今回のお題は「葱鮪」「聶聶」「罷業」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「葱鮪」
「葱」と「鮪」を入れて煮込んだ料理の名前です。
さあ、一体何と読むのでしょうか?
「葱鮪」の読み方のヒントは?
ひらがな3文字の食べ物です。
”〇〇〇”
「葱鮪鍋」「葱鮪汁」「葱鮪焼き」などがあります。
また、焼き鳥の定番に同じ読み方をするものがあります。
さて、何と読むのでしょうか?
「葱鮪」の読み方、正解は……
正解は……
「ねぎま」
です!
諸説ありますが、元々はぶつ切りのネギとまぐろを鍋に入れて煮込んで食べるのが主流だったようです。
それから、ネギとまぐろを交互に刺して焼いて食べるようになりました。
やがてまぐろの値段が高くなるにつれて、安価な鶏肉を使うようになり、ネギと鶏肉を交互に刺して焼いたものを(ねぎま)と呼ぶようになったと言われています。
ネギとまぐろを煮込んだ「葱鮪鍋」を食べたことがないのであれば、1度食べてみることをおすすめします。
こんがりと焼いたネギとまぐろの旨味がしみ込んだ何とも贅沢な味わいが口に広がります。
寒い冬に特におすすめです!
もちろん焼き鳥のねぎまもおいしい食べ物ですよ!
最後までお読みいただきありがとうございました!
2問目はこの漢字!「聶聶」
難読漢字クイズです。
今回の問題は「聶聶」!
みみみみみ…果てしなく「耳」が出てきました。
さあ、あなたは何と読みますか?
「聶聶」の読み方のヒントは?
ヒント1.「聶聶」をひらがなにすると、「〇■〇〇ょ〇」6文字になります。
ヒント2.「聶聶」は、とても静かな様子です。
ヒント3.クラシックコンサートや儀式中では、誰もが「聶聶」としているはず。
正解は…
正解は…
「しょうしょう」でした!
「聶聶(しょうしょう)」という言葉は、耳を寄せ合い小さな声で話す様子をあらわしています。また、ととのえるという意味もあります。
イメージが似ている日本語は、「密やかに」「粛々と」「ひそひそと」などです。
「聶」の音読みは「ショウ」と「ジョウ」、訓読みは「聶く(ささやく)」、18画の漢字です。
「聶く」と「囁く」
「聶く」は、「囁く(ささやく)」の原字です。
このように同じ漢字を3つ重ねた漢字を、「品字様(ひんじよう)」といいますよ!
現代の日本で見る機会はあまりない漢字ですが、中国系の名前によく使われます。
ちなみに、入眠時に足がムズムズ、ザワザワするレストレスレッグス症候群(むずむず脚症候群)、睡眠中に足がピクピクしてしまう周期性四肢運動障害を、「四肢聶聶動」と呼ぶことがあります。
最後はこの漢字!「罷業」
今回の難読漢字クイズは「罷業」です。
あまり普段使わない言葉なのですが…
企業内では今も用いられるケースがあります。
早速ヒントを見てみましょう!
「罷業」の読み方のヒントは?
1.「罷業」の類語には「ストライキ」「サボタージュ」「罷工」などがあります。
2.世界最古の「罷業」が起こったのは、エジプトファラオ王の墓を建設したときと考えられています。
3.『全楽員の罷業が起ころうとした時、彼は辞職を申出た。』ロマン・ロラン「ジャン・クリストフ」より引用
正解は…
正解は「ひぎょう」でした!
労働者が雇用側に対して行う「働かないという抗議活動」です。
正しくは「同盟罷業」「同盟罷工」ですが、一般的にはカタカナの「ストライキ」の方が使われますね。
日本で最初の「罷業」が行われたのは明治19年の雨宮製糸争議と呼ばれる甲府の製糸工場だったそうです。
「罷」の音読みは「ヒ」、訓読みでは「罷める(やめる)」「罷れる(つかれる)」「罷る(まかる)」、15画の常用漢字です。
身近な熟語には「罷免する(ひめんされる)」「罷り通る(まかりとおる)」があります。
また、疲れきっている状態や財政状態の悪化をあらわす「疲弊(ひへい)」は、「罷疲」とも書いても正解ですよ!