今日の難解漢字は、
「丁髷」
「灰汁」
「間髪」
「撫子」
「燻ぶる」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「丁髷」です!
今回出題する漢字はこちら。「丁髷」
一文字目は非常に簡単な漢字ですが、二文字目はなんと読むかすら分からないという方も多いのではないでしょうか。
読みは5文字。
「◯◯◯◯◯」、あなたは分かりますでしょうか?
「丁髷」の読み方のヒントは?
それではヒントを出させていただきます。
いきなり大ヒントを出すと、「丁髷」は髪型の一つをあらわす漢字です。
そして現代でこの髪型をしている人はほとんどいません。
少なくとも私は生まれてから今に至るまで、「現実では」一人もこの髪型の人を見たことがありません…。
ただ、有名な髪型ではあります。
分かりましたでしょうか?
正解は…
正解は…
ちょんまげ
でした!
ちなみに、武士がちょんまげをしていたのは「兜をかぶった際に邪魔にならないようにするため」だったそうです。
合理的な理由があったんですね。
そうした背景を含めて覚えておくとどこかで役に立つかもしれませんね。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
2つ目の漢字は「灰汁」です!
「灰汁」
「灰」「汁」のどちらも日常でよく見かける漢字。
この2つの漢字を合わせるとなんと読むか知っていますか?
「はいじる」は違いますよ!
「灰汁」読み方のヒントは?
灰汁には、「野草に含まれる渋みの原因となる成分」「肉を煮たときに浮き出る成分」という意味があります。
また人物に対しては「独特のしつこさ・粘っこさがある個性」を表すときに使うこともあります。
類語には
「苦み」「えぐみ」などが挙げられます。
そろそろわかりましたか?
「灰汁」の読み方、正解は…
正解は……
「あく」
です!
「スープに浮いてきた灰汁をきれいにすくい取った。」
「隣のおじいさんは灰汁が強すぎるので、あまり好きになれない。」
などのように使います。
「灰汁」は、2字以上の漢字を合わせて読む「熟字訓」という特殊な読み方です。
熟字訓の例としては、日常で当たり前のように読んでいる「昨日(きのう)」などが挙げられます。
そのため「灰」「汁」という漢字から読み方を想像することはできません。
「灰汁」の読み方は、「あく」だ!と覚えてくださいね。
3つ目の漢字は「間髪」です!
「間髪」の読み方をご存知でしょうか?
「かんぱつ」ではありませんよ。
間違えている人が非常に多いのですが…
さて、あなたは正しい読み方がわかりますか?
「間髪」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- 意味は「ただちに」「即座に」
- 「間髪入れずに息の合った合いの手が入る」などと使います
以上の4つのヒントから、考えてみてくださいね。
「間髪」の読み方。正解は!?
正解は「かんはつ」です!
「かんぱつ」と読んでいた人が、かなり多いのではないでしょうか?
実際「かんぱつ」という読み方が浸透しすぎて、パソコンでも「かんぱつ」で変換できてしまいますね。
「間髪(かんはつ)」という言葉の由来は、中国の説話集「説苑(ぜいえん)」に出て来る言葉によるもので「髪の毛1本も入る隙がない」ことを表しています。
それが転じて「わずかな時間もおかずに、すかさず、直ちに」という意味になったのです。
ですので、正しい言葉の区切りは「間(かん)、発(はつ)を入れずに」となります。
「かんぱつ」と読んでいた方は、ぜひこの機会に「かんはつ」という読み方で覚えておいてくださいね。
4つ目の漢字は「撫子」です!
一時期、キラキラネームというものが流行った時期がありますが、最近の私のブームは古風な響きに聞こえるけど、おしゃれで可愛い女の子の名前を探すことです。
例えば、「梅」や「花子」さんなどは、昔の女性の定番の名前ですが、「桔梗(ききょう)」や「古都子(ことこ)」、「式部(しきぶ)」さんなんていたら、おしゃれだなぁと思ってしまいます。
そこで今回の問題は「撫子」です。
もちろん「なでこ」さん、とも読めますが、他にも読み方があるんです!
「撫子」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇〇」の4文字です。
ヒント② 女子サッカー代表のことを何ジャパンと呼ぶ?
ヒント③ ピンク色の可愛らしい花の名前です。
「撫子」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「なでしこ」です!
「撫子」とは、ピンク色の花がイメージしやすい、約300種類はあると言われている可愛らし花のことです。
丈夫で育てやすく、ガーデニングでも定番の花としてよく利用されています。
ピンク、白、赤といった色の小な花が印象的で、その花びらには糸状になった繊細な細やかな切れ込みが入っているものなどもあり、「ナデシコ」は「秋の七草」にもなっている日本人になじみの深い花です。
そんな「撫子」の花言葉は、「無邪気」「純愛」。
色によっても異なった花言葉があるくらい、愛に溢れた「撫子」です。
5つ目の漢字は「燻ぶる」です!
「燻ぶる」・・・パッと見て読める人は少ないのではないでしょうか?
「燻製(くんせい)」の「燻(くん)」だから、「くんぶる」?
そう考える人が多いはず。
でも残念!間違いです・・・
ただ、とっても惜しい!
何て読むのか、さっそく見ていきましょう!
「燻ぶる」の読み方のヒントは・・・?
ヒントは、「燻」という漢字の意味にあります。
「燻」は、音読みだと「くん」、訓読みだと「いぶし」と読みます。
「物を焼いて煙を出すこと」「煙が多く出るように燃やすこと」を意味しています。
「燻製」は、食材を炎で焼くのではなく煙でいぶして作られた料理ですもんね。
「燻ぶる」も、炎が燃えずに煙が出ている状態を表す言葉ですよ!
「燻ぶる」の読み方の答えは・・・
正解は、「くすぶる」でした!
「燻ぶる」には、「物がよく燃えずに煙ばかり出る」という意味の他にも次の意味で使われます。
- 身なりが小汚い様子⇒(例)燻ぶった彼女は別人のようだった
- 争い事が表面化せずに、解決しないまま水面下で続いている様子⇒(例)不満が燻ぶる
- 地位や状態が低迷してその場にとどまっている様子⇒(例)まだ見習いで燻ぶっている
- 閉じこもって陰気に過ごす⇒(例)1日中家の中で燻ぶっている
色々な使われ方がありますね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!