漢字読み講座

【今日の難読漢字】「朝朗け」「生る」「帰依」「蹂躙」「傾城」ってなんて読む?

今日の難解漢字は、

「朝朗け」

「生る」

「帰依」

「蹂躙」

「傾城」

です!

どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、

なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「朝朗け」です!

漢字クイズのお時間です。

今回ご紹介するのは「朝朗け」という漢字です。

全く見たことのない字面だと思った方も多いのではないでしょうか。

ただ、実は言葉自体は聞いたことがあるはずです。

ぜひ考えてみてください!

「朝朗け」の読み方のヒントは?

この漢字の読む上でのポイントは「朗け」の部分です。

現代ではこの漢字をこのように読むことはほとんどないのですが、1000年ほど前では一般的な読み方だったそうです。

読み方は「朝朗け」で5文字です。

「〇〇〇〇け」

分かりましたでしょうか?

正解は…

正解は…

あさぼらけ

でした!

朝を指す言葉にもたくさんの種類がありますが、中でも「明け方、ぼんやりと空が明るくなり始める頃」を指す言葉です。

なんとなく朝目覚めてぼーっとしている時のような印象を持つ言葉ですが、そのような意味は含まれていません。

たまには少し早起きして朝朗けの澄んだ空気を吸ってみるのも気持ち良いかもしれませんね。

ここまでお読みいただきありがとうございました!

2つ目の漢字は「生る」です!

「生」に送り仮名の「る」というシンプルな言葉の「生る」。

 

「生」は小学校1年生でも習う簡単な漢字なのに、訓読みとなると超難読漢字に早変わり・・・。

 

「なまる」とか「せいる」とはもちろん読みませんが、せっかくなら読み方だけでなく正しい意味も理解したいところです。

 

かなり難しいので、ヒントも活用しながら正解に近づいていきましょう!

 

「生る」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① 「〇る」の2文字です。

ヒント② 「生」は「なま」と読みますよね?

ヒント③ 「なまる」でなければ・・・??

 

「生る」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「なる」です!

 

「生る」とは、「木の実が生る」のように、「新たに何かが生じる」意味があります。

 

その他にも、そのまま「木の実が実る」という「結実」の意味があります。

 

何かを「成す」ときの「成る」も同じような意味がありますが、「生る」は新たに産まれるというニュアンスを含んでいることから、新学期や新年のスタートから「成り上がる」ときには「生る」を使った方が合っていますね!

 

どんな状況や環境でも、人は努力次第で「生る」ことができるので、諦めずに頑張っていきましょう!

3つ目の漢字は「帰依」です!

たまに見かけることのある「帰依」。

だけど何て読むのかわからない、「きい」かな?と自信のないまま読んでいると言う人も多いのではないでしょうか?

この機会に、正しい読み方をマスターしましょう!

意味があやふやな人のために、「帰依」の意味も詳しく解説します。

それではさっそく見ていきましょう。

「帰依」の読み方のヒントは・・・?

「きい」と読むのは間違いですが、ひらがなで「き〇」と読むのが正解なので「きえ」は実はすごく惜しいんです!

ひらがなを1文字ずつ当てはめていけば、必ず正解にたどり着きますよ。

しかも、50音の「あ」から順にいけば、すぐに正解の文字が現われます。

もう分かりましたか?

「帰依」の読み方の答えは・・・

正解は、「きえ」でした!

「帰依」というのは、実は仏教教護。

仏教において、「仏を進行し、教えを乞うて仏教の教えのままに生きること」を意味します。

具体的には、お釈迦さまと同じ修業をすることで悟りを開いで、成仏を目指すことが、「帰依する」ことだと言われています。

また、一般的には「神や仏、高僧など優れた人物を信じて従うこと・全面的に頼ること」という意味で使われます。

「彼は仏門に帰依するそうだ」

「科のお所は仏に帰依を誓った」

などという感じで聞いたこともあるのではないでしょうか?

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

4つ目の漢字は「蹂躙」です!

「蹂躙

これ、何と読むかわかりますか?

 

どちらの漢字もなんだかとても難しそう。

 

さあ、あなたは何と読みましたか?

 

「蹂躙」読み方のヒント!

 

「蹂躙」は、普段はなかなか使われない言葉です。

 

「なんびん」などと読み間違えてしまいがちですが、

こちらはひらがな5文字で表す言葉です。

 

さて、あなたは正しく読めるでしょうか?

 

「覿面」の読み方、正解は…

気になる正解は…

 

 

 

 

「じゅうりん

です!

 

「蹂躙」は、

「ふみにじること」「権力や暴力で社会秩序を乱すこと」を表す言葉です。

 

「他国を蹂躙する戦争行為が非難されている」

「人権を蹂躙する劣悪な言動」

など、悪行を強く批判する時に使われます。

 

日常用語というより、

新聞での批判記事や、裁判などで使われる言葉です。

また、小説などでも使われるので、見たことがある方もいるのではないでしょうか。

 

「蹂」には「ふむ」「ふみにじる」という意味が、

「躙」には「にじる」「なすりつける」という意味があります。

 

同じような意味の言葉を組み合わせて、意味を増長させているのがわかります。

 

似たような言葉には「毒牙にかける」「侵略」「侵害」などがあります。

 

どれも使いたくない言葉ですが、一般教養として覚えておきましょう!

「蹂躙」の読みも含めて、しっかり覚えてくださいね!

5つ目の漢字は「傾城」です!

「傾城」の読み方をご存じでしょうか?

「けいじょう」と読むのは間違いですよ。

難しい漢字は使っていませんが、読みにくい熟語です。

さて、あなたには正しく読むことができますか?

「傾城」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
  2. 君主が夢中になって城が傾くほどの美女
  3. 彼は傾城の虜となってしまった

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「傾城」の読み方!正解は!?

正解は「けいせい」です!

意味は「絶世の美女や遊女」のこと。

ヒントに示したように、君主が虜になって城が傾いてしまうほど美しいので「傾城」と書きます。

同じ意味で「傾国(けいこく)」「傾城傾国(けいせいけいこく)」という言葉もありますよ。

「傾城」という言葉の由来は、漢書にある「外戚伝」で絶世の美女が「一度振り向いただけで城が傾き、再度振り向くと国が滅びる」という逸話です。

城や国を傾けてしまうほどの美女って一体どれほど美しいのでしょうね。

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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とにかく本が好きです!