今日の難読漢字は
「嫡子」
「国璽」
「愁嘆」
です!
あなたは正しく読めますか?
最初の難読漢字は「嫡子」!
「嫡子」は、戸籍や家系図などで見かける言葉です。
「嫡」の文字のつくりが「敵」「適」「滴」などで使われるので
「てきこ」と読んでしまっていませんか?これは間違いです。
同じような意味で「嫡出子」なんて言葉もあるのですが、
こちらの方が読みやすいかも。
さて、あなたは何と読みましたか?
「嫡子」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「ちゃくし」
です!
「嫡子」は、
「家督を継ぐ子ども」という意味の言葉です!
一般的には長男を指す場合が多いですが、
家業を継ぐ子どものことを言う場合もあります。
小説などで「嫡子」と書かれている時は要注意。
実は「正妻の子ども」という意味で使われているかもしれません。
時代小説やヨーロッパなどの王室を舞台にした作品で使われます。
対して妾や側室が産み、家督相続もしない子どものことは「庶子」と言います。
(法律用語では「非嫡出子」と書かれます。)
普段は使わないですが、知っていると小説やドラマの世界観を深く知れる言葉です。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
次の難読漢字は「国璽」!
「国璽」は、普段は滅多に使われることのない、とあるものの名前。
これが保管されているのは、なんと宮内庁!
とても貴重なことが伺えますよね。
読み間違えやすいですが「こくぼ」や「こくぎょく」ではありません!
さて、あなたは何と読みましたか?
「国璽」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「こくじ」
です!
「国璽」は、
「国家の表象として用いる印章」という意味の言葉です!
簡単に言えば、国の証となるハンコのこと!
ただのハンコ?と思われるかもしれませんが、
これが押される書類は重要度の高いもののみ。
かつては外交文書や国書に押されていたそうですが、
現在は「勲書」と呼ばれる、叙勲者に与えられる証書にのみ使われます。
なんでも、現在使われているのは明治7年に作られたものだそう。
約9cm四方の大きな金印なのだとか!
一般人は印影すら見ることのない「国璽」ですが、
漢字の知識は持っていて損がありません!
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
最後の難読漢字は「愁嘆」!
「愁嘆」は、漢字の読み方としてはとても簡単です!
漢字の読み方のルールがわかっている方なら、すぐに正解できてしまうかも。
ちなみに「あきたん」ではありませんよ!
さて、あなたは何と読みましたか?
「愁嘆」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「しゅうたん」
です!
「愁嘆」は、
「うれえなげき、悲しむこと」という意味の言葉です!
「愁」には「うれえる、悲しむ、思いなやむ」といった意味があります。
「憂愁」や「ご愁傷さまです」という言葉にも使われていますよね。
「嘆」には「なげく、ため息をつく」といった意味があります。
「嘆願する」などで使われますね。
ただし「嘆」は、いい意味で使われることもしばしば。
「感嘆の声が漏れる」などでは、「素晴らしすぎてため息が出る」
というニュアンスで使われます。
「愁嘆」は、悲しみ嘆く様子がうかがえる漢字。
同じ意味の感じを重ねて、意味を強調させています。
この漢字を使う場面がないに越したことはないのですが……
知識として知っておいて損のない漢字です。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
どの漢字も、覚えておけばスマートに使いこなせます。
ぜひ正しい読み方を覚えてくださいね!