今回は「疎か」「蠕動」「碩学」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「疎か」
「疎か」の読み方をご存じでしょうか?
「おろそか」とも読めますが、今回はもうひとつの読み方を正解とします。
さて、あなたには読むことができますか?
「疎か」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇か」の3文字です。
- 「言うまでもなく」といった意味。
- 「晴れた日は疎か、雨の日でも練習に行った」のように使います。
以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。
「疎か」の読み方!正解は!?
正解は「おろか」です!
ヒントに示したように「言うまでもなく」や「もちろんのこと」といった意味です。
たとえば「漢字はおろか、ひらがなも読めなかった」「姿はおろか、声を聞いたこともない」などのように使われます。
ちなみにもう一つの読み方の「おろそか」は「いい加減に扱う」といった意味です。
「小学校での勉強をおろそかにしてはいけない」などと使いますね。
また、「愚か」と書いても「おろか」と読みますが、この場合は「未熟」「浅はか」などの意味なので、混同しないように注意しましょう。
2問目はこの漢字!「蠕動」
「蠕動」の読み方をご存じでしょうか?
「需要(じゅよう)」の「需」に似た字が使われていますが「じゅどう」と読むのは間違いです。
よく見ると虫偏が付いているので、虫に関係した言葉でしょうか…?
さて、あなたには読むことができますか?
「蠕動」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です。
- 小さな虫が体をくねらせながら進むことなどを言います。
- 腸の蠕動運動を促して消化を助ける。
以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。
「蠕動」の読み方!正解は!?
正解は「ぜんどう」です。
「蠕動(ぜんどう)」とは、ミミズのような小さな虫が身体をくねらせながら徐々に前に進むことや、体内の器官が筋肉の収縮を伴ってうごめくことなどを言います。
ヒントに示したように、体内の腸の動きを「蠕動運動(ぜんどううんどう)」と表現されるのを聞いたことがある方は多いのでは?
「蠕」という漢字が複雑なため、多くの文書や記事では「ぜん動」と書かれることが多く、漢字はあまり目にしないかも知れません。
この機会に「蠕動(ぜんどう)」という漢字を覚えておいてくださいね。
最後はこの漢字!「碩学」
「碩学」の読み方をご存じでしょうか?
「項目」の「項」に似た字が使われていますが「こうがく」と読むのは間違いです。
画数も多くない簡単な漢字なのに、読めそうで読めない難読漢字ですね。
さて、あなたには読むことができますか?
「碩学」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です。
- 学問が広くて深い人のこと。
- 碩学の徒
以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。
「碩学」の読み方!正解は!?
正解は「せきがく」です。
「碩」という字には「優れている」「大きい」といった意味があるため「碩学」は学問が深くて広い人や、大学者といった意味になります。
現代では「碩学」よりも「博学」という言葉の方が馴染みがあるかもしれませんが、碩学は知識の広さだけでなく深さも兼ね備えた人です。
また「碩学の徒」は「深く広く学問を学んだ仲間」といった意味。
かなり昔の言い回しなので、聞いたことはあっても使ったことのある方は少ないかも知れません。
この機会にぜひ覚えておいてくださいね。