今回は「大童」「中る」「須く」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「大童」
「大童」の読み方をご存じでしょうか?
素直に「だいどう」と読んでしまっては恥ずかしいですよ。
難しい字は使っていないのに、何と読むかわからない…
という方も多いかも知れません。
さて、あなたには読むことができますか?
「大童」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字です。
- 意味は、必死になって何かをすること。
- 「クリスマス会の準備に大童です」などと使います。
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「大童」の読み方!正解は!?
正解は「おおわらわ」です!
「童」は音読みでは「どう」ですが訓読みで「わらわ」と読み、小学校低学年くらいの子供のことです。
日常的によく使われる言葉ですが「大わらわ」と表記することが多いため、読めなかった方もいらっしゃるでしょう。
忙しくて全く余裕がないような様子を言う言葉ですね。
以下は例文です。
- 3月は決算期なので、どの部署も大わらわだ。
- 子供が小さい間は毎日が子育てに追われて大わらわです。
類義語には「てんやわんや」「一心不乱」「てんてこ舞い」などがあります。
2問目はこの漢字!「中る」
「中る」の読み方をご存じでしょうか?
「なかる」や「ちゅうる」と読むのはもちろん間違いですよ。
小学校一年生で最も基本的な漢字なのに、まさに難読。
さて、あなたには正しく読むことができますか?
「中る」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇る」の3文字です。
- 意味は「狙いが的中する」など
- 試験のヤマが見事に中った。
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「中る」の読み方!正解は!?
正解は「あたる」です!
通常は「当たる」という字が使われることが多く、意味も同じです。
「あたる」の意味には、主に下のようなものがあります。
- 人や物が直面したり、接触したりする(例:日があたる部屋、車が塀にあたる、人に辛くあたる)
- 物事がある状態に該当している(例:彼は叔父にあたる、駅は北の方角にあたる)
- 狙いや希望に当てはまる(例:矢が的にあたる、天気予報があたる)
- 様子をうかがう、探りを入れる(例:次の店をあたる、資料をあたる)
他にもいろいろな意味を持ちますよ。
「あたる」という言葉は、なかなか奥が深いですね。
最後はこの漢字!「須く」
「須く」の読み方をご存知でしょうか?
「須」は「急須(きゅうす)」の「す」という字ですが「すく」と読んでしまうと恥ずかしいですよ。
とはいえ、確かに読みにくいですね…
さて、あなたには正しく読むことができますか?
「須く」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇く」の5文字です。
- 「当然~すべき」という意味で使う。
- 子供は須く義務教育を受けるべきである。
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「須く」の読み方の読み方!正解は!?
正解は「すべからく」です!
漢字は「須」の一文字なので、知らないとなかなか読めないでしょう。
「すべからく」という言葉の意味は、ヒントでも紹介したように「当然~すべき」ということです。
しかし、現在では少し意味が変わってきて、単に「例外なく全ての」という意味になってきているようです。
「~すべき」や「~でなくてはならない」という意味が無くなってきているのです。
言葉は次第に変化していくため、いずれは誤用の方が正しい使い方になるかも知れませんね。