今回の難読漢字は「凩」「美める」「幼気な」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「凩」
風冠に木という漢字で「凩」。
漢字に書くとなんだか柔らかいイメージがしますよね。
しかし全く柔らかいイメージではありません。
「凪」(なぎ)でもありませんし、「凧」(たこ)でもありません。
でも、風に関することには間違いはありません。
さて、なんと読むでしょうか?
「凩」読み方のヒントは?
ヒントは、冬を表せている漢字です。
冬の風と言えば・・・「凩」です。
「凩」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇」の四文字です。
もうひとつヒントを言うと「こ〇ら〇」です。
もうわかりましたか?
「凩」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「こがらし」
です!
秋の終わりから冬に向けて、冷たい風が吹くことを「凩が吹く」と言います。
凩は昔から使われている漢字で、「木枯らし」と書いても正解です。
凩の反対の言葉として、春一番という言葉があります。
どちらも季節を感じさせてくれる、風の便りであることには間違いがなさそうです。
季節感を感じる「凩」を是非使ってみましょう。
2問目はこの漢字!「美める」
今日の難読漢字は「美める」です。
もちろん「びめる」ではないし、「みめる」でもありません。
「美」は、画数が9画と少ないので覚えやすく、小学校3年生が修了レベルの簡単な漢字。
でも、【美める】を読むとなると難しくなります!
「美める」の読み方のヒントは?
それでは、1つ目のヒントです。
まず、「美」がつくモノやコトを思い浮かべてみましょう。
次に、ふさわしいシチュエーションを想像してください。
その場にいたら、口に出しそうなセリフはどんな言葉?
2つ目のヒント。
「美める」のほかには、「美め言葉」、「美められる」といった使い方もします。
正解は…
正解は、「ほめる」です!
一般的には、「褒める」や「誉める」という漢字を使います。
「美」と「ほめる」のイメージはかけ離れていないので、今回は正解者が多かったかもしれません。
「美い」と書いて「よい」とも読みますが、こちらもイメージが一致しますね。
ちなみに「美美しい」や「美々しい」は、そのまま素直に「びびしい」と読みます。
「美」が変化して「み」になった
最後に1つ、「美」にまつわる豆知識を紹介しましょう。
漢字を草書体にくずすと平仮名になりますが、「美」が草書体に変化して誕生した平仮名は、「み」です!
最後までお読みいただきありがとうございました。
最後はこの漢字!「幼気な」
「幼気な」
これ、何と読むかわかりますか?
漢字はとっても簡単。
でも、いざ読むとなると自信をなくしてしまうかも!?
さあ、あなたは何と読みましたか?
「幼気な」読み方のヒント!
「幼稚園」などで使う「幼」と、「気持ち」などで使う「気」ですが、
「幼気な」では、「よう」とも「き」とも読みません!
特に「幼」はかなり特殊な読み方なんです。
さて、読めるでしょうか?
「幼気な」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「いたいけな」
です!
「幼気な」は
「子どもがけなげでかわいらしい様子」のこと!
加えて、そんな子どもの様子を見て
心を打たれたり、心が痛むほどいじらしいさまのことも指します。
初めておつかいを頼まれて頑張っている様子や、
転んでも泣かずに耐えている様子などを見た時には、
ぴったりな言葉ですね。
そもそも「幼」の訓読みは「おさな-い」です。
なぜ「幼気な」のような読み方になったのかというと、
もとは「痛き(いたき)」+「気(け)」を組み合わせた言葉だったからなのだそう!
心が痛むくらいかわいい!という意味は残り、
漢字だけが子どもの様子を表す「幼」に変化したのですね。
かなり頻出の漢字でしたが、
読めなかった…という方もいるのでは?
ぜひこれを機に覚えてくださいね!