今日の難読漢字は
「心悲しい」
「弥立つ」
「焦れる」
以上、3問です!
さあ、挑戦してみてください。
目次
1つ目は「心悲しい」
「心悲しい」って何て読むか分かりますか?
(こころかなしい)ではありません!
意味は、心が悲しいと感じている様子を表すのですが……
「心」を何と読むのかを考えてみましょう。
(こころ)も(しん)も違います!
さあ、一体何と読むのでしょうか?
「心悲しい」の読み方のヒントは?
「心」の対義語は「面」です。
「面」は(おもて)と読みます。
現在でも、「面長」(おもなが)などの漢字で使用したり、
「面を上げる」(おもてをあげる)は「顔を上げる」という意味で使ったりする漢字です。
つまり「おもて」の反対語を考えると正解が見えてきます!
何と読むか分かりましたか?
「心悲しい」の読み方、正解は……
正解は……
「うらがなしい」
です!
心(うら)の中で抱いた感情が、表情(面:おもて)に出ることを表現しています。
「うらやむ」も「心(うら)」が「病(や)む」ことを意味する言葉です。
病気になってしまうほど、心(うら)を表現せずに気持ちを溜め込んでしまうと、いずれ「恨む」(うらむ)ようになってしまいます。
「恨む」も「心」(うら)が語源なのです。
心が病気になって辛く、苦しい思いをしないためには、心で感じたことを感じたまま素直に表現することが大切なのかもしれませんね。
2つ目は「弥立つ」
「弥立つ」って何て読むか分かりますか?
(やだつ)ではありません!
(みだつ)でもありません!
「弥」という漢字は「弥生」(やよい)と読んだり、「阿弥陀」(あみだ)と読んだりしますが、今回はどちらの読み方も違います。
さあ、一体何と読むのでしょうか?
「弥立つ」の読み方のヒントは?
「身の毛が弥立つ」という使い方をします。
「身の毛が弥立つ」とは、恐ろしい体験をしたときに、体中の毛が逆立つような気分になることを表します。
猫が威嚇するときも、体中の毛を逆立てているのを見たことがあるのではないでしょうか。
何と読むか分かりましたか?
「弥立つ」の読み方、正解は……
正解は……
「よだつ」
です!
「いやたつ」「いよだつ」とも読みます。
人間は、猫のように体毛を逆立てることはありませんが、鳥肌が立つ経験をしたことがあるのではないでしょうか。
鳥肌が立つのは、恐怖体験をするとアドレナリンが分泌し、立毛筋が収縮し、毛穴が閉じてしまうからです。
ちなみに、鳥肌は英語で「goose bumps」と言います。
「chicken skin」「bird skin」ではありませんので、気をつけてくださいね!
3つ目は「焦れる」
「焦れる」って何て読むか分かりますか?
(こがれる)ではありません!
(あせる)でもありません!
(こがれる)と読む場合は、「焦がれる」と書きます。
(あせる)と読むときは、「焦る」です。
では、「焦れる」は一体何と読むのでしょうか?
「焦れる」の読み方のヒントは?
意味は、物事が思い通りにいかず、イライラしてしまうことです。
相手に対しての自分の感情として使います。
「焦れる」というより「焦らされる」というほうが使用頻度が高いです。
何と読むか分かりましたか?
「焦れる」の読み方、正解は……
正解は……
「じれる」
です!
「焦れる」と「焦る」はどちらも自分の期待通りにいかず、イライラしてしまうことを表します。
しかし「焦れる」は相手に対して持ってしまう感情です。
「もっと早くできないのかな?見てると焦れったい!」という風に使います。
一方で「焦る」は「この仕事を早く終わらせないと、上司から怒られちゃう。だけどまだ全然出来てない!焦る!」というように、自分自身がうまく物事を進めていないので、苛立ちを感じてしまうときに使います。
また「焦る」は、苛立ちだけでなく不安感も持っていることが多いです。
自分自身ではどうしようもないときに使うのが「焦れる」ですね!
最後までお読みいただきありがとうございました。