漢字読み講座

【今日の難読漢字】「目高」「雪駄」「蹌踉めく」「合羽」「臑」ってなんて読む?

今日の難解漢字は、

「目高」

「雪駄」

「蹌踉めく」

「合羽」

「臑」

です!

どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、

なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「目高」です!

「目高」という漢字は、どちらも簡単で小学校低学年で習うものです。

 

意味から考えると、「目が高い」というシンプルなものですので、キリンや馬などのように首や背丈が高い動物のような感じもしますね。

 

はたまた、この「高い」は高額とか高級とかの意味合いであるとするならば、目がキラキラした綺麗な魚のようなものでしょうか?

 

意味から探るといろいろ予想できますが、今回はもっと単純です!

 

今回はサービス問題。ヒント無しに正解してみましょう!

 

「目高」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① 「〇〇〇」の3文字です。

ヒント➁ ずばり魚類です。

ヒント③ そのまま読めば正解です。

 

「目高」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「メダカ」です!

 

「メダカ」といえば、家でも簡単に飼育することができるので子どもの頃に飼っていた方も多いことでしょう。

この「メダカ」は、特定の魚を指すというよりも、分類上は「淡水魚の総称」として使われていることから、その種類は500種にも上ります。

 

そんな「メダカ」は、漢字の音からくる当て字ではなく、身体に対して大きな目が頭部から飛び出しているので「目高」と名づけられました。

 

昔は、近所の川原にいけば泳いでいる姿を見ることができましたが、残念ながら現代では自然の川で泳いでいる姿を見つけることは難しい環境になってしまいました。

 

また「目高」が戻ってこられる環境にしたいものですね!

2つ目の漢字は「雪駄」です!

2つの漢字から推測するに、「雪で作った下駄」か「雪のときに履く下駄」でしょうか。

 

となると、藁で作ったブーツのような履物や、忍者が水の上を歩くときに使うような靴底が平べったくて大きい靴が連想されますが、どちらも違います。

 

強いて言うなら後者の「靴底が大きい履物」が正解に近いですが、一体何でしょうか?

 

「駄」という字は「た」とも読めることから、「せつた」になりますが、こんな名前の履物はありません・・・。

 

さあ、この「雪の下駄」は何と読む?

 

「雪駄」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① 「〇〇〇」の3文字です。

ヒント② 現代ではサンダルです。

ヒント③ 男性が浴衣を着た時の履物といえば?

 

「雪駄」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「せった」です!

 

「雪駄」とは、男性が履く履物のことで、浴衣などの和服と合わせるものですね。

近所のお祭りや花火大会に行ったとき、男性が履いているのを見たことがある人も多いのではないでしょうか。

 

ちなみに、この「雪駄」は男性が履くものというイメージがありますが、女性が履いても良いんだとか。でも、浴衣を着た女性が「雪駄」を履いてしまうと華麗さが少なくなってしまうので、ケースバイケースで使い分けが必要ですね。

3つ目の漢字は「蹌踉めく」です!

「蹌踉めく」と書いて、なんと読むか分かりますか?

倉や良という字が入っていますが(くらめく)じゃありません。
さあ、なんと読むでしょう?

「蹌踉めく」読み方のヒントは?

どちらにも「足」という字が入っていますね。

ということは…そうです、足に関係する言葉です。

「蹌踉めく」読み方のもうひとつのヒントは?

疲れやショックな事があったときに足に力が入らずこうなることが多いのはないでしょうか。他には人や物にぶつかってしまって一時的にこうなることもあります。

足元がフラッとしてしまうというような意味です。

「蹌踉めく」の読み方、正解は・・・

正解は・・・
「よろめく」
です!

同じような意味で「よろける」という言葉もありますが、こちらも同じ漢字を使って「蹌踉ける」と書きます。

年令を重ねると、ただ歩いているだけなのにつまづいて、ふらついて、よろめいてしまうことが増えますよね…。
そうならないように、若いうちから足腰を鍛えて、年をとっても強い体幹を維持するようにしましょう!

また「よろめく」には他にも、誘惑にのる・浮気をするという意味もあります。
足元だけではなく、気持ちのふらつきも表す言葉なんです。
若いうちは仕方ないかもしれませんが、魅力的で素敵な人に出会ってよろめいた結果、足元までよろめくような事態にならないように、お気を付けて…。

4つ目の漢字は「合羽」です!

「合羽」と書いて、なんと読むか分かりますか?
なんと(ごうはね)ではないのです!
さあ、なんと読むでしょう?

 

「合羽」読み方のヒントは?

ヒントは全体で3文字の言葉です!
普段の使う場面は限られており、大人よりもこどものほうが使うイメージありますね。
何か心当たりはあるでしょうか?

 

「合羽」読み方のもうひとつのヒントは?

最初の文字はズバリ「か」です!
雨の日に濡れないように使うものです。
大人になるとそもそも持ってないひとも少なくないです。
自転車やバイクなど、傘をさせない場合にこちらを使うといった感じでしょうか。
警備や警察官の方、他にも農作業のときに使う場合もあるようです。

 

「合羽」の読み方、正解は・・・

正解は・・・
「かっぱ」
です!

 

かっぱは雨や雪のときに濡れるのを防ぐ雨具です。雨ガッパとも呼びますね。
水に濡れることから、水辺に棲む妖怪の河童が語源と思われている方もいるかもしれません。
実はポルトガル語のカパ(cape)が語源で、英語ではケープ(cape)と呼ばれています。

 

日本に伝わったばかりの合羽は、高価な材料で豪華な見た目だったため、織田信長などが珍重したそうです。
後に和紙製の安価で軽量な合羽が生まれ、あっという間に普及してまさに生活必需品となったとのこと。

5つ目の漢字は「臑」です!

「臑

これ、何と読むかわかりますか?

 

読めてしまえば簡単な漢字なのですが…

 

さあ、あなたは何と読みましたか?

 

「臑」読み方のヒント!

 

「臑」は、体のある一部分を表した漢字です。

 

ヒントは、ぶつけるととても痛い場所。

また、ここをかじっていると非難されてしまうかも…

 

さて、読めたでしょうか?

 

「臑」の読み方、正解は…

気になる正解は…

 

 

 

 

「すね

です!

 

「臑」は、

「ひざの下からくるぶしの上までの部分」を表す言葉です。

 

「臑をぶつけて悶絶する」

なんて経験は、誰でも一度はありますよね!笑

 

「すね」を表す漢字は「臑」のほかに、

「脛」という漢字もあります。

「脛」の方が一般的かもしれません。

 

「親の臑かじり」という言葉は、

子どもが独立せず、親に養ってもらっていること」を表した慣用句です。

 

なぜ「臑」なのかというと、

昔の言葉で「腕一本、臑一本」という言葉が由来です。

 

この言葉で言う腕とは、技術のこと。

そして臑は、歩き回れる足と体力があることを指します。

つまり「自分一人で働けるだけの力と技がある」=自立しているという意味なのです。

 

この言葉が転じて「自立している人にかじりついて暮らしている」ことを、

「親の臑かじり」と言うようになったそうです。

 

よく知られている言葉なのに、漢字だとなかなかわからないものですよね。

しっかり覚えてスマートに読めるようになりましょう!

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

ABOUT ME
flower
とにかく本が好きです!