漢字読み講座

【今日の難読漢字】「偏に」「努々」「古文書」「蕗の薹」「幕間」ってなんて読む?

kanji

今日の難解漢字は、

「偏に」

「努々」

「古文書」

「蕗の薹」

「幕間」

です!

さて、なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「偏に」です!

「偏に」

「偏食」「偏頭痛」などで使われていますよね。よく見かける単語のイメージでつい「へんに」と読んでしまいそうですがそれは間違いです。

様々なシーンで使われるこの言葉、一体なんと読むのでしょう?

「偏に」読み方のヒントは?

ヒントは「ただそのことだけがある」「ただそのことだけをする」のように行動や状況、思いが唯一であることを表すときに使います。

類語としては

「それに尽きる」

「ひたすらに」などが挙げられます。

「偏に」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

 

「ひとえに」

です!

「偏にみなさまの応援のおかげです」

「偏に私の不徳といたすところです」

などのようにポジティブ・ネガティブどちらでも使われます。

「感謝いたします」と言うよりも「偏に感謝いたします」の方が、たたひたすらに感謝しているという意味でより強調されます。

謝罪の場面でも「偏に私の責任です。申し訳ありません」とすることで、強い反省の気持ちが伝わります。

「ひとえに」は「一重」と書き間違えやすいので気をつけましょう!

最後までお読みいただき、ありがとうございます!

2つ目の漢字は「努々」です!

「努々」

この言葉は、普段の日常会話ではあまり使わない言葉かもしれません。
しかし、マンガやアニメ、小説では頻出する漢字の1つです。
「努力」の「努」なので「どど」と読みたくなってしまいますが、違いますよ!

「努々」読み方のヒントは?

「努々」は通常、禁止を表す言葉や打消の言葉を伴い、「決して」「少しも」「まったく」などの意味で用いられます。

「努々忘れるな」

「彼がそのような人だとは、努々思いもしなかった」
と使うんですよね!

アニメでは、師範キャラや兄貴分のキャラが、主人公を指導する際などに頻出する表現です。
もうおわかりですね?

「努々」の読み方、正解は……

「努々」の正解は……

「ゆめゆめ」です!

「ゆめゆめ忘れるな」は「決して忘れてはいけない」という意味で使われています。

また、禁止語や打消語を用いない場合は、「つとめて」「心して」という意味があります。

ひらがなで「ゆめゆめ」と書くと、なんだか可愛い雰囲気がありますね。
今後小説やマンガで出てきたときはゆめゆめ間違えないよう、しっかり覚えておいてくださいね!

3つ目の漢字は「古文書」です!

「古文書」読み方のヒントは?

昔の文章、昔の本という意味合いの言葉ですが、

そのまま「こぶんしょ」でもいいのですがもっと違う読み方があります。

「文」という文字は、

「あや」と読んだり、「ふみ」と読んだり色々な読み方ができる漢字です。

とはいえ、「こあやしょ」でもありません。

「古文書」の「文」の読み方のもうひとつのヒントは?

子どもの頃の、メジャーな習い事のひとつにヒントがあります。

そして同じく、子どもの頃に女の子が夢中になっていたセリフにもあります。

「古文書」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

 

「こもんじょ」

です!

 

やっててよかった習い事や、魔法をかける時の呪文など、

大人になると「文」の読み方が限定されてくるので忘れてしまいがちな読み方です。

 

古文書は、古い文書という意味合いで使われており、実際に見かけるのは美術館や博物館くらいでしょうか。

思わず口に出てしまうのは、「こぶんしょ」なので、誰かと古文書を見に行く時には気を付けましょう。

4つ目の漢字は「蕗の薹」です!

「蕗の薹」の読み方をご存知でしょうか?

もちろん「みちのむろ」や「ろのしつ」ではありません。

と言われても「蕗」も「薹」も、ほとんど使われることのない漢字なので、知らない方にはさっぱり分からないかも知れません…

さて、あなたには読むことができますか?

「蕗の薹」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字です
  2. 植物の名前です
  3. 1月が旬で天ぷらにすると美味

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「蕗の薹」の読み方の読み方!正解は!?

正解は「フキノトウ」です!

よく耳にする、ポピュラーな植物ですが、漢字にするとかなり難しいですね。

フキノトウはフキの若い花茎(かけい)です。

花茎とは、葉を付けずに花だけを茎(クキ)に直接つける茎のことで、ユリ科やケシ科などに見られます。

ヒントで紹介したように、旬は1月です。

春の訪れを告げるフキノトウは独特の苦みや香りが特徴で、天ぷらをはじめ、お浸しや佃煮にしても美味しいですね。

5つ目の漢字は「幕間」です!

「幕の間」と書く「幕間」。

 

意味としては、幕と幕の間ですから「演劇や舞台の合間」のことを表すものと推測できます。

 

では、読み方は?と言われれば、「まくま」もしくは「まっかん」が筆頭に挙げられますが、いかがでしょうか?

 

これは簡単な漢字だけに、読めないと恥ずかしい!

ぜひこの機会に正しい読み方を身につけましょう!

 

「幕間」の読み方のヒントはコレ!

 ヒント① 「間」は「ま」とは読みません!

ヒント➁ 「〇〇〇い」の4文字です。

ヒント③ お餅つきの杵を持たない人が出す手は何と言う??

 

「幕間」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「まくあい」です!

 

「幕間」は、まさに「幕と幕の間」のことを表す言葉ですので、「間に挟む小休憩」の時間のことを意味します。

 

海外のショーなんかでも、「インターミッション」なんていう言葉が一般的ですが、それの日本語版ですね。

 

演者にとって長時間に渡るショーや劇では、身体を休める必要があることから、休憩や食事の間として使われることが一般的なようです。

 

ちなみに、のり弁をパワーアップさせた「幕ノ内弁当」も、「幕と幕の間に食べる弁当」ということから付けられた名称だそうですよ!

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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とにかく本が好きです!