漢字読み講座

「追風」「旱」「儒艮」これら3つの漢字の読み方がわかりますか?

今回は「追風」「旱」「儒艮」です。

見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。

あなたは全部読めますか?

1問目はこの漢字から!「追風」

「追風」の読み方をご存じでしょうか?

「おいかぜ」と読んでももちろん正解ですが、実はもう1つの読み方が存在します。

もちろん「おうかぜ」や「ついかぜ」は不正解ですよ。

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「追風」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字
  2. 船や人が進む方向に吹いてくる風のこと
  3. 「船が追風に帆を上げる」のように使います

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「追風」の読み方!正解は!?

正解は「おいて」です!

「おいかぜ」という読み方なら知っていても、「おいて」は初めて聞いたという方が多いのでは?

「追風(おいかぜ)」も「追風(おいて)」も、進む方向に後ろから吹いてくる風のことを言いますが、「おいて」には「船の進む方向」という意味が含まれているところが違います。

ちなみに「追風用意(おいかぜようい)」とは、人とすれ違ったあとに良い香りが残るように、衣類に香などを焚き染めることを言います。

追風に乗せて仄かな香りを漂わせるとは、とても風流な演出ですね。

2問目はこの漢字!「旱」

「旱」の読み方をご存じでしょうか?

「早」と見間違えてしまいそうですが、よく見ると「日」と「十」の間に横棒が一本入っていますね。

滅多に見かけない漢字ですが…

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「旱」の読み方のヒントはこちら!

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字
  2. 雨が降らずにカラカラに乾燥した天気のこと
  3. 「旱続きで水不足におちいっている」のように使います

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「旱」の読み方!正解は!?

正解は「ひでり」です!

カラカラに乾燥して晴れた日のことを「旱(ひでり)」といいます。

一般には「日照り」と書くことの方が多く、こちらの方がイメージしやすいですね。

ちなみに雨が降らずに地面が乾燥することを「旱(かん)ばつ」と書きますが、こちらも「干ばつ」の方が一般的。

他に「旱」を「かん」と読ませる言葉には、「旱害(かんがい)」「旱稲(かんとう)」「炎旱(エンカン)」「枯旱(コカン)」などがあります。

最後はこの漢字!「儒艮」

「儒艮」の読み方をご存じでしょうか?

パッと見た印象で「じゅりょう」と読んでしまいそうですが、2文字目をよく見ると「良」ではなくて「艮」になっています。

海に住む、ちょっと珍しい動物の名前です。

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「儒艮」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
  2. 人魚のモデルともいわれています
  3. インド洋や西太平洋などに生息します

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「儒艮」の読み方!正解は!?

正解は「ジュゴン」です!

ジュゴンを実際に見たことのある方は少ないかも知れませんが、耳にしたことのある方は多いでしょう。

ジュゴンは熱帯から亜熱帯の浅い海域に生息する哺乳類で、数が減少しており絶滅を危惧されています。

日本では沖縄にいますが、その数はわずか50頭以下。

絶滅寸前だといえるでしょう。

日本の水族館では、唯一三重県の鳥羽水族館でジュゴンを見ることができますよ。

ABOUT ME
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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!