今日の難読漢字は
「欺瞞」
「顰める」
「邪」
です!
あなたは正しく読めますか?
最初の難読漢字は「欺瞞」!
「欺瞞」
ヒントとして、一文字読み方をお教えします!
「欺」の方は「詐欺」の文字にも使われる
「ぎ」と読む漢字です。
では一体「瞞」は何と読むでしょうか…
さて、あなたは読めますか?
「欺瞞」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「ぎまん」
です!
欺瞞は
「あざむき、だます」という意味の言葉です。
「欺瞞に満ちた会話」
「保身のために欺瞞する」
などの例文があります。
意味はそのまま、
「だましあいの多い会話」
「保身のために(周りを)あざむき、だます」
となります。
あまり良い言葉ではありませんよね…
「詐」の字は「あざむく」という読み、
「瞞」の字は「だます」という読みを持つため
二つ合わせることで、「あざむき、だます」という言葉になっているんですね。
人に対してだけ使う言葉ではなく、
「自己欺瞞」など、自分に対して使う場合もあります。
こちらは「自分の本心や良心と真逆の行動を取ること」や
「良心に反した行動を正当化すること」などを指します。
ちょっと難しい言葉ではありますが、
意識をするとさまざまな場面で使われているこの言葉。
ぜひ読み方も意味もしっかり覚えて、使いこなしましょう!
次の難読漢字は「顰める」!
「顰める」
ヒントは、とある表情のことを示す言葉!
この漢字で表す顔を想像してみましょう…
さて、あなたは読めますか?
「顰める」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「しかめる/ひそめる」
です!
「顰める」は
「痛みや不快さから、眉のあたりにしわを寄せる」
という意味の言葉です。
みなさんも、一度はしたことのある顔だと思います。
ところで、なぜか二つ読み方がありますよね。
実はこの「顰める」、同じ漢字・同じ送り仮名なのに、
前につく言葉で読み方が変化するのです!
「しかめる」と読む場合は「顔を顰める」。
顔にしわを寄せて不快な表情をすることを表します。
「ひそめる」と読む場合は「眉を顰める」。
眉間にしわを寄せることを表します。
どちらも不快感が表れた表情のことですが、
「顔をひそめる」「眉をしかめる」とは言わないのでご注意を!
複雑な漢字で、二つも読み方があるので、
迷ってしまった方もいるのでは?
すんなり読めた方は漢字好きですね!
読めなかった方も、意味や使い方までしっかり覚えて
漢字マスターを目指しましょう!
最後の難読漢字は「邪」!
「邪」
音読みだと「じゃ」と読むのはご存知かと思います。
「邪魔」「邪推」などがそうですね。
でも今回は訓読み。
ヒントはひらがな4文字の言葉です!
さて、あなたは読めますか?
「邪」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「よこしま」
です!
「邪」は
「正しくないこと」「道から外れた考え」という意味の言葉です。
「邪な考えを抱く」というと、
悪巧みをしていたり、下心があるような表現になります。
「よこしま」は、もともと「よこさま」という言葉だったのだとか。
意味はそのまま「横になっている様」。
道に横たわっている様子を表したのだとか。
道に人が横になっていたら、邪魔ですよね。
そこから「道理から外れている」「正しくない」という意味になり
「よこしま」=「正しくないこと」になったのだそう。
また、もともと「邪」という漢字にも「正しくない」という意味があり、
漢字と言葉が結びついた結果、
「邪」を「よこしま」と読ませるようになったそうです。
ちょっと変わった成り立ちですが、
意味や理屈がわかれば読み間違いもなくなります!
ぜひ覚えておいてくださいね!
すべて正解できた方は漢字マスター!素晴らしいです!
もし正解できなくても、これを機に学んで今後に活かしましょう!