「大根」といえば、さまざまな料理に使われ、おでんやなべ物、大根サラダなど、特に和食料理に欠かせない食材です。大根をすると「大根おろし」として薬味や付け合わせにも使うことができます。今回はそんな「大根おろし」を食べることでどんな効果が期待できるか紹介させていただきます。大根おろしの効果で快適な睡眠の手助けにもなります。是非参考にしていただき、快適な睡眠をめざしていきましょう。
目次
大根の効能と効果
大根は「大根どきの医者いらず」ということわざがあり、昔から大根は、体に良いものとされています。そんな大根の効能と効果について説明させていただきます。
食物繊維
大根には食物繊維がたっぷり含まれています。食物繊維は腸内細菌の働きを助ける効果があり、お腹の調子を整えてくれます。
アミラーゼ
アミラーゼは消化酵素の一種であり、でんぷんを分解する働きがあります。主にでんぷんが多く含まれている米などの消化吸収を助ける効果があるため、アミラーゼには消化不良を解消し、胃もたれや胸やけを防いでくれる働きがあります。また胃腸の働きを活性化してくれる効果も期待できます。
「アミラーゼを多く含まれている食品」
かぶ、にんじん、かぼちゃ、ブロッコリー、パプリカ、バナナ、カリフラワー、白菜、水菜、小松菜、かぶななどがあります。
イソチオシアネート
大根には「グルコシノレート」と「ミロシナーゼ」いう成分が含まれていて、「イソチオシアネート」のもととになります。「イソチオシアネート」は、抗酸化作用や発がん性物質の毒性を抑制する働きがあります。
大根おろしのメリット
大根を料理でせずに大根おろしとして食べるとメリットがあります。そんな大根おろしのメリットを挙げてみました。
①腸内環境を整える(アミラーゼの効果が高まる)
大根に含まれているアミラーゼは熱に弱いため、そのまま食べることができる大根おろしの方が効果が高まる
②辛さがでる
大根をすりおろすことで、イソチオシアネートが生成され、大根に辛さがでるようになる
大根おろしの辛味が苦手
大根は、好きでも「大根おろし」の辛味が苦手だという方がいますが、大根おろしは、上記の図のように部位によって辛さが異なります。
①大根おろしの辛さを抑えたい方は、大根をすってから時間をおくことで辛さがやわらぐ
②大根の部位によって味や辛さが異なるので甘さある上の部分を使うことで甘味がでる
大根おろしで快適な睡眠
大根おろしで快適な睡眠を促してくれるのは、寝る前2時間~3時間前に大根おろしを食べることで胃の保護してくれる効果とカルシウムを摂ることで睡眠と覚醒のバランスをコントロールしてくれる効果が期待でできます。
まとめ
大根には、たくさんの栄養素があり、大根おろしにすることで更に効果が高まり、大根おろしの辛さが苦手な方も部位の使い方によって辛さをまろやかにすることでできます。また、寝る前に大根おろしを食べることで翌朝の胃の不快感を解消してくれる効果もあります。大根の栄養素は快眠にも効果が期待できます。是非試してみてはいかがでしょうか。