- メンタリストのDaiGoさんがやっている瞑想法って何だろう?
- なんでDaiGoさんは瞑想を行なっているの?
上記のような疑問に答えます。
メンタリストのDaiGoさんと言えば、数年前にTVで颯爽と登場し、メンタリズムという言葉を世の中に知らしめた第一人者です。
現在ではYouTubeやニコニコ生放送、Twitterなどの発信活動に力を入れており、YouTubeのチャンネル登録者200万人以上、Twitterのフォロワーは60万人以上のインフルエンサーでもあります。
そんなDaiGoさんも日々の生活に瞑想を取り入れているようです。
結論を言えば、瞑想を取り入れたことで年収が8.1倍になったとも言っています。
今回はそんなメンタリストDaiGoさんがどのような瞑想法を取り入れているのか?から、瞑想を行う目的や効果までを解説します。
最後までじっくりと読んでみてください。
目次
メンタリストDaiGOが瞑想を行う目的
- 脳を鍛える
- ストレスを操る
- 集中力を上げる
- 相手を理解する
DaiGOさんが瞑想を行う目的としては上記の通りです。
それぞれどのようなことなのかを解説していきます。
①脳を鍛える
DaiGOさんは瞑想を額(ひたい)の真裏にある脳の前頭葉を効果的に鍛えるトレーニングとして捉えています。
前頭葉は理性の脳と言われ、意志力や集中力を生み出し、自己コントロールを維持するという役割を持っている場所です。
人間の脳は変化を嫌うとされています。なぜなら、人間の脳はどんな変化も一定の感覚で保たせようとする機能を持っているからです。
そのため、前頭葉を鍛えることで変化に対する自己コントロールをつけるために瞑想を行なっています。
②ストレスを操る
DaiGoさんは瞑想を行うことでストレスを操ることを目的としています。
先述したように、瞑想によって前頭葉を鍛えることができます。そのため、瞑想を続けることで感情や不安もコントロールすることを目的としています。
感情や不安などの精神的な部分は脳と密接に関係しているため、瞑想によって脳を鍛えることはイコールストレスを操ることに繋がってくるからです。
③集中力を上げる
DaiGoさんは集中力を上げることも目的に瞑想を行なっています。
瞑想によって前頭葉にある「ウィルパワー」を枯渇させないことで、一日中の集中力を持続させているのです。
「集中力は生まれつきの資質ではなく、トレーニングで鍛えられる」と考えており、そのトレーニングとして瞑想を推奨しています。
④相手を理解する
DaiGoさんは瞑想によって相手を理解することも目的にしています。
相手を理解するということは、相手の心を理解するということです。
「DaiGoさんはメンタリストだから自分には関係ないのでは?」と感じるかもしれませんが、相手を理解するというのは自分の日常生活おいても大事になってきます。
なぜなら、相手の悩みに共感し理解ができるようになるからです。
例えば、仕事の目的は「相手の悩みを解決する」というものです。お腹が空いた人に美味しい食事を提供するレストラン、楽しみたいという人にお笑いを提供する芸人さんなど、何かしら相手がこうしたいというものを解決するようになっています。
そのためには相手を理解しなければいけません。
瞑想を取り入れることによって相手の悩みに共感し理解ができるようにすることを目的にしています。
DaiGOが行なっている瞑想法
- マインドフルネス瞑想
- 歩行瞑想
- 慈悲の瞑想
それでは実際にメンタリストのDaiGoさんが行なっている瞑想法を紹介します。
世の中には多くの瞑想法があり、DaiGoさんも多くの瞑想法を取り入れていますが、主な瞑想法として上記の3つを紹介します。
①マインドフルネス瞑想
スティーブ・ジョブズや多くのアメリカの大企業が取り入れていて、一般にも広まっているのがマインドフルネス瞑想です。
マインドフルネス瞑想は”今ここ”に集中する瞑想法で、自分が今どんなことを考えているのか?感じているのか?を気付くことを目的にしています。
具体的には足を組んで姿勢を正して座ります。そして目を閉じて自分の呼吸に集中します。続けているといろいろな考えや思いが頭の中に出てきますが、そのような考えが出てきたら、再び呼吸に集中します。
最初はなかなかうまくいかないかもしれませんが、DaiGoさんは呼吸の回数を数えることを推奨しています。
息を吸って吐いたら1、吸って吐いたら2という感じです。21まで数えたら、また0から戻るというのがDaiGoさんの方法です。
②歩行瞑想
歩行瞑想はその名の通り、歩くことに集中することを目的とした瞑想法です。
歩行瞑想は日常の散歩などにも取り入れやすく、何より座って行う瞑想とは違うため、座り続けるのが苦痛だという方でも始めやすいというのが利点です。
方法は歩いている時に足の裏の感覚に意識を集中させます。「右足がついた、離れた、左足がついた、離れた」といったものです。
足の裏の感覚に集中して歩くことを20分ほど続けることで効果が出てきます。
歩行瞑想は2000年以上の歴史があるとされていて、その効果も科学的に証明されています。
また、DaiGoさんは歩行瞑想を取り入れた結果、年収が8.1倍にまで上がったそうです。
③慈悲の瞑想
