今回の難読漢字は「烏兎」「披瀝」「鬱ぐ」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「烏兎」
「烏兎」と書いて、なんと読むか分かりますか?
烏と兎で「烏兎」ですが、ちょっとなじみがない言葉かもしれません。
「烏」はよく見ると「鳥」ではありません。
「烏」は(からす)と読むのがヒントでしょうか。
さて、では「烏兎」はなんと読むでしょうか?
「烏兎」読み方のヒントは?
中国では太陽の中に烏が住んでおり、月に兎(うさぎ)が住んでいる伝説があり、太陽と月という意味があります。
他にも年月の事を指しており、月日が経つことが早い様子を「烏兎匆匆」と言ったりします。
匆匆は、(そうそう)と読み、慌て急ぐという意味です。
「烏兎匆匆」は慌ただしく、あっという間に年月が経ったという意味で使います。
烏はからすのこと、兎はうさぎのこと。
干支では兎の事を(う)といいますが、(とりう)でもありません。
「烏兎」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇」です。
もっというと「う〇」です。
想像の読み方とは逆になっているかもしれません。
「烏兎」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「うと」
です!
なんとなくイメージで(とう)のような気がしますが、正しくは(うと)です。
ぜひ、覚えておきましょう。
2問目はこの漢字!「披瀝」
「披瀝」の読み方をご存じでしょうか?
「披」は「波」という字に似ていますが、「はれき」と読むのは間違いですよ。
日常的にはあまり使わない言葉ですが、正解できる方も多いのではないでしょうか?
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「披瀝」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字
- 本心を打ち明けることをいいます
- 「思い切って心情を披瀝した」などと使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「披瀝」の読み方!正解は!?
正解は「ひれき」です。
「披瀝(ひれき)」とは心の中を包み隠さず打ち明けること。
「披瀝」はあまり使わない言葉ですが、「披」を使う熟語に「披露(ひろう)」という言葉があるため、正解できた方が多いのではないかと思います。
ちなみに「披露」は「何かを人に知らせたり発表したりする」という意味。
「披瀝」と違って「隠していたことを打ち明ける」といった意味合いはないので、区別して使いましょう。
最後はこの漢字!「鬱ぐ」
「鬱ぐ」
これ、何と読むかわかりますか?
読めるけど書けない漢字の筆頭格「鬱」を使った漢字ですが、
なにやら送りがながついていますね。
さあ、あなたは何と読みましたか?
「鬱ぐ」読み方のヒント!
「鬱ぐ」は、見た目からもわかるように、
気分が落ち込んでいる時に使われます。
「将来が心配で気分が鬱ぐ」
というような例文で使いますよ。
もちろん「うつぐ」ではありません!
さて、あなたは何と読みましたか?
「鬱ぐ」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「ふさぐ」
です!
「鬱ぐ」は、
「気分がすぐれず、憂うつな気分になる」という意味の言葉です!
実は「塞ぐ」という同音の漢字にも、同じ意味合いがあります。
ただ「塞ぐ」には「穴を塞ぐ」「人が立って道を塞ぐ」など、
何かを覆っている様子を広く表します。
対して「鬱ぐ」には、憂うつな気持ちを表す意味のみ。
「穴を鬱ぐ」「道を鬱ぐ」とは書かないので注意しましょう。
逆に感情について述べるときには「鬱ぐ」が最適。
同じ読みの漢字でも、場面によって使い分けましょう!
読めるのはもちろん、正しく使えてこそ漢字マスター。
難しい漢字ですが、書けるようになるとよりかっこいいですよ。
これを機にしっかり覚えておきましょう!