今回の難読漢字は「布く」「洗練」「烏克蘭」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「布く」
「布く」
「ぬの」という読み方のほかにも「財布(さいふ)」「昆布(こんぶ)」のように「ふ」と読む場面をよく見かけます。
その印象から「ふく」と読んでしまった人もいるかもしれませんが、違います。
「布く」読み方のヒントは?
人を役割や持ち場につけたり、物を設置したり、または決まった物事を多くの人に知らせる時に使います。
類語は
「配置する」
「発表する」
などが挙げられます。意味が複数ありますが、実はよく使う言葉です。
「布く」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「しく」
です!
「軍政を布いて迎え撃った」
「戒厳令を布く」
「鉄道が布かれたおかげで移動が楽になった」
のように使います。
「しく」という漢字は「敷く」が使われる場面が多いですよね。
では「敷く」と「布く」は使い方にどのような違いがあるのでしょうか?
「布く」は広範囲に行き渡らせる・置くという意味で使われます。
一方「敷く」は、「布く」で使われる意味にプラスして、一面に並べる、ものの下に広げるという意味もあるため使われる頻度が高いのです。
「敷く」はオールマイティでどこでも使えますが、「布く」と使い分けることができたらちょっとレベルアップできそうですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
2問目はこの漢字!「洗練」
「洗練」と書いて、なんと読むか分かりますか?
よく(せんれい)と読む人がいますが、
せんれいは「洗礼」です。
でも、多分間違えて覚えていても、
意味は合っていると思います。
「洗練」読み方のヒントは?
「都会に行って洗練された」
「恋に落ちた女性が洗練され、より美しくなった」
など、より良い物になったり、垢ぬけるという意味です。
「洗練された着こなし」
なんて言葉もありますね。
もちろん、プラスの意味で使われている言葉です。
さて、なんと読むでしょう?
「洗練」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇」です!
もっと言えば、「せんれ〇」です!
さあ、もうわかりましたか?
「洗練」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「せんれん」
です!
洗練された女性って憧れますよね。
着こなしから立ち振る舞いまで洗練された女性は、やっぱりワンランク上の人という感じです。
洗練された美しい人に見られたければ、まずダイエットからなのかも知れません。
明日から、頑張りましょう!
最後はこの漢字!「烏克蘭」
難読漢字に挑戦です!
今回の問題は「烏克蘭」。
それぞれの漢字は読めても、3つ集まると難しい…。
じっくり考えてみましょう。
「鳥克蘭」の読み方のヒントは?
1.最近よく耳にする言葉のはず(2024年3月現在)。
2.「鳥克蘭」をひらがなにすると5文字です。
3.「鳥克蘭」は国の名前です。
4.「鳥克蘭」の国旗は、空を意味する青と小麦をあらわす黄色です。
正解は…
正解は「ウクライナ」でした!
「鳥克蘭(ウクライナ)」は、ヨーロッパに位置する共和国。
「宇克蘭」と書いても正解です。
「鳥克蘭」は当て字
「鳥克蘭」のように漢字で外国名を書くようになったのは、19世紀頃といわれています。
耳で聞こえた外国語を漢字に当てはめただけなので、特別な由来はありません。
例:阿蘭陀(オランダ)・英吉利(イギリス)・独逸(ドイツ)・亜米利加(アメリカ)
当て字は絶対ではないため、たびたび変更したり見直されたりしています。
例えば「露西亜(ロシア)」は「魯西亜」と表記されていましたが、「魯鈍の魯なので変えろ」というロシアからの要請で変更したそうです。
「比律賓(フィリピン)」も「非律賓 」と表記されていましたが、「非」が悪字(印象の悪い漢字)なので「比」に改められました。