「而るに」を何と読みますか?
「耐」に似ていますが…
早速ヒントを見てみましょう!
「而るに」の読み方のヒントは?
1.「而るに」をひらがなにすると「〇〇るに」となります。
2.「而るに」を言い換える例:「かてて加えて」「かつ」「それだけでなく」
3.『而るに、一人の僧(山臥云々)ありて、』服部之総「加波山」より引用
正解は…
正解は「しかるに」でした!
「而るに」の意味は大きく3つに分けられます。
そうであるのに、それなのに。
そういうことなら、すなわち。
さて、ところで。
漢字は「然るに」と書いても正解ですが、どちらも日常会話ではあまり使いませんね。
「而る後(しかるのちに)に業務を開始してください」のように、改まった言い方として用いられます。
「而」の音読みは「ジ・ドウ・ノウ・ニ」、訓読みは「しか」「なんじ」、漢検準1級6画の漢字です。
「而」を使った熟語
形而上学(けいじじょうがく):抽象的な概念を主な対象とする哲学の一分野。
似而非(えせ):似ているけれど本物ではない。見せかけ、まやかし。
追而書(おってがき):本文を書き終わった後の追伸文。
易往而無人(いおうにむにん):阿弥陀仏の誓願を信じる者は極楽往生できる、しかし、できる人は少ない。仏教の言葉。