睡眠の質を上げる

体内時計を整えるのが大事だとは聞いたことがあるけど、具体的にはどうすればいいのかをちゃんと知っていますか?

「体内時計をリセットしないといけない」と漠然と理解している方は多いかと思います。そのために起きたら日光を浴びるということが有効だということは知られていますよね。

日光を浴びるだけでは不十分だとご存知ですか?

実は、日光を浴びてリセットされるのは脳内の体内時計だけ。つまり体はまだ朝が来たと理解していないのです。

今回は体に朝が来たと告げる体内時計のリセット方法について解説していきます。日光をちゃんと浴びているのにどうも体がダルくて頑張りたい時に頑張れないと感じている方は是非参考にしてください。

体内時計が乱れると何が起こるの?

壊れた時計は修理しましょう

本題に入る前に体内時計の役割について知っておきましょう。体内時計が身体でどんな働きをしているのか知らないことには始まりませんからね。

体内時計の働きはいくつもありますが、抜粋して挙げておきます。

  • 朝になると血圧と心拍数が上がる
  • 昼になると血中のヘモグロビン濃度が最大になる
  • 真夜中になると免疫機能が上がり、成長ホルモンの分泌が活発になる

私たちが活動して回復するというリズムを刻むために重要な働きをしているのが分かりますね。

つまり、体内時計が狂うと人生が狂うと言っても過言ではないのです。

大げさに聞こえるかもしれませんが、体内時計が狂ったままでいると次のようなトラブルのトリガーになりかねません。

  • がん
  • 神経変性疾患
  • 代謝疾患
  • 脳卒中
  • 心臓病
  • 肥満
  • 糖尿病

無視できないほどに深刻ですよね。

体内時計は非常に興味深い学術分野でもあり、2017年には体内時計に関する研究がノーベル賞を受賞しているんですよ。

体内時計の重要性について理解していただいた所で、肝心の体の体内時計のリセット方法について深堀りしていきましょう!

体内時計を整えるためには朝に高GI食品を食べよう

朝ごはんはマスト!

結論から言えば、朝ごはんを欠かさずに食べるようにしましょう。脳以外の臓器の体内時計のリセットには朝ごはんが有効。

特に高GI食品がおすすめ。

GIとは「グリセミック・インデックス」の略称で、血糖値の上昇指数のことです。数値が大きいほど血糖値が上がりやすくなります。

血糖値が上がるとインスリンが分泌されます。そして、山口大学時間研究所によるとインスリンが分泌されると肝臓や脂肪細胞の体内時計が調節されると報告されています。

言い換えれば、朝に高GI食品を食べないでいるとインスリンが分泌されないので、体は朝が来たと分からないままなのです。すると仕事中には眠いにのに、夜は寝たくても寝られない、だから起きたい時間には起きられないという悪循環に陥ってしまうというわけですね。

日中にモリモリ活動して、夜はグッスリ眠るという最高のサイクルを回すためにも高GI食品を朝ごはんとして食べましょう!

代表的な高GI食品は次の食品です。

  • 食パン
  • うどん
  • 白米
  • じゃがいも

どれも日常的に食べるものばかりなのでハードルが低いのは嬉しいですよね。

高GI食品を食べるなんて怖い!と思っている人へ

血糖値が上がることは悪ではありません

もしかしたら、あなたは「高GI食品って体によくないんじゃ?」と思うかもしれません。

血糖値が上がると聞くと、どうも悪いイメージを抱きがちですよね。ですが、それは勘違いです。

糖質は必要不可欠なエネルギー源。

ただ摂取しすぎて内臓脂肪として過剰に蓄えられると問題になるだけです。

これは現代の糖質に偏りがちな食生活が生んだ誤解でしょう…。

最高の睡眠は朝ごはんから!

最高の睡眠のためにも高GI食品を朝に食べよう!

最近では、午前中は排泄の時間だからという理由で朝ごはんを食べない人もいますよね。確かにそういう考えもありますが、今回は体内時計を整えるという視点で朝ごはんの重要性を解説しました。

排泄の時間を確保しないと体の中がキレイにならないと感じている方は、朝ごはんを食べてから8時間以内に夕ご飯を済ませるようにしましょう。

すると夕ご飯から朝ごはんまで16時間の空腹時間が確保され、この間に体内ではせっせと自浄作用が働いてくれますよ。

ABOUT ME
マタキ
ドラッグストアで働きながら、サイドFIREを目指してWebライティングをしているAGA(男性型脱毛症)男子。 ブログではサイドFIREを決意して2年以内に資産0から1000万を突破した経験・AGA治療に関するノウハウ・QOLや生産性を爆上げするライフハックについて公開しています。