今回のお題は「仄聞」「慚愧」「榠樝」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「仄聞」
「仄聞」の読み方をご存じでしょうか?
人という字が使われていますが「じんぶん」と読むのは間違いですよ。
とはいえ「仄」はあまり見かけない漢字なので、なかなかの難読です。
さて、あなたには正しく読むことができますか?
「仄聞」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です。
- 「聞」という字は「新聞」の「聞」と同じ読み方。
- 意味は「少し耳にしたり、噂などで人から聞くこと」
以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。
「仄聞」の読み方!正解は!?
正解は「そくぶん」です!
「仄(そく)」という字には「ほのかに」「かたむく」などの意味があります。
そのため「聞」という字と合わさることで、少し耳にしたり、人から噂で聞いたりするという意味になるのです。
使い方としては「仄聞したところによると、彼は理系の大学を卒業したらしいよ」などがあります。
また「側聞(そくぶん)」と書かれることもあり、ほぼ同じ意味の言葉として使われています。
2問目はこの漢字!「慚愧」
「慚愧」
これ、何と読むかわかりますか?
「斬る」「鬼」が使われて、
ちょっと怖い印象を与えるこの漢字。
さあ、あなたは何と読みましたか?
「慚愧」読み方のヒント!
「慚愧」は、もとは仏教用語。
ただし「鬼を斬る!」という意味ではありません!
読み方は「斬」の音読みがわかれば簡単なのですが…
さて、読めたでしょうか?
「慚愧」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「ざんき」
です!
「慚愧」は、
「見苦しさや過ちを反省し、深く恥じること」を表す言葉です。
「見栄を張るためだけに彼女へ嘘をついてしまい、慚愧の念にかられる」
というように、反省の色が濃く、とても後悔している様子を表します。
漢字だけを見ると、なんだか冷徹で残虐なことのように感じてしまいますよね。
ですが実際は、反省の弁を述べる時に使える言葉です。
もちろんビジネス上でも使えますよ!
「私の準備不足でプレゼンに失敗し、慚愧に堪えません。」
「会社の起こした不祥事については慚愧の至りです。」
など、反省と恥が入り混じる状態の時に使えます。
もちろん、こんな言葉を使わないような暮らしや仕事が一番ですが、
覚えておくときっと役立つ「慚愧」。
しっかり覚えてスマートに読めるようになりましょう!
最後はこの漢字!「榠樝」
「榠樝」の読み方をご存じでしょうか?
メイサとも読むことができますが、今回はそれ以外を正解とします。
とはいえ「メイサ」と読むのもかなり難読なのですが、正解は日常で耳にしたことがある読み方ですよ。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「榠樝」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字
- バラ科の落葉高木です
- この果実を使った「〇〇〇酒」は有名
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「榠樝」の読み方!正解は!?
正解は「カリン」です!
また、冒頭でお話ししたように「メイサ」と読むこともでき、意味は同じ。
一般にはカタカナやひらがな表記、または「花梨(カリン)」と書く場合も多いようです。
カリンとはバラ科の落葉高木で、幹の高さは6~10mになります。
秋には10~15cmほどの黄色い果実が実りますが生で食べることはできず、カリン酒やジャム、ハチミツなどに利用されるのが一般的です。
カリンは喉荒れや咳止めにも効果的で、古くから薬としても使用されてきました。