漢字読み講座

【今日の難読漢字】「猫糞」「地均し」「宛ら」「越冬」「大舞台」あなたは読めますか?

今日の難読漢字は

「猫糞」

「地均し」

「宛ら」

「越冬」

「大舞台」

の5つです。

さて、なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「猫糞」

「猫糞」の読み方をご存知でしょうか?

猫の糞だから「ねこふん」ではありません!

よく耳にする言葉ですが、漢字で書くことは少ないかも…

さて、あなたには読むことができますか?

「猫糞」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
  2. 拾ったお金をポケットに入れると…
  3. 猫がよくやるしぐさが由来の言葉

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「猫糞」の読み方!正解は…!?

正解は「ねこばば」です。

「悪いことをしたのに素知らぬ顔をすること」「拾ったお金や物を自分の物にすること」などをいいます。

一般的には、拾ったお金をくすねたり、平等に分けるべきものを内緒で横取りしたりすることを「ねこばば」と呼ぶことが多いでしょう。

ヒントでも紹介したように、この言葉の由来は猫のしぐさにあります。

猫は糞をしたあとに砂をかけて隠しますが、その様子が、悪事を隠すことに例えられて「ねこばば」と呼ばれるようになりました。

猫にしてみたら、随分と失礼な話かもしれませんね。

2つ目の漢字は「地均し」

「地均し」を何と読むかご存知でしょうか?

もちろん「ちきんし」ではありません。

小学校で習う簡単な漢字しか使っていないのに、なかなかの難読漢字ですね。

漢字の意味を考えると、正解がわかるかも知れませんよ…

さて、あなたには読むことができますか?

「地均し」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
  2. 意味は、地面の凸凹を平らにすることです
  3. 「意見調整」という意味で使うことも

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「地均し」の読み方!正解は!?

正解は「じならし」です!

学校の部活でテニスや野球をしていた人は、校庭を地ならしした経験があるのではないでしょうか?

ビルなどの建築物が建つ前にも、ブルトーザーなどで地ならしが行われるのをよく見かけますね。

ヒントで紹介したように、意見調整のことも「地ならし」と表現される場合があります

重要な会議の前に、皆の意見がうまくまとまるように調整を行うと、会議がスムーズに進むからです。

建築前の地ならしとよく似ていますよね。

3つ目の漢字は「宛ら」

宛先の「宛」に送り仮名の(ら)を付けて、

「宛ら」と書いてなんと読むか分かりますか?

送り仮名に(ら)が付いていますが、(もっぱら)ではありません。

もっぱらは「専ら」と書きます。

まるで、あたかも、そっくり、そのままという意味で使われています。

さて、「宛ら」と書いてなんと読むでしょうか?

「宛ら」読み方のヒントは?

地獄絵図のような凄まじい様子を、

地獄絵宛らのすさまじさ

などと例えたりします。

「地獄図のようなすさまじさ」

でも同じ意味ですが、知的に言いまわすなら「宛ら」を使う事をおすすめします。

普段使う事はあまりないですが、使いこなせるとカッコいいです。

「宛ら」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇ら」です!

少し難しいので、もうひとつ言えば

さ〇がら」です!

さあ、もうわかりましたか?

「宛ら」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「さながら」

です!

 

郵便では「宛」と書いて(あて)ですが、

「宛ら」と書くと(さながら)と読みます。

ぜひ、使ってみましょう。

4つ目の漢字は「越冬」

越す冬と書いて「越冬」、なんと読むか分かりますか?

昆虫は卵のままだったり、サナギの姿で冬を越すものもあります。

動物に関しては冬ごもりしたりと、生き物たちが工夫して冬を乗り越えることです。

人間でも南極で過ごす時や、災害で住居が無い場合「越冬」と使います。

もちろん(こしふゆ)ではありません。

さて、「越冬」と書いてなんと読むでしょうか?

「越冬」読み方のヒントは?

境界線や国境を越えることを「越境」と言います。

不法に他国に侵入することを「越境して亡命する」などと使います。

身近では、他の学区の学校に入ることを「越境入学」などと言い、

遠くから通ってくる子の事を「越境」と略して言ったりします。

「越境」が読めれば簡単ですね!

でも、(えっふゆ)ではありませんよ。

「越冬」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。

さあ、もうわかりましたか?

「越冬」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「えっとう」

です!

 

ちなみに、渡り鳥などが暖かい国に向かって飛んでいくのも、一種の越冬です。

ぜひ、覚えておきましょう。

5つ目の漢字は「大舞台」

「大舞台」と書いて、なんと読むでしょうか?

自分がいつも読んでいるのは(おおぶたい)なのか、(だいぶたい)なのか。

実は、舞台によって読み方が変わる漢字です。

あなたが、読んでいるのはどっちでしょうか?

「大舞台」(おおぶたい)と読むのはどんな時?

実は、歌舞伎や能、狂言や日本舞踊などの古典芸能の大きな舞台の事を(おおぶたい)と読みます。

他にも、スポーツ選手や俳優が日ごろの成果を見せる、晴れの場や活躍の場としても使いますが

基本的には、日本の伝統的な芸能で大きい舞台に立つことを(おおぶたい)と言います。

では、どのような時に(だいぶたい)と読むのかも説明していきます。

「大舞台」(だいぶたい)と読むのはどんな時?

スポーツなどの大きい試合などのことを基本的に(だいぶたい)と読みます。

野球で言うと、MLBなどの世界リーグなどがそうです。

サッカーや陸上、アイススケートなどオリンピックも大舞台ですね。

大舞台に立つために、みんな毎日頑張っています!

では、基本的にはどちらで読めばいいでしょうか?

「大舞台」の読み方、正解は・・・

基本的には

 

「おおぶたい」

が正解です!

 

しかし「だいぶたい」も慣用読みなので、

「だいぶたい」と読んでも間違いではないですよ。

ぜひ、覚えておきましょう。

まとめ

今日の難読漢字5つ、あなたはいくつ読めましたか?

ぜひまた漢字クイズに挑戦してみてくださいね☆

最後までお読みいただきありがとうございました!