今回は「慇懃」「勘える」「法度」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「慇懃」
この言葉は2文字だけだと普段あまり目にしないですが、4文字熟語はとても有名なものです。
でも、2文字だけの場合は誉め言葉になりますが、4文字熟語になると皮肉になる、相反する意味をもつ言葉でもあります。
「慇」も「懃」も漢字が難し過ぎて、読み方の糸口さえも見つかりませんが、ヒントを参考に頑張ってみてください!
「慇懃」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「い〇〇ん」の4文字です。
ヒント➁ 「礼儀正しい」という意味があります。
ヒント③ 4文字熟語になると、逆に「無礼」な様子を表します。
「慇懃」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「いんぎん」です!
「慇懃」とは、「礼儀正しい」ことを表す漢字で、人に使う場合は誉め言葉になります。
その半面、「慇懃無礼」という4文字熟語は人に使うと悪口になるもので、「丁寧すぎるその態度が逆に失礼である」という意味になります。
どちらかというと、「慇懃無礼」の方がメジャーになりすぎて、「慇懃」だけで使うシチュエーションは少ないですが、正しい意味を知り、然るべきときに使えるようにしましょう!
2問目はこの漢字!「勘える」
難読漢字に挑戦しましょう!
今回は「勘える」です。
あなたの「勘」を働かせて考えてみてください。
「勘える」の読み方のヒントは?
1.正しく「勘える」ためには、正確なデータが必要です。
2.「勘える」の類語には、「熟慮」「思慮」「考慮」などがあります。
3.ロダンの有名な男性のブロンズ像は、『勘える人』です。
正解は…
正解は…
「かんがえる」
でした!
比較・分析・予測など、筋道を立てて判断することです。
日常的によく使う言葉ですね!
「おもう」が感情的な作業であるのに対し、「かんがえる」は知的な作業といえるでしょう。
また、「結婚を考えている」のように決意や意図を表したり、「犯人の生い立ちを考えると…」のように、思いやりや配慮を表す場合もあります。
「勘」の意味
「勘」という漢字は、「勘が鋭い」「勘違い」「女の勘」といった直感や第六感のイメージが強いかもしれません。
しかし、「勘当」「勘責」など罪を問いただす際にも使われますし、「どんぶり勘定」「割り勘」などお金の計算にまつわる言葉も多いです。
「勘える(かんがえる)」と同じ意味では、じっくり熟考することを指す「勘考(カンコウ)」、色々な事情を比較して判断する「勘案(カンアン)」という熟語があります。
最後はこの漢字!「法度」
「法度」と書いて、なんと読むか分かりますか?
漢字と読み方がリンクしないかもしれませんが、よく使われている言葉です。
突っ込みを入れる時などにも使います!
さて、なんと読むでしょうか?
「法度」読み方のヒントは?
「法度」の意味はずばり禁じられていること、してはいけない事です。
江戸時代に武家諸法度ができてから、今の今まで使われている言葉です。
今では、社会のルールというかマイルールなどを破った時などに使われています。
たとえば
「食事中にトイレに行くのは御法度だ!」
「飲んでる時に仕事の話は御法度だ!」
などなど。聞いたことはありませんか?
掟とか、決まりと同じように使います。
マナーができていれば、御法度なんて言われませんね。
なんとなくわかりましたでしょうか?
「法度」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇」です!
もうわかりましたか?
「法度」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「はっと」
です!
ぜひ、覚えておきましょう。