今回の難読漢字は「嘲る」「釣人」「葛籠」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「嘲る」
「嘲る」・・・何となく見たことあるような気もしますが、読み方を即答できる人は少ないのではないでしょうか?
「あおる」?
「あさる」?
・・・残念ながら、どれも不正解です!
今までスルーしてきた人も、この機会に正しい読み方をぜひ覚えましょう!
「嘲る」の読み方のヒントは・・・?
「嘲る」はズバリ、「笑い方」の1つです。
一口に「笑い方」と言っても、色々ありますよね。
「微笑む(ほほえむ)」や「愛想笑い(あいそわらい)」、「爆笑(ばくしょう)」などなど・・・
「嘲る」は、次のような笑い方の事を指します。
- 人の事を見下して笑う
- 人の事を軽蔑したり悪く言ったりする
つまり、馬鹿にしたように人を笑う時の笑い方ですね・・・
そんな時の笑い方、何と読むか分かりましたか?
「嘲る」の読み方の答えは・・・
正解は、「あざける」でした!
「嘲る(あざける)」の漢字は、「口」に「朝」ですね。
これは、口から唾を飛ばして話す様子を表した擬声語なんですって!
同じ「嘲」を使った言葉に「嘲笑う(あざわらう)」や「嘲笑(ちょうしょう)」がありますが、こちらは「嘲る」に比べて「馬鹿にして笑う」意味合いを強く持つんだそう。
「嘲る」よりもさらに「笑う」のニュアンスが強まっている感じなんですね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
2問目はこの漢字!「釣人」
「釣人」って何て読むか分かりますか?
(つりびと)とも読みますが、他にも読み方があります。
「人」は(じん)と読みます。
「釣」の読み方が分かれば、正解は目の前です。
さあ、一体何と読むのでしょうか?
「釣人」の読み方のヒントは?
魚釣りをしている人のことです。
読んで字の如し、ですね。
何と読むか分かりましたか?
「釣人」の読み方、正解は……
正解は……
「ちょうじん」
です!
同じような意味で「太公望」も使われます。
中国史『史記』に出てくる人物です。
周代の政治家で、呂尚と呼ばれる人物の別名が「太公望」でした。
太公望という名前は、渭水で釣りをしていた呂尚を、「先代の大公が望んでいた人物だ」と言って周の文王に見出されたことが由来とされています。
太公望は周の文王・武王を助け、殷を滅ぼし、その功績を讃えられ斉に封じられました。
また、『封神演義』という中国の小説にも出てきます。
封神演義は明代に成立した神怪小説で、殷周革命が題材となっていますが、フィクション性が高く、幻想的な物語です。
興味があれば、ぜひ読んでみてください。
漫画にもなっていて、アニメ化もされている有名な作品です!
最後までお読みいただきありがとうございました。
最後はこの漢字!「葛籠」
「葛籠」は、そのまま読むと「葛(くず)籠(かご)」ですよね。
「くずかご」ってもしかしてゴミ箱の事・・・?
残念ながら、違います!
読み方も、「くずかご」ではありません。
何と読むのかさっそく見ていきましょう!
「葛籠」の読み方のヒントは・・・?
「くずかご」とは読まないものの、「葛」でできた「籠」だというのは合っています!
そして、昔話に出て来る道具だというのも大ヒント。
読み方は、ひらがなで「〇〇〇」の3文字です。
まだピンと来ていない人には大・大・大ヒント!
『舌切りすずめ』のお話を思い出してくださいね。
「葛籠」の読み方の答えは・・・
正解は、「つづら」でした!
『舌切りすずめ』の中で、大きな葛籠(つづら)と小さな葛籠(つづら)を選ぶシーンがありますよね。
「葛籠」はもともと、丈夫で加工がしやすい「ツヅラフジ」のつるで編んだ籠を「葛籠(つづら)」と呼ぶようになりました。
「葛」という漢字は、1文字だけだと「くず」または「かづら」と読むことができるのです。
やがて原料が竹などに変化しても、名前だけは「葛籠(つづら)」のままというわけなんですね。
あなたは大きな葛籠と小さな葛籠、どちらを選びますか?
最後までお付き合いいただきありがとうございました!