漢字読み講座

「演繹」えんら?この漢字、哲学好きなら読めるかもしれません!

本日の難読漢字は…

「演繹」です!

哲学や思想が好きな人はピンとくるかもしれません。

あなたは何と読みますか?

「演繹」の読み方のヒントは?

1.「演繹」をひらがなにすると4文字になります。

2.「演繹」の類語には「推論」「展開」「関連」などがあります。

3.『前提から演繹してゆくところは理論的だし鋭敏だ。』エドガー・アラン・ポー「マリー・ロジェエの怪事件」

正解は…

正解は「えんえき」でした!

「演」の音読みは「エン」、訓読みで「演べる(のべる)」「演う(おこなう)」。

「繹」の音読みは「エキ」、訓読みで「繹ねる(たずねる・つらねる)」「繹なる(つらなる)」です。

「演繹」の意味は?

「演繹」とは、情報を関連付けることで必然的に結論を導き出す思考法。

すでに知られている法則や誰もが納得できる一般論やルールを大前提として、そこから論理を積み重ねて結論を出す手法です。

演繹法で有名なのは、古代ギリシャの哲学者アリストテレスが確立した三段論法ですね。

大前提:すべての人間は死すべきものである

小前提:ソクラテスは人間である

結論:ゆえにソクラテスは死すべきものである

ちなみに、大前提から始まる演繹法とセットで語られることの多い帰納法は、結論から始まります!

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イシカワマキコ
イシカワマキコです。日本語の奥深さが好きです! よろしくお願いします。