本日の漢字は「片才」。
2つとも決して難しい漢字ではありませんが…
組み合わせると難読になるんです!
「片才」の読み方のヒントは?
1.「片才」をひらがなにすると4文字になります。
2.『ただ、片才を聞きつたへて、心を動かすこともあめり』源氏物語より引用
3.「片才」の類語には、「とりえ」「長所」などがあります。
正解は…
正解は…
「かたかど」でした!
ひとつのとりえ、唯一得意なこと、わずかばかりの才芸、少しばかりの長所です。
「片」は、全体の一部だけをあらわす「片鱗(へんりん)」、「才」は才能と考えるとわかりやすいかもしれません!
「片片」と「才才」
「片」を用いる言い回しに「片片」があります。カタカタ、ではありませんよ。
読みは「へんぺん」、意味はきれぎれになっている様子や取るに足りないことです。きれぎれの情報を集めたものは「片々録(へんぺんろく)」と呼ばれます。
例:『新聞の号外の投げ与える―たる事実を題にして』森鴎外「灰燼」より引用
同じように「才」を重ねた言い回しに「才才」があります。サイサイ、ではありません。
こちらの読みは「才才(かどかど)」。
才気ばしっている、教養がありそうな様子、気が利いていることを意味します。