今回のお題は「肯んずる」「朱鷺」「空く」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「肯んずる」
「肯んずる」
この言葉、何と読むかわかりますか?
「肯定」「首肯」などの単語もあり、
「肯」の漢字自体はよく見かけますよね。
しかし、「肯んずる」と書いて
「こうんずる」と読むわけではありません。
「肯んずる」の読み方のヒントはコレ!
- ヒント1:「肯んずる」の意味は、「承諾する」「引き受ける」
- ヒント2:ほかに「肯んじる」の送り仮名で表記されることもある
難易度が高いかもしれませんが、上のヒントを元に考えてみてください。
「肯んずる」の読み方!正解は…?
「肯んずる」の読み方、正解は……
「がえんずる」です!
読み方がわかっても、ピンとこない人もいるかもしれませんね。
「肯んずる」の意味は、下記の通りです。
- 承知する
- 引き受ける
- 聞き入れる
- 受け入れる
「肯定」とほとんど同じ意味を持つ言葉だということがわかりますよね。
「肯んずる」の語源は?
「肯んずる」という言葉を初めて見たという人も多いでしょう。
そこで、「肯んずる」の語源について解説します。
語源は「かえ(肯)にす」で、本来は「承諾しない」という意味でした。
しかし「に」に含まれていた否定の意味が忘れられ、
だんだん「肯定」の意味として意識されるようになりました。
現在の「肯んずる」という言葉が使われるようになった背景には
このような経緯があったのです。
また、「彼の意見には肯んじない」
「いくらなんでも肯んぜられない」など、
打消しの語とともに使われることが多い言葉でもあります。
あまり一般的な言葉ではなく、
漢字検定準1級レベルの読み方ですので、
正解できたあなたは漢字博士級です…!
とはいえ、小説や論文、ビジネス書などに
出てくることもありますので、
「がえんずる」の読み方を覚えておいて
損はないと言えるでしょう。
2問目はこの漢字!「朱鷺」
難読漢字クイズのお時間です。
今回ご紹介するのは「朱鷺」。
一見「すざく」かな?と思うかもしれませんが、「すざく」は「朱雀」。
この漢字、あなたは読むことができますか?
「朱鷺」の読み方のヒントは?
朱(あか)い鷺(さぎ)の名の通り、真っ赤な頭と朱色の羽が特徴的な大きめの鳥類です。
かつては日本全国に生息していたそうですが、乱獲や環境の変化によって絶滅の危機にさらされてしまいました。
現在は新潟県佐渡市で積極的な繁殖活動が行われています。
分かりましたでしょうか?
正解は…
正解は…
トキ
でした!
昔は普通に空を飛んでいたそうですが、なんだか信じられませんね。
現代ではトキ自体あまり馴染みがない方も多いので、漢字もあまり認知されていないのかもしれません。
しかし、だからこそこの漢字を知っておけば漢字博士に一歩近づくことができるはず。
ぜひこの機会に覚えて読むことができるように、あわよくば書けるように練習してみてください。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
最後はこの漢字!「空く」
「空く」と書いて、なんと読むでしょうか?
タイトルにもありまうが、(すく)じゃありません。
もちろん(そらく)(からく)でもありません。
その場所を占領していたものが、無くなってその場所が自由に使えるようになった時などに使います。
さて、空くと書いてなんと読むかわかりますか?
「空く」読み方のヒントは?
一旦、(そら)や(から)という読み方から離れましょう。
車でドライブしている時によく使う言葉です。
道だけじゃなく、駐車場、座席などにも使います。
もっと言えば、賃貸の部屋や月極の駐車場などにも使われます。
さて、なんと読むかわかりますか?
「空く」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇く」です。
さあ、もうわかりましたか?
「空く」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「あく」
です!
道が空いている、駐車場が空いている、座席が空いているなど、
今までは何かがあったものが、無くなった状態の時に使います。
他にも手が空く、体が空く、隙間が空くなど
よく口にしている言葉ではないでしょうか?
ぜひ、覚えておきましょう。