今日の難読漢字は、
「買収」
「愛着」
「蔗」
の3文字です。
簡単そうなのも混じっていますが、正式な読みは実は難しいんですよ。
あなたは何問正解できますか?
目次
難読漢字第1問は、「買収」
日常的によく使う言葉ではあるものの、実は読み方があやふやなまま使っている言葉って実は多いのではないでしょうか?
今回はそんな言葉の1つの読み方をはっきりさせましょう。
その漢字は、「買収」です!
「かいしゅう」?
「ばいしゅう」じゃないの?
さっそく見ていきましょう。
「買収」の読み方のヒントは・・・?
「代金を支払って品物を手に入れる」という意味がある「買」。
読み方は「ばい」「か(う)」の2種類です。
「売買(ばいばい)」「買(か)い物」などと日常的に使われますよね。
そうなるとやっぱり「ばいしゅう」か「かいしゅう」のどちらかです・・・
「〇〇しゅう」、あなたはどちらだと思いますか?
「買収」の読み方の答えは・・・
正解は、「ばいしゅう」でした!
「買」は「か(い)」と読むこともできますが、「かいしゅう」は間違いでした。
「買収(ばいしゅう)」とは、「買い取ること」と言う意味もありますが、「ひそかに利益を与えて味方に引き入れる事」という戦略的なイメージが強い言葉です。
「買収(ばいしゅう)」のように、「買」を「ばい」と読む漢字には他にも「購買(こうばい)」や「買価(ばいか)」などがあります。
難読漢字第2問は、「愛着」
「愛着」は、「あいちゃく」としか読めないと思っている人が多いのではないでしょうか?
ところが実は、別の読み方があるんです。
そして、広く知られている一般的な意味とは違った意味をもつのです。
そんな驚きの「愛着」、「あいちゃく」以外の読み方について考えていきましょう!
「愛着」の読み方のヒントは・・・?
それではヒントです!
「愛着」の、「あいちゃく」以外の読み方はひらがなで書くと「あい〇ゃく」です。
つまり、「あいちゃく」の1文字違いというわけですね。
考えてみてください。
「愛着」の読み方の答えは・・・
正解は、「あいじゃく」でした!
一般的な読み方の「愛着(あいちゃく)」は、「慣れ親しんだ人に対して離れがたく愛おしいと思う感情」という意味がある言葉です。
「愛着(あいじゃく)」と読むのは、特別な使い方をする時です。
「愛着(あいじゃく)」は仏教用語で「己の欲望に執着する」という意味になります。
「愛弱(あいじゃく)に溺れる」などと、修業の妨げになるものとして悪い意味で使われていました。
それが明治時代に入ると「物を愛する気持ち」という意味で広まるようになったのです。
現代では主に母と子の「アタッチメント」と称される情緒的な結びつきを指す言葉として知られていますね。
難読漢字最終問題は、「蔗」
「蔗」って、見慣れない漢字ですよね。
「庶民(しょみん)」「庶務(しょむ)」の「庶(しょ)」と似ていますが、よく見てください!
「庶」の上に「くさかんむり」が付いて「蔗」という漢字ができているんです。
何と読む漢字なのでしょうか?
「蔗」の読み方のヒントは・・・?
「蔗」はずばり、イネ科の植物を表す漢字です!
イネ科の植物と聞いてもピンと来ないかもしれませんが、生活に無くてはならない植物だと言えます。
何を隠そう、料理には絶対に欠かせないある調味料の原料なんです。
沖縄県や鹿児島県など温かいエリアで栽培されている「〇〇う〇〇」ですよ!
分かりましたか?
「蔗」の読み方の答えは・・・
せいかいは、「さとうきび」でした!
「蔗(さとうきび)」が何の調味料の原料なのかは、皆さんご存知ですよね。
そうです、「砂糖」です!
お菓子やジュース、料理にも、なくてはならない調味料ですよね。
ちなみに「蔗」には「蔗(うま)い」という読み方もあります。
「うまい・よい・面白い」という意味があり、話や物語、景色などが次第に面白く盛り上がってくるところを表す言葉に「蔗境(しゃきょう)」があります。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!