今日の難読漢字は
「生憎」
「睇る」
「宥める」
「遠離る」
「惜敗」
の5つです。
さて、なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「生憎」
生きるに、憎い(にくい)と書いて「生憎」。
漢字のイメージとは違う読み方なので、
パッと見て読めない人も多いかもしれません。
しかし、よく使っている言葉でもあります。
さて、「生憎」と書いてなんと読むでしょうか?
「生憎」読み方のヒントは?
漫画や小説などではどんでん返しで、「お生憎さま!」と啖呵を切ったりします。
しかし、近所付き合いなど関係性を壊したくない場合の断り文句として、
「生憎、その日は他の用事が入っている為に出席できないのです」
など生憎を付けることで、同じ断るのでもやんわりとした印象にすることができます。
ビジネスでもよく使う言葉です。
相手の意に添えられないという、残念な気持ちを表してくれるので、
使いこなせれば印象UPも狙えます。
「生憎」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇」です!
さあ、もうわかりましたか?
「生憎」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「あいにく」
です!
「生」の読み方があて字の、珍しい読み方をする漢字のひとつです。
お誘いを断る時に便利な言葉なので、ぜひ使ってみましょう。
2つ目の漢字は「睇る」
「睇る」の読み方をごぞんじでしょうか?
「弟」という字が使われているので「ている」と読んだ方もいるかも知れませんが、間違いです。
滅多に見かけることのない珍しい漢字ですが、ひらがなに直すとよく聞く言葉ですよ。
さて、あなたには読むことができますか?
「睇る」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇る」の5文字
- これをすると怒られるかも…
- 「睇」の一文字だと「よこめ」と読みます
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「睇る」の読み方!正解は…!?
正解は「ぬすみみる」です!
難読漢字あるあるかもしれませんが、たった一つの漢字なのに、長い言葉ですね。
ヒントで紹介したように「睇」の一文字だと「よこめ」や「ながしめ」と読みます。
確かに、ぬすみ見をする時は大抵、横目や流し目になりますね。
送り仮名を変えて「睇つ」と書くと「めかりうつ」と読み、こちらも流し目を送ったり、ちらりと見るといった意味です。
ちなみに「睇」は漢字検定1級の超難読漢字。
読めた方はすばらしい漢字マスターですね!
3つ目の漢字は「宥める」
「宥める」の読み方をご存知でしょうか?
ウ冠に有の字ですが「ゆうめる」ではありませんよ。
画数が少ないので一見簡単に読めそうで、実は読みにくい難読漢字…
さて、あなたには読むことができますか?
「宥める」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇る」の4文字
- 意味は、不安や怒りで興奮している人を落ち着かせること
- 泣いている子供を宥める
以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。
「宥める」の読み方!正解は…!?
正解は「なだめる」です!
ほとんどの場合ひらがなで書くため、読めなかった方も多いのではないでしょうか?
ヒントでは「興奮している人を落ち着かせること」という意味を紹介しましたが、「広い心で罪を許すこと」という意味もあります。
しかし現代ではほとんどの場合、落ち着かせるという意味で使いますね。
「なだめる」の反対語は「けしかける」で、相手を勢いづけてますます興奮させたり、自分の思い通りに動くようにそそのかしたりすることを言います。
4つ目の漢字は「遠離る」
「遠離る」の読み方をご存知でしょうか?
「遠離」は音読みで「えんり」ですが、もちろん「えんりる」ではありません。
「遠」も「離」もよく見かけるありふれた漢字だといえますが「遠離る」となると、見たことのない方が多いのでは…
さて、あなたには読むことができますか?
「遠離る」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇る」の5文字
- だんだん遠くに離れていくこと
- 「遠離る車を見送った」のように使います
以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。
「遠離る」の読み方!正解は…!?
正解は「とおざかる」です!
「離」という字は一般的には「り」もしくは「離(はな)れる」と読むため、かなりの難読だといえます。
意味は、ヒントで紹介したように「だんだん遠くに離れていく」ですが、物理的に離れる場合だけでなく「人と人が疎遠になっていく」という意味にも使います。
「遠離」と熟語にした場合の意味は「遠くへ離れている」または「遠くへ離す」ことです。
読み方は「おんり」もしくは「えんり」となります。
合わせて覚えておくと良いですね。
5つ目の漢字は「惜敗」
「惜敗」の読み方をご存知でしょうか?
まさか「ざんぱい」と読んでいませんよね?
「ざんぱい」は「惨敗」と書くので、間違えないように注意しましょう。
それでは「惜敗」は何と読むか、あなたにはわかりますか?
「惜敗」の読み方のヒントはこちら
- 「惜」の読み方が同じ熟語は「惜別」「哀惜」など
- 「敗」の読み方は「はい」
- 意味は試合などにわずかな差で負けること
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「惜敗」の読み方!正解は…!?
正解は「せきはい」です!
冒頭でお伝えしたように「惨敗」と間違えやすいのですが、惨敗は試合などで大差で負けることをいいます。
惜敗はわずかな差なので、意味が異なりますね。
「惜」と「敗」のどちらも簡単な漢字なのに、熟語になると読めない人が多かったかも知れません。
ちなみに「別れをおしむ」という意味の「惜別(せきべつ)」は、森山直太朗さんの「さくら」で使われているので、ご存知の方も多いでしょう。
まとめ
今日の難読漢字5つ、あなたはいくつ読めましたか?
ぜひまた漢字クイズに挑戦してみてくださいね☆
最後までお読みいただきありがとうございました!