「溝渠」の読み方をご存じですか?
「溝」は「みぞ」と読むことがありますが「渠」はあまりなじみのない文字ですね。
どのように読むのでしょうか?
「溝渠」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「こ○○○」の4文字
- 「渠」には「みぞ」という訓読みがあり「側溝」も溝渠の一部とされています
- 皇室のお住まいと同じ発音です
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「溝渠」の読み方、正解は・・・
正解は
「こうきょ」
です!
給排水を目的として作られる水路で、比較的小規模なものをさします。その状態により主に3種類に分かれます。
- 「開渠(かいきょ)または明渠(めいきょ)」蓋がされていないいわゆる「水路」
- 「暗渠(あんきょ)」地中に埋められた河川や水路
- 「側溝(そっこう)」道路などの脇に排水目的で設置される溝
開渠は田んぼや畑が多い地域でよく見かけると思いますが、暗渠は都会にも多くあります。渋谷駅周辺は地名の「宇田川町」があらわしている通り、地下に宇田川という川が流れています。1964年の東京オリンピックを機に暗渠となったそうです。
宇田川の支流「河骨川(こうほねがわ)」は童謡「春の小川」のモデルになったと言われており、かつては都心でも川にメダカが住み、岸にはスミレやレンゲが生えていたのだということにびっくりしますね。
実は身近にある「溝渠」の読み方、是非覚えてくださいね。