難読漢字クイズです。
今回の問題は「貉」!
よく見るような、見たことがないような…
あなたは何と読みますか?
「貉」の読み方のヒントは?
1.「貉」は、俳句で冬の季語です。
2.「貉」は、いくつかの動物をまとめて指す俗称です。
3.「こんな顔かえ?」振り返った顔には目も鼻も口もありません!
正解は…
正解は「むじな」!
「むじな」は訓読み、音読みは「カク」と読みます。
「貉」はタヌキやハクビシン、アナグマなどの俗称です。
また、古くから妖怪としても知られています。
「のっぺらぼう」の正体?
「貉」が人を化かすという一番古い記録は日本書紀です。
『春2月、陸奥国にむじな有り、人となりて歌う』日本書紀「推古天皇35年の条」より
有名なのは小泉八雲の「貉」という怪談で、作品中の「貉」は「のっぺらぼう」です!
「貉」のことわざ
「同じ穴の狢/一つ穴の貉」:一見無関係に見えるが、実は同類・仲間であること。主に悪い意味で使われます。
「穴の貉を値段する」:あてにならないことを、あてにする愚かさ。穴の中にいる貉の値段を、捕まえる前から考えることです。
ちなみに、「むじなそば」という食べ物があります。
たぬきそばのように揚げ玉(天かす)が、きつねそばのように油揚げが入ってます。