今回は「鸚鵡」「斟酌」「汎用」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「鸚鵡」
この「鸚鵡」という漢字は、字自体がとても難しいですね。
どちらも漢字検定1級の字かと思いきや、意外にも準1級レベルということで、いまいち検定のランク付けの基準が分かりません・・・。
ちなみに、1文字目の「鸚」は、「貝」と「女」と「鳥」という字で構成されていて、何かのヒントが隠されているかも!?
さあ、この鳥がたくさんの「鸚鵡」は何の鳥??
「鸚鵡」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 鳥の中では比較的大きいイメージがあります。
ヒント② ペットとしても親しまれている、「インコ」と双璧をなす鳥です。
ヒント③ 人の声を真似るのが大得意です!
「鸚鵡」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「オウム」です!
「オウム」といえば、人間の発する声をそのまま真似る(鳴く)ことができる鳥で有名ですよね!
大抵のペットショップでも扱われているくらい、インコと双璧を成す鳥として親しまれていますが、実は飼うことが難しい鳥でもあるんです。
専門家によると、「オウム」は社会性に富んだ動物であり、一般家庭の環境で「オウム」の欲求を満たすことは難しく、鳥かごでの飼育も問題があるとのことです。
さらに、もっと意外なのは、実は「人の声を真似ることは上手くない」という事実・・・。
やっぱり、何でも先入観で決めつけることは良くないと実感しました!
2問目はこの漢字!「斟酌」
一見、どちらも読めそうな漢字ですがよく見ると知らない漢字・・・。
強いて言えば、2文字目は「お酒を器に注ぐ行為のお酌」の「酌」ですね。
でも、1文字目が難解です・・・。
それもそのはず、「斟」という字は漢字検定1級の日常的には使われない漢字なんです。
「斟」は、「くむ、おしはかる」などの意味を持つ漢字で、2文字目の「お酌」と合わさるとどちらも「くむ」、「つぐ」という言葉ですね。
ではこの2文字が組み合わさると、どういう読み方をして、どんな意味なんでしょうか!?
「斟酌」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇〇〇」の5文字です。
ヒント② 「忖度(そんたく)」と近い意味があります。
ヒント③ 「酌」の読み方は「しゃく」です。
「斟酌」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「しんしゃく」です!
「斟酌」とは、「相手の心を読み、ほどよくとりはからう」という意味があります。
どちらかと言うと、「気を使って何かをする」ときに使われる言葉です。
政治のニュースを見ていると「忖度」という言葉が度々登場しますが、この「忖度」も「斟酌」と同じような意味を持っています。
「忖度」とは、「他人の心を読む」程度のニュアンスしかないのに比べ、「斟酌」は「その上で何かを取り繕う」と1段階進んだ意味を持つ言葉になります。
大人の世界ではときに本心を隠して「斟酌」することも大事なんだと実感しちゃいますね・・・。
最後はこの漢字!「汎用」
「汎用」って何て読む?と聞かれて、「ぼんよう」だと思った方が多いのではないでしょうか?
でも、それは間違いなんです・・・
「ぼんよう」だと思った方は、「凡庸」と勘違いしているのではないでしょうか。
「汎用」をネットで検索すると、第2検索ワードに「凡庸(ぼんよう)との違い」が候補に上がってくるほど、「汎用」と「凡庸」は混同しやすい漢字のようです。
「汎用」の読み方や意味、「凡庸」との違いについても説明していきます!
「汎用」の読み方のヒントは・・・?
- ひらがなで「〇〇よう」の4文字です。
- 読み方も「ぼんよう」ととても似ています!
さあ、なんて読むか分かりましたか?
「汎用」の読み方の答えは・・・
正解は、「はんよう」でした!
「汎用(はんよう)」と「凡庸(ぼんよう)」、漢字も読み方も本当に似ていますよね。
「汎用(はんよう)」と「凡庸(ぼんよう)」の意味の違いとは
「汎用(はんよう)」とは、「いろいろな用途で用いること」という意味があります。
「この製品は、汎用性が高い」などと言う使い方をされます。
一方の「凡庸(ぼんよう)」とは、「優れた点や取り柄が無く、平凡なこと」という意味です。
「彼の作品はどれも凡庸だ」などと使われます。
似ている漢字ですが、意味は違うので気を付けましょう!
最後までお付き合いいただきありがとうございました。