今日の難読漢字は
「鳩琴」
「旧象」
「円匙」
の3つです。早速いってみましょう!
まず最初は「鳩琴」
ヒントは全体で4文字、「〇〇〇〇」となります。
ある楽器の名前で、知名度はかなりあるので、聞いたことはある人も多いでしょう。
最初の一文字目は「オ」です。
漢字に琴が入っていることから、ギターなどの弦楽器を想像する方も多いかもしれませんが、どちらかというと笛系の楽器です。
鳩という漢字のほうがヒントとして有力でしょうか、形が鳩に似ているような…?
これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「鳩琴」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「オカリナ」
です!
「鳩琴(オカリナ)」は、開いた穴を指で塞いだりしながら、口で息を吹きこんで音を出す笛の一種です。
素材に関わらず、木管楽器に分類されるとのことです。
形は涙の滴のような特徴的な形をしており、ポ~という素朴で穏やかな音色もまたこの楽器の特徴です。
日本でオカリナというと、今ではお笑い芸人であるおかずクラブのオカリナさんを思い浮かべるひとが多いかもしれません。
少し上の年代になると、水木しげるの「ゲゲゲの鬼太郎」を思い出すひとが多くなるでしょう。
鬼太郎がオカリナを吹いて仲間を呼ぶこともありますが、吹口をグーンと伸ばして武器にしたりなど、大活躍でした。
またゲーム好きの方は、任天堂のゲーム「ゼルダの伝説」を思い浮かべるかもしれません。
「時のオカリナ」と呼ばれるシリーズは、ファンの間でも名作と名高く、また初の3D作品ということでも注目を浴びましたね。
2つ目は「旧象」
ヒントは全体で4文字、「〇〇〇〇」となります。
ある生き物の名前で、今では見ることが難しいかもしれません。
最初の一文字目は「マ」です。
漢字に象が入っていることから、象系の動物ですね。
旧という字から、古いことが想像できるかと思いますが、古い象といえば…?
これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「旧象」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「マンモス」
です!
「旧象(マンモス)」は、哺乳綱長鼻目ゾウ科マンモス属に属する種の総称です。
現在ではすべての種が絶滅してしまっています。
全体としては象に似ており、象と比べると長い毛と牙や膨らんだ東武が特徴的ですが、象の直接の祖先ではないとのことです。
絶滅の原因も諸説あるようですが、地球の氷河期到来で気候変動が原因と考えられているようです。
このあたりは恐竜と同じような原因に見えますね。
ちなみに恐竜が生きていた時代とマンモスが生きていた時代は何千万年とずれているそうなので、一緒に活動していた時期はないようです。
マンモスは世界各地で化石が発見されていますが、さらにシベリアの永久凍土から氷漬けのマンモスも見つかっています。
冷凍保存されているなら、もしかすると現代にマンモスを復活させることも可能かもしれませんね。
実際に近畿大学などでクローン技術をつかったマンモス復活の研究も進められているそうです。
最後の難読漢字は「円匙」
ヒントは全体で4文字、「〇〇〇〇」となります。
ある道具の名前で、今でも一般的によく使われています。
最初の一文字目は「シ」です。
漢字に匙が入っていることから、さじやスプーンを想像されるかもしれませんが、食器ではありません。
形としてはスプーンに似ていますが、サイズ感がもっと大きく、土木系といえるでしょうか。
これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「円匙」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「シャベル」
です!
「円匙(シャベル)」とは、主に土や雪などを掘り起こしたり、持ち上げて移動させるための道具の名前です。
漢字表記の円匙は「えんし」とも読みます。
文字通り、食器の匙(スプーン)のような形が特徴的ですね。
シャベルとスコップの違いについては、豆知識でよく出される話題ですね。
サイズの大きいものがシャベルだとか、角ばっているのがスコップだとか、色んな説があるようです。
実は元々は同じものだったようですが、日本では明確に違うものと定義づけられています。
日本のJISによると、足をかける部分の有無で決まるそうです。
足をかける部分があるものがシャベル、ないものがスコップと呼ばれます。
足で踏みつけて、硬い地面や固まった雪を掘り起こすのがシャベルということですね。
とは言ってみたものの、どっちがどっちだったかイマイチ覚えづらいので、いざという時に披露できなさそうな豆知識でした。