今日の難読漢字は
「盡す」
「和やか」
「嘗める」
「若しくは」
「藜」
の5つです。
さて、なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「盡す」
はい、もういきなり読めません。
我儘を言わせてもらうと、辞典で調べたいくらい。そんな「我儘」の「儘」に似ているから「まます」?くらいしか思いつきません・・・。
あるいは、「臭い物に蓋をする」の「蓋」にも似ているから、「ふたす」??
ここまで手も足も出ない問題なら、もうヒントを見るしかありません!
「盡す」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇す」の3文字です。
ヒント② これは「尽」と同じ意味を持ちます。
ヒント③ 最初の文字は「つ」です。
「盡す」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「つくす」です!
え?「つくす」って「尽くす」じゃないの?と思ったあなたは正解です!
「盡」という漢字は、「尽」の旧字体であり、人名に使われるときの漢字でもあります。
意味は「すべて使い果たす」「なくなる」というもので、「尽」と同じなので音読みにしても「じん」になります。
ここで面白いところは、旧字体で表しただけなのに「尽くす」⇒「盡くす」とはならずに、「盡す」と送り仮名の使い方が違うところなので、使うときは気をつけましょう!
2つ目の漢字は「和やか」
これは日常的にもよく使う言葉なので読めて当然の問題です!
パッと見で読めなかった人は、これを機にしっかり覚えちゃってください。
でも、そんな人は他の部分が秀でているでしょうから、殺伐とした雰囲気の中でも「和やか」にしてしまうんでしょうね!
「和やか」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇やか」の4文字です。
ヒント② 柔らかい、ふんわり、まったりといった意味があります。
ヒント③ 愛知県の県庁所在地は??
「和やか」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「なごやか」です!
「和やか」とは、「雰囲気がやわらかい」や「物腰がやわらかい」、「穏やか(おだやか)」といった良い意味で使われる言葉です。
対象は雰囲気全体を指すこともあれば、人に対しても使われる言葉で、
「〇〇さんって、いつも穏やかだよね」なんて言われた日には、顔は微笑んでいても内心嬉しくてウキウキしちゃう、そんな誉め言葉でもあります。
忙しい毎日でも、いつも心を穏やかに。
自然と「和やか」な雰囲気があなたを包んでくれますよ!
3つ目の漢字は「嘗める」
一見すると、「ほめる」でしょ?簡単じゃん♪なんて思ってしまいますが、それは「誉める」と書くので違う漢字ですね・・・。
他に似ている漢字といえば、「掌(てのひら)」がありますが、「ひらめる」とは読めないのでこれも違うようです。
今回の「嘗める」は、日常的にあまり使われない漢字ですが、通常は他の漢字が使われており、言葉としてはよく使うもの。
ヒントを参考に、正解に辿りつきましょう!
「嘗める」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇める」の3文字です。
ヒント② 美味しい食べ物を見ると、無意識にしてしまう行為です。
ヒント③ 犬がする愛情表現の一つです。
「嘗める」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「なめる」です!
あれ?「なめる」って「舐める」じゃないの?と思いますが、どちらも正解です。
「嘗める」は、誰もが知っている「下で味見をする行為」の他にも、「辛いことを体験する」ときにも使われる言葉です。「辛酸を嘗める」なんて言いますよね!
美味しいものを味見するのも「嘗める」ですし、辛いことも「嘗める」、さらには人を見下すときにも「嘗める」で、意外にも使いどころがたくさんの「嘗める」。
これはもう、この漢字を上から下から「嘗める」ように見るしかないっ!
4つ目の漢字は「若しくは」
歳が「若い」ことは、いろんな面でメリットがあります。
一般的には、何もしなくても健康だし髪も艶々だし・・・。
何だか開始早々、愚痴になってしまいましたが、今回のテーマは「若い」という漢字に送り仮名がついた「若しくは」です!
そのまま読めば「わかしくは」になりますが、これはもちろん不正解です。
今回の言葉は読めるだけでなく、その正しい用法も知っていると尚のことGoodです!
「若しくは」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇しくは」の4文字です。
ヒント② 「あるいは」と同義語です。
ヒント③ 「または」と同義語です。
「若しくは」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「もしくは」です!
「若しくは」とは、「あるいは」や「または」という接続詞と同じ意味で、ある物事を並べて話すときに使いますね。
ところで、「若しくは」という言葉って普段使いますか??
少し理屈っぽい人なら日常会話でも使うイメージがありますが、「若しくは」は法律用語としては定番の接続詞で、正しい使い方があるのをご存じでしょうか?
意味としては「あるいは」、「または」と同じ言葉ですが、物事を複数並べて言う際に、段階に応じて使うのが正しい用法になります。
例として、最も大きな接続には「又は」を使い、それより小さな接続に「若しくは」を使います。
「(りんご・みかん)・遊園地」という二段階の関係を表したい場合には、「りんご若しくはみかん又は遊園地」という表し方になります。
「りんごとみかん」は同じ食べ物同士でなので「若しくは」で1グループとし、次の大きな選択肢である「遊園地」とは「又は」で繋ぎます。
・・・日本語って、本当難しいですね!
5つ目の漢字は「藜」
和食、洋食、中華料理、どの料理にも合う定番の薬味といえば、ネギですね!
ほとんどの人が「藜」という漢字を見た途端、「ねぎ!」と答えてしまうと思いますが、「ねぎ」は「葱」と書くので違いますね。
よく見ると違うことが分かるんですが、まさに似て非なるもの、遠目から見ても同じに見える「藜」。
もう、「ねぎ」にしか見えないのでヒントにいきましょう・・・。
「藜」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① これは「〇〇〇」の3文字です。
ヒント② 空き地や山、畑などに自生している雑草です。
ヒント③ 最初の文字は「あ」です。
「藜」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「あかざ」です!
え?「あかざ」って某大ヒットアニメの鬼の中で3番目に強いあの人でしょ?と思ってしましますが、「藜」とは「畑や山に自生している植物」のことです。
若葉の段階では食用もできるそうですが、現代では雑草として認識されている植物です。
かたや薬味の定番である「葱」と、今では自生植物となった「藜」、似ているようでやっぱり違いますね!
まとめ
今日の難読漢字5つ、あなたはいくつ読めましたか?
ぜひまた漢字クイズに挑戦してみてくださいね☆
最後までお読みいただきありがとうございました!