今回の難読漢字は「素描」「蹌踉め」「藺草」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「素描」
「素」と「描」から成るこの漢字ですが、「素」は「そのもの」や「何も加えていない生の状態」のような意味がありますので、「ありのままを描く」という、何とも素敵な言葉になります!
優れた画家の絵は、ただ見るだけで感動を与えてくれるものですが、まさに「素描」もそんな絵になるんだろうなと想像しちゃいますよね。
では、そんな素敵な言葉の読みはいったい何でしょうか?
音読みの「すがき」、「そびょう」も間違いではありませんが、ここはかっこよく決めてください!
「素描」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① これはカタカナ読みになります。
ヒント➁ 「〇〇〇ン」の4文字です。
ヒント③ 英語では「ドローイング」です。
「素描」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「デッサン」です!
確かに、絵を描くことを「デッサン」といいますよね!
「デッサン」とはフランス語で「絵を描く」ことを表し、英語では「ドローイング」と呼ばれています。
一般的には、鉛筆や木炭、パステルなどを用いて対象物を視覚的に捉えて描くことをいい、色をつける前段階のものを言います。
優れた画家は、同じ材料や道具を使って描いても、線の太さや強弱などで緩急をつけ、絵に生命を宿していきます。
有名なところでは、巨匠レオナルドダヴィンチが外せませんよね。
あのモナリザも、色の下にある「デッサン」には秘密の暗号や他の絵が隠れているなんて噂もありますし、まさに「素描」という字がぴったりです!
2問目はこの漢字!「蹌踉め」
倉や良という字が入っていますが(くらめく)じゃありません。
さあ、なんと読むでしょう?
「蹌踉めく」読み方のヒントは?
どちらにも「足」という字が入っていますね。
ということは…そうです、足に関係する言葉です。
「蹌踉めく」読み方のもうひとつのヒントは?
疲れやショックな事があったときに足に力が入らずこうなることが多いのはないでしょうか。他には人や物にぶつかってしまって一時的にこうなることもあります。
足元がフラッとしてしまうというような意味です。
「蹌踉めく」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「よろめく」
です!
同じような意味で「よろける」という言葉もありますが、こちらも同じ漢字を使って「蹌踉ける」と書きます。
年令を重ねると、ただ歩いているだけなのにつまづいて、ふらついて、よろめいてしまうことが増えますよね…。
そうならないように、若いうちから足腰を鍛えて、年をとっても強い体幹を維持するようにしましょう!
また「よろめく」には他にも、誘惑にのる・浮気をするという意味もあります。
足元だけではなく、気持ちのふらつきも表す言葉なんです。
若いうちは仕方ないかもしれませんが、魅力的で素敵な人に出会ってよろめいた結果、足元までよろめくような事態にならないように、お気を付けて…。
最後はこの漢字!「藺草」
これは「〇〇草」のように何かの草であることは予想できるんですが、1文字目の「藺」が読めない・・・。
これはもちろん漢字検定1級の難読漢字ですが、音読みでは「りん」と読みます。
訓読みは、そのまま正解になってしまいますので今は伏せますが、音読みを使って「りん草」としてもさっぱり分かりませんね・・・。
ここはヒントを参考に、正解に近づいてみましょう!
「藺草」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 和室には必ずあるモノの、材料です。
ヒント➁ 緑色で独特のいい香りをしています。
ヒント③ この素材でできたカーペットや枕、座布団も売られています。
「藺草」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「いぐさ」です!
「いぐさ」は別名を「とうしんそう」とも呼ばれている草で、和室には欠かせない「畳」の材料となっている草として、もはや説明不要ですね。
この「藺草」は、「い」という1文字の草の名前であるため、最も短い標準和名でもあります。
あの「畳」の独特の何ともいえない心地よい香りは、この「藺草」の匂いでもあり、思わずその上でゴロゴロしたくなるそんな気分にさせてくれます。
そんな「藺草」、ゴロゴロの魔力を秘めているので我が家では枕もカーペットも「藺草」仕様のもので統一しています。
みなさんも「藺草」枕で、今日から快眠生活にレッツトライ!