今回のお題は「弛まぬ」「蜈蚣」「御利益」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「弛まぬ」
「弛まぬ」
「弛む」という漢字は、「ゆるむ」と読むのが一般的です。
「弛まぬ」も「ゆるまぬ」と読めないというわけでもありませんが、もっとかっこいい読み方があるのはご存知でしょうか?
今日は「弛まぬ」の読み方を考えてみましょう!
「弛まぬ」読み方のヒントは?
「弛まぬ」は「弛まない」と同じ意味で使用します。
「弛む」には怠ける、心が弛む、張り詰めていたものが垂れたようにゆるむ、などの意味があります。
それに否定語が伴っているので、弛まない、怠けない、という意味になりますね!
日常的には「弛まぬ努力」のように使う機会が多くあります。
「弛まぬ」の読み方、正解は……
「弛まぬ」の正解は……
「たゆまぬ」です!
つまり「弛まぬ努力」というのは、怠けることなく、勢いを緩めることなく、常に努力をし続ける……という意味なのですね!
ちなみに「緩む」と「弛む」には、どちらも張っていた状態から解放される、緩和される、という意味があります。
「弛む」は「たるむ」とも読めるので、状況によって使い分けられるようにしましょう!
2問目はこの漢字!「蜈蚣」
今回ご紹介するのは「蜈蚣」という難読漢字です。
2文字とも見たことがないという方も多いのではないでしょうか?
どちらの漢字にも「虫」がつくことから、勘の良い方なら虫の仲間かな?と気づくはず。
厳密には昆虫ではないのですが、遭遇するとかなりびっくりする部類の生物です…。
あなたは読むことができますか?
「蜈蚣」の読み方のヒントは?
細長く、前後がわからなくなりそうな生き物です。
刺激すると咬(か)んでくることがあり、「害虫」に分類されることがほとんど。
足がたくさんあることから「百足」とも書き、そちらの漢字のほうがより一般的に使われます。
もう分かってしまったでしょうか?
正解は…
正解は…
ムカデ
でした!
家の中で遭遇するとぎょっとしてしまいます。
ムカデは厳しい温度変化に弱いため、駆除する際には冷却スプレーが効果的です。
実物に出会ってしまうととても漢字のことを思い出している余裕はありませんが、ぜひ心が穏やかなうちに頭の片隅に留めておいてくださいね。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
最後はこの漢字!「御利益」
「御利益」は(ごりえき)ではありません。
「利益」が(りえき)と呼ぶので、間違えたまま覚えてしまっている人も多い漢字です。
もちろん「御利益」は(ごりえき)ではありません。
さて、御利益と書いてなんと読むか分かりますか?
「御利益」読み方のヒントは?
御利益は、
「御利益にあずかる」
「御利益がありそうだ」
など、神や仏を信じると受けられるであろう、恵みや幸運の事を指す言葉です。
受験などの人生のターニングポイントの時には、
「受験・開運の神様に御利益を貰いに」
と神社やお寺に行く事も。
自分も頑張るけど、運にも味方して欲しい時にはやっぱり神頼みです!
「御利益」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。
もっというと「ごりや〇」です。
最後の一文字、さあもうわかりましたか?
「御利益」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「ごりやく」
です!
「御利益がありそうなので」
という理由で人は行動したりしますよね。
玄関をきれいにしておくというのも御利益がありそうです。
良いと言われることは何でもしておくことに越したことがないでしょう。
ぜひ漢字の読み方も覚えておいてください。