今回は「卓別麟」「相殺」「佇む」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「卓別麟」
食卓の「卓」に「別」、そして空想上の生き物の麒麟の「麟」。
そんな3文字が合わさっても、まったく意味不明なので、おそらく音読みによる当て字なのでは?と予想できますが、どうでしょうか?
ここで書きすぎるとヒントにはなってしまいますが、発音による当て字なら「茶府麟」の方が断然いいように思いますが・・・。
さあ、もう分かってしまった方もヒントを見て確信に変えてみてください!
「卓別麟」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① ずばり人物名です。
ヒント➁ 「チャ〇〇〇〇」の6文字です。
ヒント③ サイレント映画といえばこの人!
「卓別麟」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「チャップリン」です!
「チャップリン」といえば、無音映画のコメディアンとして、誰もがテレビなどで見たことがあるでしょう。
フルネームは、「サー・チャールズ・スペンサー・チャップリン」といい、イギリス生まれのタレントさんです。
タレントといっても、日本のタレントというより、まさに「才能」の塊。
映画界においては、俳優、脚本家、プロデューサーに留まらず、なんと作曲までしている「卓別麟」。
ちょび髭をつけてステッキを持っている姿ばかりが印象に残っている彼ですが、すごいマルチな才能をもっていたなんて驚きですね!
2問目はこの漢字!「相殺」
「相殺」。明らかに怖い単語・・・。
漢字は簡単ですし、言葉としてよく耳にしますね。
でも、いざクイズ番組のようにいきなり正しい読み方は?と言われると迷ってしまう人もいるのではないでしょうか?
さらに、その意味も答えるとなると、一気に難易度が上がります。
「あいさつ」、「そうさい」、「そうさつ」・・・。
あれ?どれが正解だっけ?とならないためにも、この場で正しい読み方を覚えてしまいましょう!
「相殺」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「相」は「そう」と読みます。
ヒント➁ 読み方は2つありますが、それぞれ意味が違います。
ヒント③ どちらも、「そう〇〇」の4文字です。
「相殺」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「そうさい」または「そうさつ」です!
今回は分かった方も多いのではないでしょうか。
また、一般的に「そうさい」の方を覚えていて、「そうさつ」の方は間違った読み方と覚えている人もいたのではないでしょうか?
どちらの読み方も正しいものですが、この2つは正確には意味が違います。
「そうさい」は、2つ以上のものや出来事の力、あるいは要素が拮抗していて、「お互いに差し引き」されてしまう様子のことです。
または、お金の貸し借りにおいて、一定の条件の下、解消するといった意味合いでも使われますね。
もう一つの「そうさつ」は、そのまま漢字のとおり「互いに殺し合う」です。
なんだかあまり使いたくない言葉ですね。
世間一般に、広く「そうさい」の方が覚えられているのは、その意味から来ているのかもしれませんね。
最後はこの漢字!「佇む」
「佇む」
あまり見たことのない不思議な漢字ですよね。
送り仮名も「む」と、なんだか見慣れない…
さあ、あなたは正しく読めますか?
「佇む」読み方のヒント!
貯金の「貯」という字の左側が違うだけなので
「ちょむ」
と読んでしまった方もいるのでは?
実は「佇」の一文字だと「ちょ」と読むのは正しい読み方。
ですが、訓読みだと別の読み方になるんです。
「窓際に佇む」
などで使われますよ。
さて、読めるでしょうか?
「佇む」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「たたずむ」
です!
「佇む」は、
「しばらく立ち止まり、じっとその場にいること」
という意味を持ちます。
「窓際に佇む」というと
「窓際にじっと立っている様子」を表しています。
ほかにも
「木陰に佇む」「道端に佇む」など
文芸作品では比較的よく見かける言葉です。
また、素敵なお家や隠れ家レストランを紹介する際に
「閑静な住宅街に佇む〜」なんて表現をすることもありますね。
ただ「立つ」と表現するよりも雰囲気のある言葉なので、
小説を読むのが好きな方は、よく見かける漢字かもしれません。
一度聞いてしまえば、とても覚えやすい言葉。
読めなかった方も、ぜひ覚えて使ってみてくださいね。