漢字読み講座

「健気」「響めく」「慈姑」これら3つの難読漢字が読めたら漢字マスター!

今回の難読漢字は「健気」「響めく」「慈姑」です。

読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。

あなたは全部読むことができますますか?

1問目はこの漢字から!「健気」

「健気」と書いて、なんと読むでしょうか?

(けんけ)でも(けんき)でもありません。

前向きな様子を表す言葉になっています。

「健気」読み方のヒントは?

「子供でも健気に働いて家計を支える。」

「片親でも健気に子どもたちを育てる。」

など、一般的に立場の弱い人が、

困難なことに向かって、真っすぐに立ち向かっていくという意味です。

立場の弱い人と言うのは、女性や子供などの非力な人という意味で使われています。

一途で健気な女性は結婚相手としても人気です。

女性だけでなく、健気に生きている人は誰からも尊敬されるようになっています。

さて、なんと読むでしょうか?

「健気」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇」です!

さあ、もうわかりましたか?

「健気」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「けなげ」

です!

 

健気な人を見ると、応援したくなりますよね。

誰からも好かれるのが特徴です。

特に理想の女性として「健気」という事を挙げる人も多いと思います。

しかし男性の言う健気は「自分にだけ」という但し書きが入るのかもしれませんね。

ぜひ、覚えておきましょう。

2問目はこの漢字!「響めく」

「響めく」と書いて、なんと読むかわかりますか?

音響の「響」ですが、(きょうめく)ではありませんし、

響くの「響」ですが、(ひびめく)でもありません。

音が鳴り響くという意味では合っていますが、「響めく」は大勢の人が声を上げるという意味もあります。

さて、どんな時に「響めく」と使うでしょうか?

「響めく」読み方のヒントは?

雷が響めく」など、音や声など耳から通して伝わる大きな音の事をいいます。

会場が響めく」など、野球選手がホームランを出した時などに使います。

他にも心に衝撃を受け、大きく揺れ動くことも「響めく」と使います。

「響く」(ひびく)は心地よい程度の音が伝わる様子や、心に気持ちよく染みわたることなので、

「響めく」とは意味合いが変わってきます。

「響めく」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇めく」です。

さあ、もうわかりましたか?

「響めく」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「どよめく」

です!

 

誰かの発言で、会場全体が響めくなんてことも。

ぜひ、覚えておきましょう。

最後はこの漢字!「慈姑」

「慈姑

これ、何と読むかわかりますか?

 

とある食べ物の漢字なのですが…

 

さあ、あなたは何と読みましたか?

 

「慈姑」読み方のヒント!

 

「慈姑」は、とある野菜の名前です!

 

スーパーなどではなかなか見かけませんが、

関西を中心におせち料理に使われるため、

年末には見かけたことがあるかも?

 

さて、読めたでしょうか?

 

「慈姑」の読み方、正解は…

気になる正解は…

 

 

 

 

「くわい

です!

 

「慈姑」は、

「中国原産のオモダカ科の水性野菜」のことです。

 

見た目は里芋のように丸く、芽が長く伸びているのが特徴です。

栽培されているのは、世界中で中国と日本のみなので、

世界的に見るとレアな野菜ですね。

 

ちなみにおせち料理に使われるのは、縁起物だからですよね。

慈姑がなぜ縁起物になったのかというと、

その芽が長く伸びている様子を「芽出たい」と縁起を担いだから!

ほかにも勢い良く芽が出るため、出世の象徴とも考えられています。

 

日本ではおせち料理のイメージが強いですが、

中華料理では一般的な食材。

シャキシャキとした食感は、炒め物やあんかけ料理にぴったりですよね。

 

知っている野菜なのに、漢字はなかなか知られていない「慈姑」。

しっかり覚えてスマートに読めるようになりましょう!

 

ABOUT ME
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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!