漢字読み講座

【今日の難読漢字】「釣果」「睫」「罌粟」「項垂れる」「齎す」ってなんて読む?

今日の難解漢字は、

「釣果」

「睫」

「罌粟」

「項垂れる」

「齎す」

です!

どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、

なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「釣果」です!

「釣果」は何と読むかご存知でしょうか?

「釣」という字がはいっているので「つりか」やと読んでしまいそうですが、間違いです。

釣りによく行く方なら、簡単にわかるかも知れませんね。

さて、あなたは読むことができますか?

「釣果」の読み方のヒントはこちら

  1. 読み方の文字数は「〇〇〇〇」の4文字です
  2. 「今日の釣果は20匹です!」のように使います
  3. 釣り用語です

以上3つのヒントで考えてみてください。

「釣果」の読み方!正解は!?

正解は「ちょうか」です!

釣果という漢字から想像はつきますが、意味は釣りの成果のこと。

釣の字を「ちょう」と読むのは、知らない人にはちょっと想像の域を超えていますね。

同じ読み方をする漢字に「釣鉤(ちょうこう)」があります。

釣鉤とは釣り針のことで、釣果と同じく釣り用語ですが、いずれもなかなかの難読漢字。

「今日は20匹つれたよ」と言うよりも「今日の釣果は20匹」と表現した方がプロっぽくてかっこいいですね。

ただし、釣果が少ない時に使うと、逆効果かも…

2つ目の漢字は「睫」です!

一文字で表す「睫」というこの漢字、「目へん」がつく以上、目に関係した言葉であることは確かなようです。

 

目に関係した言葉といえば、「まぶた」や「涙袋」、「まつげ」、「瞳孔」などがありますが、この中に正解はあるのでしょうか?

 

それとも目にまったく関係ない当て字の可能性もありますが、「睫」を何と読むか分かりますか?

 

ヒントを見ながら一緒に考えていきましょう!

 

「睫」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① 「〇〇〇」の3文字です。

ヒント② ある毛を表しています。

ヒント③ 最近ではここをカールするのは当たり前です。

 

「睫」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「まつげ」です!

 

「睫」といえば、最低限メイクをする場所の一つにも挙げられるほど、世の女性にとっては重要なパーツ。

 

カールさせたり、本数を増やしたり長く見せる「付け睫」など、目元をくっきりはっきりさせるために重要な部分です。

 

「睫」といえば、女性にとってはメイクが真っ先に思い浮かびますが、「睫」が凄いものといえば「ラクダ」でしょう。

 

あの砂まみれの居住環境でも目がよく見えるように、「睫」がゴミや埃を払う役目をしているんだとか。

 

ということは、最近の女性は「よく見えている」ということ。

・・・男性陣はいろいろ気を付けましょうね!

3つ目の漢字は「罌粟」です!

難読漢字クイズに挑戦です。

本日の漢字は「罌粟」!

初めて見る人も多いのでは?

早速ヒントを見てみましょう。

「罌粟」の読み方のヒントは?

1.春から初夏にかけて花が咲きます。可愛らしいので切り花として人気があります。

2.俳句では初夏の季語です。

3.育ててよい「罌粟」と、育ててはいけない「罌粟」があります。

4.『彼は罌粟からは阿片の採れることを知っていた。』フセヴォロド・ミハイロヴィチ・ガールシン「紅い花」より引用

もうおわかりですね!

正解は…

正解は「ケシ」でした!

「罌粟(ケシ)」は、「芥子」とも書きます。「芥子」は本来「からし菜」の種のことですが、今は定着して使われています。

「罌粟」は種類の多い植物です。栽培してもよいものは一般的に「ポピー」と呼ばれています。

麻薬成分が含まれているソムニフェルム種のケシ、セティゲルム種のアツミゲシ、プラクテアツム種のハカマオニゲシは、栽培が禁止されています。

「罌粟」の由来

「罌」は「もたい」と読み、「胴がふくらみ、口のすぼまったまるいかめ」のこと。ケシの実は「もたい」のように膨らむのでこの漢字があてられたのでしょう。

「粟」は「アワ」ですね。ケシの種子は粟のように細かいことを表しています。

4つ目の漢字は「項垂れる」です!

「項(こう)」も「垂れる(たれる)」も、それほど難しい漢字ではないのに、「項垂れる」は「こうたれる」ではないんです!

それでは、「こうべたれる」では?

…と思ったあなたも、残念!

「こうべたれる」でもないんです。

「こうべ」は「頭」や「首」と書きますもんね・・・

それでは何と読むのか、さっそく見ていきましょう!

「項垂れる」の読み方のヒントは・・・?

読み方は、ひらがなで「〇〇だれる」です!

そして「垂れる」には、次のような意味があります。

  1. 先端が下がった状態になる
  2. しずくになって落ちる

さらに「項」という漢字には、次のような意味があるんですよ。

  1. 物事を小分けにした1つ1つ。
  2. 代数式や数列などの構成要素。
  3. うなじ。

なんと!「項」は「うなじ」という意味・読み方もあるんです。

さあ、もう分かりましたよね?

「項垂れる」の読み方の答えは・・・

正解は、「うなだれる」でした!

失望や恥ずかしさから、心配事や考え事のため、首を前に垂れてうつむく様子を表す言葉です。

「試験の結果が振るわず、不合格の通知に項垂れた」

「先生に叱られて、しょんぼりと項垂れた」

などと使われます。

「項」は「うなじ」という意味があると前述しましたが、「項髪(うながみ)」などのように「うな」とも読むのです。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

5つ目の漢字は「齎す」です!

「齎す」・・・読み方はもちろん、画数も多くて書き方も予想が付かない難しい漢字ですね。

「齋藤」「齊藤」「斎藤」など、色々な文字がある「さいとう」さんの「さい」の漢字にも似ていますが、「さい」とは読みません。

「臍の緒(へそのお)」の「」にも似ていますが、これも違います。

これが読めたら、あなたも漢字マスターですよ!

「齎す」の読み方のヒントは・・・?

画数の多い「齎」の文字ですが、よく見ると「貝」の文字が一部分に使われているのが分かりますよね。

かつて中国では貝を貨幣の代わりに使っていたことから、「財産」や「財宝」という意味を表しているんです。

そして、お金や財産に関する漢字に「貝」が使われます。

例えば、「財」「貯」「購」「贈」などなど・・・

「齎」という漢字にもやはり「宝・財貨・おくりもの・持ち物」といった意味があるんです。

「齎す」と送り仮名が付くと、「持ってくる」「ある状態を生じさせる」という意味になります。

読み方はひらがなで「〇〇〇す」の4文字です。

分かりましたか?

「齎す」の読み方の答えは・・・

正解は、「もたらす」でした!

ヒントにあるように、「齎す(もたらす)」には「持ってくる」「ある状態を生じさせる」という意味があります。

例えば「青い鳥には幸せを齎すと言う言い伝えがある」「良い知らせを齎す」などと使われます。

ただし、「地震が甚大な被害を齎す」など、ネガティブな事柄にも使われるんですよ。

その点も覚えておくと上級者です!

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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とにかく本が好きです!