今回のお題は「認める」「廂」「告天子」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「認める」
「認める」の読み方をご存知でしょうか?
今回は「みとめる」以外の読み方でお答えください。
漢字には、一般的に読まれる読み方と同じ表記なのに、全く違う読み方を持つものがあります。
「認める」もその一つ。
さて、あなたには読むことができますか?
「認める」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇める」の5文字
- 意味は「手紙を書く」「支度をする」など
- 「便りを認める」のように使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「認める」の読み方!正解は…!?
正解は「したためる」です!
書き記すことを「したためる」と表現するのは、現代でも時々耳にすることがありますね。
しかし漢字で「認める」と書くとは、知らなかった方がほとんどではないでしょうか。
「したためる」には、手紙を書くという意味の他に「支度をする」「食事をする」という意味もあり、「夕飯をしたためてから外出した」のように使います。
しかしこれらはかなり古い表現で、現代では使われることがほとんどないと言えるでしょう。
「認める」と書いて「したためる」と読むと覚えておくと、ちょっとした雑学ネタとして披露できるかも知れませんね。
2問目はこの漢字!「廂」
本日の難読漢字クイズは「廂」です!
画数は多くありませんが…何と読むのでしょう?
「廂」の読み方のヒントは?
1.「廂」をひらがなにすると3文字です。
2.「廂」は建物と関係の深い言葉です。次に関係が深いのはファッションです。
3.玄関やベランダに「廂」があると便利です。
正解は…
正解は「ひさし」でした!
一般的には「庇」と書くことが多いですね。
「廂(ひさし)」は訓読みで、音読みは「ショウ」「ソウ」です。
建物に関係する「廂」
扉や窓、縁側などの開口部の上に出っ張っているのが「廂」です。ちなみに、屋根の下部に出っ張っている部分は「軒(のき)」です。どちらも日差しや雨風から家を守ってくれます。
昔の寝殿造では、母屋 (もや) の外側に張り出した一段低い部分を「廂の間(ひさしのま)」「廂間(ひあわい)」と呼びました。屋根はなく、周囲に妻戸(観音開きの扉)などを立て、外に縁を巡らせた場所です。
ファッションに関係する「廂」
帽子に付いている日よけ「つば」「バイザー」を「廂」といいます。
また、明治30年後半から大正にかけて流行したのが「廂髪(ひさしがみ)」です。髪を束にまとめ上げ、前髪と左右耳際の髪を前方へ突き出すのが特徴でした。
最後はこの漢字!「告天子」
漢字を細かく見てみると「天の子を告げる」、何とも神々しい漢字ですね。
なんだかルネサンス期の芸術作品のタイトルを彷彿するようなネーミングですが、「天の子」とは「天使」のことでしょうか?
西洋の宗教などでは、神のお告げをするのは「大天使」だったりしますが、そういった関係の言葉かな?と想像できますが、少し違います。
さあ、「告天子」は何を告げるのか、一緒に考えてみましょう!
「告天子」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 告げるのは「春」です。
ヒント② 「〇〇〇」3文字の鳥です。
ヒント③ 地方によっては「叫天子」などとも呼ばれます。
「告天子」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ひばり」です!
「ひばり」と言えば、春を告げる鳥ということで、世界中で人々から愛されている鳥で有名ですね。
また、日本各地に「ひばり幼稚園」「ひばりが丘」などの名称があるくらい、いろんな施設や名称などにも愛用されていますね。
ひばりは、全長17cmくらいの、雀と同じか少し大きい鳥で、上面の羽は褐色をしています。
空の上を長い時間停空飛翔することが可能で、繁殖期になるとオスはさえずりながら高く上がって行く「揚げ雲雀」と呼ばれる、縄張り行動をとることでも知られています。
食性は、植物や木の実が中心ですが、昆虫なども食べる雑食。
天高く舞って春を告げるパワーの源がここにありますね!