「時間を割いてでも、好きな趣味を続ける。」

「給料の一部を割いて貯金する。」

など、ひとつの物を分けて、意味合いの違う用途にすることです。

場所を割いて好きな物を置くなど、スペースに対しても使います。

ぜひ、覚えておきましょう。

2つ目の漢字は「欠伸」

欠ける(かける)と伸びるで、ひとつの言葉になります。

漢字の意味で考えず、行動の意味で読む漢字です。

そもそも「欠」という漢字は、

人間が口を開けてかがんだ形からできたものだそう。

さて、欠伸と書いてなんと読むでしょうか?

「欠伸」読み方のヒントは?

欠伸は、

・精神的、肉体的に疲れた時

・暇な時

・寝起き

などに出やすくなっています。

緊張がとけた時なども出やすいですね!

「欠伸」読み方のもうひとつのヒントは?

欠伸とは深呼吸のようなものです。

生理現象のようなもので、新生児から老人まで勝手に出てくるものです。

そして新生児の欠伸は必ず大人に移ります。

なぜでしょう?

大きく口を開けた無防備な姿に癒されるからでしょうか?

ひらがなにすると「〇〇〇」です。

さあ、わかりましたか?

「欠伸」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「あくび」

です!

 

猫でも犬でも、欠伸をしている姿はなんだか癒されてしまいます。

一緒に居てリラックスしてくれていることが、よく伝わりますよね。

しかしエチケットとして、人前ではあまりしないようにしましょう。

3つ目の漢字は「白夜」

「白夜」の読み方をご存知でしょうか?

「びゃくや」と読む場合が多いのですが、実は「びゃくや」は慣用読みです。

慣用読みとは、間違った読み方をする人が余りにも多いので、認められた読みのこと。

「百夜」にも、本来の正しい読み方があるのです。

それでは「白夜」の正しい読み方は?

「白夜」の読み方のヒントはこちら

  • ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字です。
  • 白も夜も、小学校で習った読み方で読んでください
  • 北極や南極に近い地域で、夜なのに空が明るい薄明るい現象のことを言います。

以上の3つのヒントで考えてみてくださいね。

「白夜」の読み方!正解は!?

正解は「はくや」です!

今では、正しい読み方よりも慣用読みである「びゃくや」の方が一般的になっていますね

一説によると、森繁久弥さん作詞作曲の「知床旅情」で「びゃくや」と読ませていたのが始まりとも言われていますが、それ以前にも小説などでは「びゃくや」と読ませることがあったようです。

確かに「はくや」よりも「びゃくや」の方がロマンチックで、しっくりときますね。

4つ目の漢字は「飲み代」

「飲み代」の読み方をご存知でしょうか?

「のみだい」と読む人を多く見かけますが、それは間違い。

あなたには正しい読み方がわかりますか?

「飲み代」の読み方のヒントはこちら

  • ひらがなで書くと「〇み〇〇」の4文字です。
  • 意味は、お酒を飲むために使ったお金のこと。
  • 「先月は飲み代が高くついた」のように使います。

以上の3つのヒントで考えてみてくださいね。

「飲み代」の読み方!正解は!?

正解は「のみしろ」です!

「酒代」と書いて「さかだい」と読むため、つい混合してしまいますね。

一般には「のみだい」でも通じるので、慣用読みとして定着しつつあるのかも知れません。

余談ですが、あるアンケート調査で「お金をかけ過ぎて後悔したことがあるもの」の第一位が「飲み代」だったそうです。

他にも、「代」の字を「しろ」と読ませる言葉に「縫い代(ぬいしろ)」があります。

縫い代はとは2枚の布を合わせて縫う時に、縫い目よりも少し幅を持たせる部分のことで、多すぎると無駄でしかありません

「飲み代(のみしろ)」という言葉にも同じような意味があるのかも知れませんね。

飲み代が高くなりすぎないように、くれぐれも注意しましょう。

5つ目の漢字は「開眼」

「開眼」の読み方をご存知でしょうか?

「かいがん」と読むのは、眼科手術などで目が見えるようになることをいう場合のみ。

「開眼」には違った読み方が存在しますよ。

「かいがん」と読む場合とは、意味も全く異なってきます。

さて、あなたにはその読み方がわかりますか?

「開眼」の読み方のヒントはこちら

  • ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
  • 「仏像や仏画に眼を描き入れること」や「真理・真髄を悟る」といった意味があります
  • 「芸能の道に開眼したのは、劇団に所属していた友人の影響だ」のように使います

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「開眼」の読み方!正解は!?

正解は「かいげん」です!

目が見えるようになることを「開眼(かいがん)」というため、「開眼(かいげん)」と混同している場合も見られますが、意味が全く異なります。

ヒントで紹介したように、仏像などに最後に眼を描き入れて魂を込めることを「開眼(かいげん)」と呼びます

たとえば、お墓や位牌、仏壇などに読経をしてもらって、魂をこめることを「開眼供養(かいげんくよう)」と呼ぶのも、そこから由来しているのですね。

まとめ

今日の難読漢字5つ、あなたはいくつ読めましたか?

ぜひまた漢字クイズに挑戦してみてくださいね☆

最後までお読みいただきありがとうございました!