今日の難解漢字は、
「藺草」
「旅籠」
「押印」
「哨吶」
「胼胝」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「藺草」です!
これは「〇〇草」のように何かの草であることは予想できるんですが、1文字目の「藺」が読めない・・・。
これはもちろん漢字検定1級の難読漢字ですが、音読みでは「りん」と読みます。
訓読みは、そのまま正解になってしまいますので今は伏せますが、音読みを使って「りん草」としてもさっぱり分かりませんね・・・。
ここはヒントを参考に、正解に近づいてみましょう!
「藺草」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 和室には必ずあるモノの、材料です。
ヒント➁ 緑色で独特のいい香りをしています。
ヒント③ この素材でできたカーペットや枕、座布団も売られています。
「藺草」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「いぐさ」です!
「いぐさ」は別名を「とうしんそう」とも呼ばれている草で、和室には欠かせない「畳」の材料となっている草として、もはや説明不要ですね。
この「藺草」は、「い」という1文字の草の名前であるため、最も短い標準和名でもあります。
あの「畳」の独特の何ともいえない心地よい香りは、この「藺草」の匂いでもあり、思わずその上でゴロゴロしたくなるそんな気分にさせてくれます。
そんな「藺草」、ゴロゴロの魔力を秘めているので我が家では枕もカーペットも「藺草」仕様のもので統一しています。
みなさんも「藺草」枕で、今日から快眠生活にレッツトライ!
2つ目の漢字は「旅籠」です!
「旅の籠(かご)」と書くこの「旅籠」、イメージはなんだか時代劇っぽいですね。
お姫様やお殿様が、従者がもつ大きな「籠」の中に座っている光景が浮かんできそうです。
または、背中に背負った大きな「籠」の中に薪や唐笠を入れて行商しに行くお爺さんの構図も浮かんできます。
このように、「旅」と「籠」はどちらも相性の良い漢字同士になりますが、単語として組み合わさると何と読むのでしょうか?
「旅籠」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「旅」は「たび」とは読みません。
ヒント➁ 「〇〇〇」の3文字です。
ヒント③ 宿の別名でもあります。
「旅籠」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「はたご」です!
「旅籠」とは、いわゆる「旅館」のことです。
江戸時代では、旅人を宿泊させて食事を提供するの家のことを「旅籠」と呼んでいました。
その歴史から、老舗としての格を出すために明治時代以降も「旅籠」という名称を使うところも多いくらいです。
でも、宿がなぜ「籠」なのでしょうか?
この言葉のもともとの由来は、馬で旅をしているとき、生活に必要な物資や食料、馬の飼料を入れていたのが「籠」でした。
そこから転じて、旅の食料を入れる器が後に宿屋で食事を提供する意味に捉えられ、宿屋や旅館を指すようになったとのことです。
3つ目の漢字は「押印」です!
「脱ハンコ」「ハンコレス」がすすめられているとは言うものの、職場や銀行、車の購入や部屋の契約など、まだまだ判子を押す場面は多いもの。
「押印」とは文字通り、判子を朱肉に付けて紙などに押すことを言います。
そんな意味は分かるものの、「おしいん」と読んでしまっている人が多いのではないでしょうか?
社会人にとって切っても切れない判子。
恥をかかないためにも、正しい読み方をさっそく見ていきましょう!
「押印」の読み方のヒントは・・・?
- 「押印」の「印」は「いん」と読みます。
- ひらがなで「〇〇いん」の4文字です。
さらなるヒント!
- 「押印」の「押」は「お〇」と読みます。
つまり、「お〇いん」!!
もうこれで、分かりましたよね!?
「押印」の読み方の答えは・・・
正解は、「おういん」でした!
ちなみに、判子を押すと言えば「捺印(なついん)」でしょ?と思った方もいるのではないでしょうか。
確かに「押印」も「捺印」も印鑑を押すという意味で使われます。
ただし「押印」は、印刷またはゴム印で押された氏名や社名とともに判子を押す場合。
「捺印」は、直筆の氏名・社名とともに判子を押す場合に使われるという違いがあるのです。
社会人のたしなみとして覚えておきましょう!
4つ目の漢字は「哨吶」です!
「哨吶」読み方のヒントは?
「哨吶」読み方のもうひとつのヒントは?
「哨吶」の読み方、正解は・・・
5つ目の漢字は「胼胝」です!
「胼胝」
これ、何と読むかわかりますか?
あまり見かけない文字ですが、
実はあなたにもあるかもしれない物です。
さあ、あなたは何と読みましたか?
「胼胝」読み方のヒント!
「胼胝」は、体にできるある物のことです。
私は指に胼胝がありますし、
あなたもどこかに胼胝ができているかもしれません。
さて、読めたでしょうか?
「胼胝」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「たこ」
です!
「胼胝」とは、
「同じ場所を繰り返し圧迫された皮膚が角質化し、分厚くなったもの」を表す言葉です。
「ペンだこ」が有名ですが、「座りだこ」や「ひじだこ」、
お神輿を担ぐ人のなかには、肩の部分に「まつりだこ」ができている人もいるのだとか!
よく聞く言葉の「耳に胼胝ができる」。
これは、何度も同じことを聞かされて、うんざりしている様子を表している言葉です。
何度も同じ場所を圧迫されてできる胼胝になぞらえて、
こんな慣用句ができるなんて、ウィットに富んでいますよね。
ちなみに似たような皮膚の変化に「うおのめ」があります。
違いは、胼胝ができても痛みはありませんが、うおのめは痛みが伴います。
見慣れない漢字ですが、意外と身近な存在「胼胝」。
意味も合わせて覚えて、スマートに読めるようになりましょう!
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!