今回の難読漢字は「篦棒」「破瓜」「衰弱」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「篦棒」
「篦棒」
これ、何と読むかわかりますか?
「こんぼう」と読んでしまいがちですが、不正解です!
さあ、あなたは何と読みましたか?
「篦棒」読み方のヒント!
「篦棒」は、時代劇などでよく聞く言葉です。
もちろん、現代でも使われる言葉ではあるのですが、
この言葉自体は、とあるフレーズで覚えている方が多いかも?
大ヒント!そのフレーズとは…
「てやんでえ!〇〇〇〇め!」
さて、あなたは正しく読めるでしょうか?
「篦棒」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「べらぼう」
です!
「篦棒」は、
「程度がひどいことやその様子」や「普通では考えられないほどばかばかしいこと」
を表した言葉です。
「今年の夏は、篦棒に暑い」
「日照りで野菜が篦棒に高い」
などで使われます。
また、ばかばかしいという意味から転じて、
純粋に罵りの言葉としても使われるようになりました。
「てやんでえ!べらぼうめ!」という言葉も、
「何言ってんだ!ばかやろうが!」のようなニュアンスの意味の江戸弁です。
ちなみに時代劇では「あたぼうよ!」なんて言葉を聞きます。
これは「あたりめえだ、べらぼうめ!」の略なんです!
合わせて覚えておくといいですよ。
難しい漢字ですが、覚えてしまえば簡単な「篦棒」。
ぜひこれを機に覚えてみてくださいね!
2問目はこの漢字!「破瓜」
「破瓜」って、見慣れない漢字ですよね。
「はつめ」と読んだあなたは、残念!
よく漢字を見てみてください。
「破」の次の漢字は「爪(つめ)」ではなく「瓜」という漢字ですよ。
「瓜」は、「うり」と読む漢字です。
「破」は「破る(やぶる)」という漢字ですよね。
瓜(うり)を破る(やぶる)って・・・どういう読み方なのか?
どういう意味なのかも気になりますよね。
さっそく見ていきましょう!
「破瓜」の読み方のヒントは・・・?
それでは読み方のヒントです!
「破瓜」の読み方は、ひらがなで「は〇」の2文字です。
瓜(うり)の音読みが分かれば正解するはずです。
さあ、分かりましたか?
「破瓜」の読み方の答えは・・・
正解は、「はか」でした!
瓜(うり)は音読みで「か」と読むのでした。
次に気になる「破瓜(はか)」の意味ですが、「女子の数え年で16歳のこと」を表す言葉なんですよ。
「瓜」を縦に2つに分けると「八八」に見えることから、「八」が2つで16歳というわけです。
面白いのが、八×八で「男性の64歳を表す言葉」としても使われるんです。
女性の16歳と男性の64歳というと全く違う年代なのに、同じ「破瓜(はか)」だなんて面白いですね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
最後はこの漢字!「衰弱」
「衰弱」と書いて、なんと読むか分かりますか?
衰えて弱るなんて、なんとも恐ろしい言葉です。
衰弱し、そのまま死んでしまう事を「衰弱死」なんていいます。
他にもトランプで人気の「神経衰弱」なんてカードゲームもありますね!
こちらも本当に神経を使ってしまうので、終わるころにはゲッソリしていることも。
記憶力がいい人ほど、神経衰弱がうまいといいますが、心当たりありますか?
さて、「衰弱」と書いてなんと読むでしょうか?
「衰弱」読み方のヒントは?
先ほどのカードゲーム「神経衰弱」が最大のヒントになります。
遊んだことが無いという人に、簡単に説明すると裏返したカードの場所を記憶し、記憶力と集中力をフルに使う、真剣に取り組むゲームです。
遊びの粋を軽く超えており、神経が衰弱してしまうことから神経衰弱という名前が付いたそうです。
「衰弱」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇〇」です。
さて、もうわかりましたか?
「衰弱」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「すいじゃく」
です!
一昔前はお正月などに子供が集まればトランプ・かるたが定番でしたね。
ぜひ、覚えておきましょう。