慈悲の瞑想は1日10分の瞑想を7週間行うとメンタルが改善していく瞑想法です。
方法はリラックスして椅子や床に座り、意識を身体に向けます。目を閉じると身体の重みを感じ、マントラと言われる言葉を唱えます。
マントラはYouTubeなどに多く上がっていますので、再生回数の多いものなど人気のものを聞いてマネして唱えてみてください。
そして、10分間マントラを唱えることを繰り返して、自分の発するマントラに集中します。
DaiGOが行なっている瞑想の効果
- メタ認知能力が鍛えられる
- 注意力が向上する
- 集中力が向上する
- メンタルが強くなる
- 共感能力が鍛えられる
最後にDaiGOさんが行なっている瞑想でどんな効果があるのかをまとめていきます。
主な効果は上記の通りです。それぞれ解説していきます。
①メタ認知能力が鍛えられる
瞑想は1回2回ですぐに効果が出るような即効性のあるものではありません。
継続していくことで徐々に変化が出てきて効果を実感できるようになります。
そのため、2〜3ヶ月ほど瞑想を続けていくと、脳の自己認識領域(自分を客観的に見る領域)が増強されてきます。
自己認識領域はメタ認知能力(自分を客観的に見る能力)に関係する場所で、先述したマインドフルネス瞑想を行うことで鍛えることができます。
メタ認知能力を鍛えると、頭が真っ白になってしまい集中できない、人に言われた言葉が気になってイライラしてしまうなどが、なくなるので精神的に楽に生きていくことができます。
②注意力が向上する
瞑想によって注意力向上も見込めます。
なぜなら、先述したマインドフルネス瞑想は、自分の呼吸への集中力をコントロールすることが目的だからです。
そのため、日常で他のものに注意が逸れても自分で戻すことがコントロールでき、マインドフルネス瞑想の他にも歩行瞑想でも同じような効果が期待できます。
歩行瞑想では、右足、左足と交互に上げ下げし、進んでいくので必然的に注意を右足、左足にコントロールしなければならない瞑想です。
部屋の中をゆっくり5歩ほど歩いて折り返すなどでも効果があるとしています。
③集中力が向上する
瞑想によって集中力も向上します。
なぜなら、短期記憶とワーキングメモリーの向上が見込めるからです。
短期記憶やワーキングメモリーは集中力に大切なものとされています。
DaiGoさんが紹介している実験ではアメリカで48名の男女に1日45分間のマインドフルネス瞑想を2週間続けたところ、試験の結果が上がったとされています。
加えて、他の研究では1日20分のマインドフルネス瞑想を週4回行なっただけでも、集中力は50%アップしたとしています。
集中力の向上をしたいようでしたら、行なってみると良いでしょう。
④メンタルが強くなる
メンタルが強くなることも瞑想の効果によって明らかになっています。
アメリカのマイアミ大学で行われた100人のフットボールプレイヤーを集めて、マインドフルネス を4週間行なった実験によると、4週間で9時間くらいの瞑想を真面目に行なったグループは注意力が高まっていたという実験結果が出ました。
そのため、大事な試験で見落としのミスをしてしまう、本番のプレッシャーに弱い人などは瞑想を行うことで注意力が高まり、ミスが減り、メンタルが強くなるということがわかりました。
1日10〜20分の瞑想を行なっていくだけで、タフなメンタルは手に入れることができるとしています。
⑤共感能力が鍛えられる
瞑想は自分や相手の考えていることや感情をありのままに理解する共感能力が鍛えられるとされています。
なぜなら、瞑想を行うことで自分の感情に気づくことができるからです。自分の感情に気づくと、どのような時に自分がそのような感情なのかがわかります。
そのため、相手がイライラしている時や悲しんでいる時なども、感情を理解できるようになります。
また、20分の瞑想を習慣化すると共感能力が高まり、相手の心が読める、人に優しくなれるといった研究結果が出ています。
チームで仕事を進めていかなければいけない人などは、瞑想を取り入れることで共感能力を鍛えると仕事が円滑に進むかもしれません。
瞑想の効果については厚生労働省が提供するeJIMにおいても紹介されています。より詳しく知りたい方はご参照ください。
参考:厚生労働省『「統合医療」に係る情報発信等推進事業』瞑想
DaiGOと瞑想についてまとめ
- 瞑想を行う目的1:脳を鍛える
- 瞑想を行う目的2:ストレスを操る
- 瞑想を行う目的3:集中力を上げる
- 瞑想を行う目的4:相手を理解する
- 瞑想法1:マインドフルネス瞑想
- 瞑想法2:歩行瞑想
- 瞑想法3:慈悲の瞑想
- 効果1:メタ認知能力が鍛えられる
- 効果2:注意力が向上する
- 効果3:集中力が向上する
- 効果4:メンタルが強くなる
- 効果5:共感能力が鍛えられる
本記事をまとめると上記の通りです。
DaiGOさんは闇雲に瞑想を薦めているわけではなく、科学的根拠に基づいたものを実際に紹介しています。
さらに、ご自身でも実践されているので信ぴょう性も上がっています。
DaiGOさんの著書の中でも瞑想について多く取り上げられていますので、気になる方はお手に取ってみてください。
そして、日常に瞑想を取り入れてみてください。